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 グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第9節 栃木SC vs グルージャ盛岡

 一昨日の日曜日はJ3リーグ第9節の栃木SCvsグルージャ盛岡が、栃木県グリーンスタジアムで行われました。結果は1-1のドロー。グルージャの今季初勝利はまたも持越しとなりました。しかし、何故か今節は私は明るい気分になることが出来ました。

 

 それはグリーンスタジアムの素晴らしい雰囲気に加え、グルージャの選手達の頑張りに、グルージャの明るい未来を見ることが出来たからだと思います。前節の鹿児島ユナイテッド戦も決して内容が悪かった訳ではなく、チームは明らかに上向いていることが見て取れましたが、今節で私は確信を深めました。このチームは強くなっていますし、間違いなく今後更に強くなります。毎回言っている気もしますが、私の中に若干の疑念があったことも否めません。しかし栃木SC戦を観戦した今となっては、もう明るい未来しか見えない位です。グルージャ、バンザ~イ!ってまだ早いか。

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 試合を振り返る前にグリスタの素晴らしさを語らせて下さい。グリスタでの観戦は初めてだったのですが、ま~素晴らしかった。まず目に入る緑、緑、緑。緑が美しいスタジアム。ピッチが近い観客席。ピッチに入って確認はしていませんが、状態の良さげな芝。3か所の出入口を横断する道路に並ぶ充実したスタジアムグルメ。そして何といっても、多数の親切なボランティアと熱を持ったサポーター。これでこそ貴重な休日、交通費を使って、フットボール観戦をしに来たかいがあると言うもの。栃木SCの関係者の皆さん、ありがとうございます。グルージャのホームも、グリスタの素晴らしい雰囲気に近づけるよう、いちサポーターとして頑張ります!

 で、試合の振り返り。

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 栃木SCグルージャ共に前節と全く同じスタメン。私のスタメン予想全員当たった。

 序盤は栃木のペース。最初のシュートは栃木。開始2分、山本選手のクロスから大石選手がヘディングもボールはゴール上へ。

 8分、山形選手のCKから広瀬選手がヘディングもGK土井選手がナイスセーブ。今日も土井選手は頼もしい。

 13分、GKを上形選手が頭で落として、大石選手がループ気味のミドルシュート。ゴール上に逸れましたが、やはり大石選手には常に得点の匂いがします。

 23分、古谷津選手のミドルシュートを土井選手がセーブ。

 グルージャは前から積極的にプレスしてきた栃木に押される展開。この日の主審のファールを取らないジャッジに慣れるまでに時間が掛かってしまったことも、押された要因の一つでしょう(因みにこの試合の主審を務めた宇田氏は、昨季のJリーグ主審の中で最もファールを取らない主審でした)。

 20分を過ぎると、齋藤選手を中心に徐々にグルージャが攻撃する時間帯も増えていきました。

 34分、その数分前の自陣での接触プレー(恐らく土井康平選手との接触)での負傷により、森選手が自ら交替を申し出て、谷村選手と交替。谷村選手がCFに入って、梅内選手が左SH、守田選手が左SBに入りました。予期せぬ交替枠1枚使用は、グルージャにとって嫌な流れです。

 40分、栃木の攻撃。菅選手のクロスが、なぜかグルージャDF陣をするすると抜けて、大石選手のところまで流れてしまいました。大石選手も「あれっ、ボール来ちゃった!」という感じで急いで左足を合わせに行ったら、ナイスなループシュートになってしまいました。哀れ、ボールは土井康平選手の上を抜けてゴールネットへ…無念。また今年も大石選手に得点献上です。1-0。大石選手はもういいって。

 前半ADT、鈴木選手のクロスから谷口選手がヘッドも枠を捉えず。

 いつもの如く、グルージャにも確実に何度もチャンスは来ているのですが、決めきれません。

 69分、牛之濱瀬選手のスルーパスに、右から上がってきた鈴木選手が合わせシュート。GK吉満選手がブロック。

 しかし72分、遂にやってきましたグルージャのゴール。左から齋藤選手がドリブルで粘ってマイナスのシンプルなクロス。谷口選手がきれいにニアから合わせてゴール。1-1。さすが谷口選手、これがCFってもんでしょ。もうゴール量産を期待して良いのでは。

 83分、イエローを1枚貰ってしまい、疲れの見えた牛之濱選手が林選手と交替。林選手がそのまま右SHに。

 87分、右サイドで上下のダッシュを繰り返し奮闘を続けていた鈴木選手が、遂に足を攣り走れない状態になってしまい、井上選手と交替。鈴木選手は全力を使い果たし、痙攣のためロボット系の歩きで退場。この場面、かなり面白アクションだったような気がしましたが私は笑いを忘れ、感動のあまり熱いものがこみ上げてくるのを抑えることが出来ませんでした。

