グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

第4次キャンプ4日目トレーニングマッチ VSつくばFC

 私は2016シーズングルージャ盛岡トップチームを、昨日のつくばFCとのトレーニングマッチ(30分×3本)にて、初めて肉眼で確認することに成功しました。ひとまず満足であります。

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(↑写真は笹木 (@g_miyo08) | Twitterより。笹木さんいつもありがとうございます。)

(結果は公式FBより)

【四次キャンプ】
本日2/27(土)に行われましたトレーニングマッチの結果をお知らせいたします。

vsつくばFC(30分×3本)

1本目 2-1(得点者:梅内、土井(良))

GK:土井(康)
DF:鈴木 畑本 久保 安楽
MF:牛之濵 森 垣根 谷村
FW:梅内 土井(良)

2本目 0-0

GK:横山
DF:飯山 小林 土館 豊嶋
MF:高瀬 益子 齋藤 高橋
FW:谷口 工藤

3本目 3-0(得点者:小林、谷口×2)

GK:横山
DF:飯山 小林 久保 豊嶋
MF:高瀬 土館 齋藤 高橋
FW:谷口 工藤

(↑よく見たら公式の3本目GK間違ってます。3本目は土井秀徒選手です。)

 

 以下その感想を書いていきますが、その前に少し長くなりますが、このブログのスタンスをお断りしておきたいと思います。

 世の中には、トレーニングマッチ(以下TRM)は公開しても、メディアにはベールに包み(せいぜいスコアのみ公開)、「TRMの静止画、動画の撮影は一切ご遠慮下さい」とか「TRMの試合内容に関してはソーシャルメディアなどでの発信はご遠慮下さい」とか、オフィシャルウェブサイトでご丁寧にお断りしているプロのフットボールクラブもあるようなのですが、私は以前から非常に違和感を抱いておりました。そんなに情報が漏れるのが嫌なら、スケジュールも非公表にして練習も非公開にすれば良いだけの話です(リーグ公式戦も、ホームは全て非公開の無観客試合でメディアをシャットアウトすれば、優勝する確率も上がるかもしれません)。そもそも本当にプロが忙しい最中、素人が発信するソーシャルメディア情報に目を光らせているものなのでしょうか。

 そんなにもったいつけたところで、公式戦の勝敗にどれだけの影響があるのでしょうか。もし私がクラブのスタッフで、他クラブのTRM情報がかなり公式戦勝敗に影響すると考えるなら、クラブのスカウティング担当を公開TRMに派遣するだけのことです。

 考え方次第ですし、どこまで公開するかという程度の問題もありますが(もちろん非公開練習もあってしかるべきだと思います)、私はTRM等の選手のトレーニング情報もある程度公開するのが、サポーターに対するサービスだと考えております。公開することによりサポーターの満足度が増し、より多くのサポーターを獲得することに繋がるので、そういった情報公開は長期的に見ればクラブへの利益のほうが大きいと考えております。

 幸いにしてグルージャ盛岡は上記のような料簡の狭いことは謳っておらず、公式ウェブサイトで出場メンバー、得点者も発表している位なので(フォーメーションも見え見えでしょう)、私は堂々とレポートさせて頂きます。反論ある方はこちらにお願いします。公式から「止めてくれ」と言われれば今後は止めますが。

 すっきりしたところで、TRMの感想に移ります。まず昨日のTRMの位置づけから。

 相手のつくばFC関東サッカーリーグ1部(地域リーグ)に所属しているクラブで、2015シーズンはリーグ3位の成績でした。恐らく明治大学のガチメンバーよりは実力は劣ると思われます。また、TRMに来たつくばFCの選手数が少なかったため、3本全てに出場した選手もいたはずです(恐らく45分/本でなく、30分/本となったのは、つくばFC側の申し入れと推測します)。5-1というスコアも、その辺りを考慮して評価する必要があります。

 全体の印象としては、グルージャにとって良い試合内容だったとは言えないでしょう。噂通り、ショートパス主体の繋ぐサッカーをやろうとしていましたが、センターラインを越えると相手の網にかかり、前を向いた状態で相手ゴール前にたどり着くことが中々出来ません。つくばFCには申し訳ないのですが、このレベルの相手にこの程度のパス成功率では、J3では先が思いやられます。このスタイルがある程度の形になるには、もう少し時間がかかるのではないでしょうか。今季前半はサポーターも忍耐を強いられることを、今から覚悟する必要があります。私は5連敗でも10連敗でも覚悟しております。

 グルージャの出場選手ですが、1本目のメンバーが現時点におけるスタメンに近いメンバーだと、素直に受け取って構わないと私は思います。松田選手、守田選手が出場していませんが、昨日は姿を確認出来ませんでした。何らかの事情で来ていなかったのかもしれません。井上選手は試合には出場せず、軽いランニングの別メニューを行っていました。

 以下、何人か選手の印象を。

 私が最も印象に残った選手は牛之濱選手です。実際の姿を初めて見ましたが、トラップ、パス、ドリブルの基本技術、俊敏性、走力(30分しか見てませんが)に優れており、「洗練」という形容詞を使いたくなるような選手です。間違いなく今後のグルージャの中核となる選手でしょう。(2/28 17:00 タイムリーな記事を追加↓)

 鈴木選手は堂々と普通にやれていました。明治大学時代はたまたま室屋選手の陰に隠れていただけで、モノが違うのかもしれません。

 久保選手はフィジカルが強く、足元もそつなくこなしていましたが、判断が遅れる場面があり、痛い目も含めて経験を積んでいくしか無いのでしょう。やはりCBは今後も不安要素です。

 谷村選手のSHも一応やれているようでしたが、もう少し見てみたい。ボールを持たせればドリブルは出来ますし、左足の精度は疑うべくもないのですが。

 2本目以降のメンバーでは、工藤選手が良かったと思います。ボールを保持してためも作れていましたし、小林選手のゴールは工藤選手のCKからでした。谷口選手のゴールも、工藤選手からのパスだったと思います(間違っていたらすいません)。

 私の感想はこんなところですが、やっぱり贔屓のチームを見て「あれが良かった」「あれがダメだった」「今季はどうなる」などと酒の肴にするのは楽しいですよね。可能な限り、このような情報もサポーター同士で分かち合うべきだと思います。この程度の情報が公式戦に影響するとは思えませんが、仮に影響するのならそのチームが弱いというだけだと思います。

 J3開幕まであと2週間ですが、開幕までに少しでもグルージャのサッカーが前進することを願っております。