グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチプレビュー J3リーグ第13節 グルージャ盛岡 vs 大分トリニータ

 あの大分トリニータが、いわスタに、くる~………言ってみたかっただけ…。

 何といっても大分トリニータは2003~2009、2013シーズンにJ1リーグにいたクラブですからね。しかも2008シーズンのナビスコ杯は優勝してます。また、トリニータユースからは西川周作選手、清武弘嗣選手、東慶悟選手など代表経験もある錚々たる選手を輩出しています。チーム人件費でグルージャと比較すると、グルージャの6100万円に対しトリニータは3億4900万円(ともに2014年度時)。あまりの違いに眩暈がします…。

 

 グルージャが、これだけ実績があるクラブをホームに迎えて公式戦を行うのは、恐らく初めてではないでしょうか。

 ちなみに開幕前時点の私の今季J3優勝予想は、大分トリニータでした(2位は長野パルセイロ)。個々の選手を見ると、J3の中では格が違うチームのように感じます。

 個人的に今節は、あまりポジティブな気持ちになれませんが、粛々と試合予想をしていきます。今節は弱気です。

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 今季のトリニータは明らかな調子の波があります。第1~3節までは3連勝と「やっぱりJ3では別格か」と思わせたのもつかの間、第4~10節(第5節を除く)は1勝1分4敗と、なぜかJ3の迷路に嵌まってしまいました。しかしここ3試合では3連勝(しかも無失点)とまた波に乗ってきました。順位もトップの鹿児島に勝ち点差1の2位までこぎ着けたので、今節はグルージャから勝ち点3をもぎ取り、1位を奪取する気満々でしょう。

 J3での現在のトリニータは、それほどポゼッションには拘らず、守備ラインを若干下げカウンター攻撃を多用する傾向にあるようです。J3他チームの決定力を考えると、その方がボールを握るより効率よく勝てるということでしょう。個々の選手が上手いので攻撃の形は多彩で、サイドからクロスでも、ショートで繋げても、ロングからのポストでも、ドリブル突破でも、セットプレーからでも、何でも出来ます。

 スタメンはグルージャはOH(トップ下)に齋藤選手、左SBを森選手とし、トリニータは、GKは前節で怪我をした上福元選手に替えて修行選手、それ以外は前節と同じとしました。

 トリニータの注目選手は、キレの良いドリブルやミドルシュートが持ち味で、今乗りに乗っている清本選手。清本選手は鹿児島の藤本選手、琉球の田中選手と並び、今季J3得点王の有力候補です。

 グルージャの選手では、攻撃の要、齋藤選手に期待しています。またグルージャの選手には、トリニータにスキルで負けることはあっても、三原則(運動量、球際、切り替え)では負けることのないことだけはお願いしたいです。頼むから前節の試合から学習していることだけは見せてくれ!

 

 前節の福島戦での失点シーンを思い起こすと、正直に言って、今節はグルージャの勝ちどころかドローもイメージしにくいところがあります。守備の綻びは1週間でどうにかなるものでは無いでしょう。とするとグルージャとしては乱打戦に持ち込むしかないのですが、ここ3試合無失点のトリニータの守備を崩せるか…。

 今節の試合は「あおば幼稚園そら組」がスポンサーになっており、縁日企画なども予定されております。恐らく多数の子供たちも会場で観戦するのではないでしょうか。0-4くらいのスコアでグルージャが叩きのめされ、険悪な雰囲気のスタジアムを経験することにならなければ良いが…と危惧しております。

 今節は、私はスタジアムで応援出来ませんが、いわスタに行かれる方々の力でグルージャの勝ち点奪取を後押しして下さい。関東にて吉報をお待ちしています。