 これで井上選手が左SBに入って、右SBには守田選手。守田選手はこの試合で、左SH→左SB→右SBと3ポジションを渡り歩く格好となり、守田選手のユーティリティが非常に活きた試合になりました。

 86分、廣瀬選手のミドルシュートグルージャゴールをかすめます。

 89分、山形選手のクロスに途中出場の西谷選手がシュート性のヘディング、同じく途中出場の西澤選手が飛び込むもボールに届かず、ボールはゴール右に逸れました。

 後半はお互いふらふらになりながらのカウンター合戦になりましたが、お互いに決めきれず1-1で試合終了。

 この試合のMVPは、前節に続きゴールを決めた谷口選手と言いたいところですが、谷口選手のMVPは次節に取っておいて、今節は鈴木選手を推したいと思います。守備も攻撃も、今季一番の素晴らしい出来だったのでは無いでしょうか。あそこまで走れば途中交替も納得…、というかよく87分も持ったものです。他の選手はあの頑張りを見習わなければいけません。大卒1年目、プロ公式戦数試合でここまでのレベルに来たということは、鈴木選手は今後相当期待して良いのではないでしょうか。

  谷口選手の得点をアシストした齋藤選手も、相変わらず素晴らしい出来でした。もう彼無くして、グルージャの攻撃は無いと言える位です。

 試合全体を見ると、ポゼッションこそ栃木が上回っていましたが、ペースはグルージャが握っていた時間が多かったように感じました。後半には良い意味での泥臭い球際も見られましたし、引き分けとはいえ、選手たちは胸を張って良い内容だったと私は思います。栃木SCサポーターにも「このチームが最下位?」という驚きは与えられたのではないでしょうか。

 

 しかしチームは勝っていないのに褒めるばかりもどうかと思うので、多少のお小言も供えましょう。

 まず谷村選手。予期していない形での途中出場とは言え、ここで何かを見せなくては永遠にスタメンのチャンスは戻って来ません。私には全く物足りない内容でした。この試合では特に鈴木選手、谷口選手の鬼気迫る闘志を感じたので、余計に谷村選手に物足りなさを感じました。

 それから林選手。林選手の出場時間は10分程度でしたが、林選手ほどのスキルの持ち主なら、10分間でも最低一回は何らかの仕事が出来るはずです。栃木SCも交替した選手以外はへろへろだったので、途中出場した林選手なら直接得点には結びつかなくても、観客に「おっ!」と思わせるようなプレーは出来たでしょう。このままではスタメンは斎藤選手に奪われたままです。林選手はこんなものでは無い!頑張りましょう。

 井上選手は出場時間は6分程度だったと思いますが、井上選手のSBには冷や冷やしました。これは井上選手が悪い訳ではなく、どう見てもSB適正はあまり無いであろう選手しかベンチに用意出来ていない、監督と強化部が悪い。対人守備面と残り時間を考えれば、この日ベンチにいなかった選手に、より適任の選手がいたのでは無いでしょうか。控え選手を増やして遠征を行うことは、その分クラブの出費にもなりますが、この日のように怪我による退場者が相次ぐ最悪の展開も考えた上での布陣で試合に挑むべきでは、と思います。

 この試合では、守田選手も相手選手に頭を強打してうずくまる場面があったので、その瞬間はぞっとしましたね。何事も無かったので良かったのですが、守備が出来てユーティリティがある主力選手が、森選手に続き守田選手まで抜けてしまったら、せっかく試合内容が上向きになってきたグルージャに、かなり水を差すことになります。今の陣容のままで本当に夏場を乗り切れるのか、選手層の薄さに若干の不安を感じたのも事実です。 

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 さて次節はホームのいわスタで、下位争いのライバル(ごめんね)Y.S.C.C.横浜との対戦です。負けられません。ホームでは勝たなくてはいけません。

 いよいよグルージャにも勝ちオーラが出てきたので、次節こそはグルージャの今季初勝利を目撃するチャンスですよ。皆さん、歓喜の瞬間を目撃しましょう。

 また次節は前園氏、戸田氏、福西氏をはじめ日本代表経験のある著名人が参加する『パルコホームpresents 2016Jドリームスペシャルマッチ』も予定されております。観客数の少なさに悩むグルージャには、絶好の観客数ドーピングイベントです。これで観客数が伸びなければ、どうしようもないですよ。メインスポンサー様に恥をかかせないで下さい。

 何回も言いますが、グルージャはここから上がっていく道しかあり得ません。今からでも遅くは無いので、ぜひグルージャに乗っかって楽しい週末を過ごしましょう。