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 グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第12節 福島ユナイテッドFC vs グルージャ盛岡

マッチレビュー グルージャ盛岡 福島ユナイテッドFC

 完敗でした。朝日新聞掲載の最新の神川監督コラムでは、「残り試合は全て勝ち点を取る」宣言してましたが、初っ端からその野望は崩れ去りました。

 YS横浜戦で今季初勝利、続く富山戦もドローに持ち込み、良い流れを今節で加速させたかったのですが、なかなかうまくいきませんね。最近のグルージャの試合の中では、最も良くない内容の試合だったのではないでしょうか。

 

 気が重いですが、反省しないことには前に進めません。完敗だった福島ユナイテッド戦を振り返ります。

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  スタメンはグルージャは前節と同じ。今回はアウェイにも関わらず、控え選手を「7人」連れてきました。福島は左SBに茂木選手、トップ下に鴨志田選手を入れてきました。

 試合開始早々、いきなり金選手がGKと1対1の大チャンスになりますが、何とか良い形のシュートは防ぎました。福島は序盤から積極的に前からボールを奪いに来て、主導権を握ります。グルージャは福島の素早い寄せと激しい球際に、なかなか自分たちのペースにさせてもらえません。

 32分、左サイドからの茂木選手のクロスに、右から飛び込んできた樋口選手の右足が伸び、ボールはゴール右隅に決まってしまいます。樋口選手には守田選手がマークに付いていましたが、良い形で樋口選手に触らせてしまいました。あれは守田選手に何とかして欲しかった。ゴール前中央のスペースを利用された失点ですが、畑本選手のポジショニングもあれで良かったのか…。

 34分、最初の失点から間もなく、またもグルージャはサイドから崩されます。鴨志田選手から右サイドの石堂選手にパス、石堂選手のクロスに樋口選手がヘディングでゴール右に決めてしまいました。この時、樋口選手に付いていたのは林選手と鈴木選手でしたが、樋口選手に万全の形でヘディングさせてしまいました。1失点目も酷かったが、この2失点目は特に酷かった。鴨志田選手にボールを奪われたところから、全てが後手に廻り、守備人数は揃っているものの全く機能していない状態。「今まで高い授業料を払って、何を学習してきたんだ!」と言いたくなる集中を欠いた緩慢なプレーぶりでした。

 サイドで完敗の状況に、神川監督が動きました。ハーフタイム、鈴木選手と守田選手をベンチに下げ、森選手と齋藤選手を同時に投入。これにより右SB牛之濱選手、左SB森選手、ボランチ齋藤選手、益子選手、トップ下林選手、右SH梅内選手というかなり大がかりなフォーメーション変更になりました。

 この采配が当たったのか54分、グルージャの得点が生まれます。谷口選手が右サイドに流れたところから中央の牛之濱選手へパス。牛之濱選手から縦の浮き球で林選手にパス。林選手が前を向き左へ流したところに森選手がスライディングシュート。これはGKに弾かれますが、そのこぼれをダイレクトに牛之濱選手がシュートしてゴール。これはグルージャらしい、人数を掛けた速くて勢いのある攻撃でした。

 福島ユナイテッドの息切れもあり、後半はかなり押し気味になりましたが、なかなかシュートを打たせてもらえません。87分にはCK時の遅延行為により、橋本選手が2枚目のイエローで退場。数的優位を利用し追いつきたかったのですが…。

 アディショナルタイム、途中出場の星選手の目が覚めるようなミドルシュートグルージャゴールに突き刺さり、万事休す…。この失点は相手を褒めるべきでしょう。リードされていたグルージャは意識が前がかりになっていましたし、あそこまで厳しいコースにシュートを打ってくる可能性は低かったですから。まあ、あれはグルージャに運が無かった。

 結局、3-1で完敗。見事に昨季の最終戦(3-1でグルージャ勝利)のリベンジをされてしまいました。

 この試合で最も反省すべきことは、三原則(運動量、球際、切り替え)で完全に福島ユナイテッドに負けてしまったことでしょう。特に前半の球際の負けっぷりは、選手のコンディションを疑うほどでした。スキルや体格で負けることがあっても、三原則で負けちゃいけません。

 グルージャDF陣は懲罰という意味ではなく、ターンオーバーの意味で休ませることが必要なのでは、とも感じました。スタメンを外れることで新たに見えてくることもあるのでは無いでしょうか。森選手が怪我から帰ってきたので、SBはそれが可能になりましたが、CBは…。小林選手と土館選手はまだスタメンで使えないのでしょうか…。DF陣のメンタルの疲弊が少し心配です。

 福島ユナイテッドはかなりグルージャを研究していた節があり、「ここのパスを通されるとグルージャペースになるぞ」というシーンでは、素早い寄せと激しい球際でグルージャの選手に万全の形でボールを触らせませんでした。「行く」ときと「行かない」ときをはっきりとさせ、チーム全体としてよく統率が取れた守備を行っていたと思います。

 

 試合そのものとは別のところで残念だったのは、この試合はアウェイとしては珍しく岩手でもテレビ中継されており、グルージャの「面白いサッカー」をPRする絶好の機会でしたが、全くその機会を活かせなかったことです。今季はどうもタイミングがよろしくない。

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 最後に選手へのブーイングと私の応援スタンスについて一言二言。

 私はサポートする監督や選手たちへのブーイングについては否定しません。そういう応援方法もありだな、とは思っています。このブログでの監督や選手への辛いコメントも、ブーイングと言えないことも無い。

 しかしサポーターをもっともっと増やしていかなければいけないグルージャにおいて、スタジアムで罵声をあげることってどうなんでしょう。そのサポーターも応援に熱が入り過ぎてのことでしょうが、一見のお客さんさんがその光景を見て、またスタジアムに来たいと思うでしょうか。スタジアムは自分だけの「場」ではありません。前にこのブログで書きましたが、今いるサポーターひとりひとりが、スタジアムをもっと気持ち良い空間にしていくことを考えていくべきなのではないでしょうか。

 また、-これはあまり言いたくないのですが-、グルージャの選手の多くはサッカー選手のみで食べていけている人たちではありません。そのような若者たちに対して、不甲斐ない試合だったからと言ってブーイングする気持ちに、私にはとてもなれません。よほどふざけた態度でサッカーに臨んでいるのであれば、ブーイングされるのも仕方ありませんが、間違いなく彼らはそうではありませんから。

 このブログにおいて、私はサッカー知ってるようなこと書いてますが、正直、細かいことは分かりません。「なぜもっとシュート打たない、ミドル打て。」「もっとサイド使えよ。」とか一般人が言っても、やるのはプロフェッショナルの監督と選手ですから…。そうしない、出来ない理由があるのでしょう。私もブログで戦術や選手について、ああだこうだ言うことはあっても、基本的にはいつも監督、選手を信じて応援してます。

 以上、自戒を込めて書かせてもらいました。上から目線に感じたら無視して下さい。

 

 13日はラインメール青森とのTRMが行われました。選手たちは次節の準備に入っています。次節大分トリニータ戦も厳しい闘いになりそうですが、監督、選手たちを信じてグルージャの応援を続けたいと思います。

 また『宇宙ターザン』での、のび太の言葉を借りて締めましょう。

「ぼくはぜったいに宇宙ターザングルージャを見すてないぞ!」