グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第6節 グルージャ盛岡 vs ブラウブリッツ秋田

 前節の観客数の少なさに業を煮やし、予定を急遽変更していわスタに行ってまいりましたが…。

 試合結果の前に観客数の件から。入りませんね~、ゴールも入りませんが、観客も入りません。あれだけ天候も晴れて、岩手日報様のご協力で500円入場キャンペーンを行っても1,076人ですか…。チームの勝敗より、よほどこちらのほうが深刻では無いでしょうか。これで今季の目標であった1試合平均2,000人は、ほぼ絶望的な数字であることが分かりました。抜本的な対策が必要でしょう。

 

  試合のほうは皆さんご存知の通り、またしても初勝利はお預けとなりました。絶好調のブラウブリッツに対してよくやったと言うべきか、評価が難しい試合ではありました。

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 前半は殆どブラウブリッツのペース。5分に前山選手のボール奪取から久富選手がシュートするも土井康選手がファインセーブ。高い位置からプレスを掛けられてグルージャはなかなかボールを繋げられず、やっとのことでアタッキングサードに辿り着いても、シュートを打たせてもらえません。前半は0-2になっていてもおかしくないくらい、ボコボコにされました。

 後半に入っても流れは変わらず、51分には呉選手に左からドリブル突破から前山選手にシュートされるも、ぎりぎり枠を外れます。しかし56分、呉選手のクロスから逆サイドの浦島選手にフリーでシュートされ、遂にゴールを許してしまいました。

 しかしこの後、急に試合がグルージャのペースになり、良い形でボールが廻るようになりました。68分、林選手のCKから畑本選手のヘディング、ブロックされたこぼれ球を更に梅内選手がヘディングし、遂にブラウブリッツのゴールをこじ開けました。ここからはグルージャの押せ押せ。72分、垣根選手のCKにファーで久保選手がヘッドで折り返し畑本選手が枠に蹴りこみますが、相手選手がブロック。78分には梅内選手から良い縦パスが入り、スペースに抜けた谷村選手がシュートするも、ぎりぎりで枠に入らず。結局1-1で試合終了。

 前半は勝つ匂いが全くしなかったので、後半良く盛り返したと言えますが、単にブラウブリッツが後半に息切れしただけのような気もします。前半のように強烈なプレスを掛けられた時でも受け流して、もう少しこちらのペースに持ってくる組立が出来るようになって欲しいところです。今回の収穫は、今季初めて先制されてから追いついたことでしょうか。

 グルージャのマンオブマッチは梅内選手でしょう。得点したシュートも気持ちが溢れ出たようなものでしたし、決定機に繋がる良いパスも何本か決めてました。

   心配なのは鈴木選手。序盤に相手との接触で腹部を強打(軽く吐いてました)。何とか復帰するも、終了間際にまた相手との接触で、今度は脳震盪で交代を余儀無くされ、踏んだり蹴ったりの一日でした。大きな怪我で無いことを祈ります。

 チームが前進する一歩一歩が本当に少しづつなので、サポーターの我慢も非常に難しいところがありますが、簡単に手に入らない勝利だからこそ、手に入ったときの感動も大きなものになるはずです。「底」からで無ければ、這い上がって行く楽しみは味わえません。この苦境もポジティブに楽しんでいきましょう。