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 グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

神川監督はグルージャ盛岡で何を見せてくれるのか?

 グルージャ宮古市釜石市での一次キャンプを怪我人もなく無事に終え、昨日、今日はOFFを取ったようです。一次キャンプはチーム内でのコミュニケーションに重点を置いていたようで、本格的なトレーニングは二次キャンプ(茨城県龍ヶ崎市)からになるようです。選手のブログやツイッターからは、既存選手と新加入選手との交流が見て取れ、微笑ましい限りです。

 そんな中、「何かいいネタ無いかな」と会社帰りにスマートフォンをいじっていたところ………………ありました。困ったときのネタはいつもこの人、神川監督です。

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 今回はサッカーキングのインタビュー記事です。インタビューの内容から、インタビュー時期は12月末と思われます。相変わらずサービス精神旺盛で、重要なことしか語っていないのでかなりの量になりますが、いくつかそのまま引用します。いつもの三原則と人間形成重視の話は省きます。朱書き下線は私が付けています。

――(プロ監督への就職活動を)具体的にいつ頃から始めたのでしょうか?

神川 2014年から始めていましたけど、本格的に動きだしたのは2015年5月に仲介人と契約してからです。その仲介人がユニバの期間中に各クラブに僕の情報を送ってくださり、最終的には3つのクラブからお話をいただきました。ちなみにグルージャとは、2014年10月に僕が盛岡で講演して、そこで関係者の方々と知り合って、縁があったんです。

  やはりグルージャ以外からもオファーは複数あったとのこと。その中からグルージャを選んで頂いたのですから、ありがたやありがたや。

――試合はご覧になりましたか?

神川 生で2試合見ました。昨シーズン苦しんだ理由がわかったというか。多くの選手を起用していろいろなポジションでチャレンジさせていた印象です。

  2試合で全て見切ったということでしょうか。国体の呪縛に囚われ、自分たち自身を見失うような轍は、私は踏まないぞ、と。

――これからチーム作りにおいて、どういう指導を実施していくのでしょうか?

神川 まずは明治で徹底していた運動量、球際、切り替えの“三原則”を浸透させます。それと昨シーズン盛岡はフェアプレー賞を受賞しているので、そこは継続してフェアにハードに戦えるチームを作っていきたいなと。おそらく守備をする時間が長くなると思うので、そこは割り切って守れるチームにしたいとも思っています。また、昨シーズンは長いボールが多い印象があったので、もう少し勇気を持ってGKからつないで11人でボールを動かしてゴールに迫る攻撃を作りあげていきたいですね。

  2015シーズンは2014シーズンより長いボールは減っていた気がしますが、神川監督は出来る限りポゼッションを重視するようです。

――中長期の目標はありますか?

神川 まず国体で優勝して、岩手県民、盛岡市民のハートをつかみたい。それとピッチ外の振る舞いも意識していきたいですね。選手もスタッフも育成組織も、Jクラブにふさわしい振る舞いをして、皆さんに受け入れていただけるようにしたいと思っています。1年目はそういうシーズンにしたいなと。2年目はJ2に上がれるぐらいの順位につけて、行政も動いてくれるまでにしていきたいですね。順位が良ければ、J2クラブライセンスの取得に向けた具体的な動きが否が応でも始まると思うんですよ。そしてできれば4年目にJ2ライセンスを取得してチャレンジできる体制を整えられればなと

  当然のことですがグルージャを取り巻く現状については、正しく把握されているようです。最大の注目は、神川監督の口から「4年目にJ2ライセンスを取得して」という具体的な中長期目標の言葉が出たことでしょう。

――補強など強化の部分はどの程度関わっているのでしょうか(2015年12月下旬に取材)?

神川 昨シーズンは登録メンバーが32名でしたが、そこから誰が退団するかなどは僕は口出しできないので、クラブの方で進めていました。それで残った15名のリストを見せていただき、今補強を進めているところです。希望として25人体制と伝えているので、そこから10人獲得する必要がありました。そこからまた多少の入れ替えがありながら、僕からもいろいろなリクエストを出させていただき、MIOびわこ滋賀の安楽健太や、Y.S.C.C.横浜の梅内和磨などの加入が決まりました。彼らは僕のリクエストに近い選手たちですね。

  退団選手は全て強化部が決めたようです。「残った15名」とありますので、再契約の3選手を除く15選手の残留は、12月時点である程度決まっていたのでしょうか。安楽選手、梅内選手などは、神川監督のリクエストが通った補強だったようです。

――改めて盛岡のファン、サポーターにどんなサッカーを見せてくれるか、教えてください。

神川 ひたむきに戦うチームを作ります。必死に戦って、必死に走って、アップダウンも激しい、そんなチームを目指します。J3の試合を見て特に気になったのは、ラインを上げないで守備がずるずる下がるところや、ボールに全然いかないところ。そういうところをまず修正していきます。

 

――それができているチームはありましたか?

神川 J2に昇格したレノファ山口ですね。グルージャに4-1で勝った試合を見ました。あそこまで攻撃的なチームは作れないと思いますけど、とてもいい参考になります

 割り切って守る局面はあっても、ずるずる下がる守備はしない、と。2015シーズンのグルージャにおいて、私が特に気になった点なので、これは心強い表明です。またレノファ山口を参考にするというのは、戦術的に新しい何かが始まる予感もします。

 

 神川監督は常に具体的で歯切れが良いコメントなので、インタビュー記事の文字を追っているだけで気持ちが良くなりますね。

 さて今回の目玉コメント「4年目でJ2ライセンス」についてですが、これの意味するところは、「J2ライセンス取得の最大のネックであるJ2基準のスタジアム(10,000人以上収容)に、4年目には目途が立っている」ということです。盛岡南公園を改修するのか、全く新しいスタジアム建設となるのかはわかりませんが、いずれにせよかなり大きな費用となるだけに、行政の協力は必須です。で、その協力を得るために「いわて国体優勝」、「リーグ戦上位進出」がある訳です。当然ホーム観客数も、倍増以上にしなければなりません。現状の観客数1試合平均1,200~1,300人程度では、J2昇格などお笑い草でしょう。

 私はこの記事を読んで、もっとグルージャを盛り上げていかなければ、という気持ちになりました。神川監督がこれほど本気で取り組んでくれるのですから、サポーターもそれに応える義務があります。時間的猶予はありません。未来は今です。

 グルージャサポーターの皆さんも、この記事を読んでそれぞれに何かを感じ取って頂けたらと思います。サッカーキングさん、良いインタビュー記事でした。ありがとうございました。