グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第17節 グルージャ盛岡 vs セレッソ大阪U-23

 勝利って良いものですね。うまくいかなかったこと全てがチャラになり、生きる希望が湧いてくる気がします…。

 グルージャ盛岡は第17節セレッソU-23戦に勝利し、これで第15節からの3連勝。いよいよグルージャも常勝軍団に変貌してきました。残念だったのは、この勝利の感動をスタジアムで体験した観客が、たったの778人だったこと。その感動を少しでも広めるためにも、今節の試合を振り返ります。

 

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  セレッソは案の定、丸岡選手、澤上選手が同日開催のJ2ザスパ群馬戦に廻り、こちらの試合は欠場。

 グルージャは井上選手が前節の怪我のため欠場で、左SHを安楽選手に変えてきました。最近グルージャに加入した若手3名(鈴木一朗選手、石井選手、八角選手)がベンチ入りです。

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 2分、左サイドを米澤選手がドリブルで上がり、中央の阪本選手へパス。阪本選手はワンタッチで、グルージャ最終ラインとGKの間にふわりと落ちる絶妙なパス。走りこんだ斧澤選手がシュートを試みますが、GK土井康選手がスペースをうまく消してスーパーセーブ。このプレーが、この日一番のビッグプレーだったと思います。もしこれを決められていたら、全く違う試合展開になっていた筈です。

 39分、谷口選手が右サイドで収めて、右外から追い抜いた鈴木達選手にパス。鈴木選手が右奥までドリブルで上がりクロス。ゴール前に走りこんだ牛之濱選手が合わせますが、GK武田選手がセーブ。

 前半、0-0で終了。前半序盤はセレッソのプレスが厳しく、やや押される展開でした。だんだんセレッソに疲れが見え始め、流れはグルージャに来ましたが、お互いに中盤で潰しあうチャンスが少ない展開でした。それだけに、39分のビッグチャンスはものにしたかったのですが…。

 

 47分、左でボールを奪った谷口選手がそのままドリブルで上がり、ゴールに近づいてからフリーの牛之濱選手へパス。あとは決めるだけのような場面でしたが、まさかのホームラン。まさか牛之濱選手があれをミスするとは…牛之濱選手には簡単なシュート過ぎましたか。

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 71分、中央の林選手が左にいた梅内選手に一旦開き、牛之濱選手を介して中央に侵入した安楽選手へ。ペナ外から安楽選手がシュートするもGKキャッチ。

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 後半は殆どのセレッソの選手がガス欠を起こしたようで、「アクチュアルプレーイングタイムなど知ったこっちゃない」とばかりに、村井チェアマンに反旗を翻すかの如き遅延行為すれすれのプレーの連続。完全にグルージャのペースでしたが、たまにセレッソからも精度のあるカウンターが出てくるため、予断を許さない状況。グルージャ陣内でボールを奪った阪本選手が、裏を狙ったグラウンダーの縦パス。ペナ内へ走りこんだ岸本選手がシュートするも、またしても土井康選手がビッグセーブ。この試合の土井康選手は、完璧なプレーぶりでした。

 75分、谷口選手が中央をドリブルで上がりペナ外からシュート。良い弾道でしたが、GK武田選手がナイスセーブ。 

 83分、鈴木達選手の右からのグラウンダークロスに、谷口選手がうまく合わせられず、ボールはゴール左へ逸れました。

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 「今日は0-0か…、これだけシュート外して負けなきゃいいか…」などと私も諦めモードに入りかけたアディショナルタイム、途中出場の鈴木一選手の右からのクロスをGK武田選手がまさかのファンブル。詰めていた梅内選手が押し込みゴール!!!梅内選手、良く詰めていました。

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 最後まで諦めなかった姿勢が生んだゴールといえるでしょう。一朗選手も「持って」いますね。

 このまま何とか守りきり、1-0で劇的勝利です。

 この試合のMOMは、決勝点を決めた梅内選手ではなく、土井康平選手だと私は思います。セレッソには申し訳ありませんが、GKの出来が試合を分けたといっても良いのではないでしょうか。土井康平選手にとっては、大きな自信になったことでしょう。

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 それから皆さん、是非こういう試合こそ、CBコンビ畑本選手と久保選手を褒め称えましょう。相手の拙攻にも助けられたとはいえ、2人とも最後まで集中してセレッソの攻撃をはね返し続け、相手プレスに負けずにパスを供給し続けました。セレッソに0-2で敗北した開幕戦から比べれば、2人とも格段の進歩を遂げたと思います。

 牛之濱選手、梅内選手はあれだけチャンスがあったなら、少なくともあと一つはゴールを決められなければ、今後グルージャの順位を伸ばしていくことは難しくなるでしょう。但し、梅内選手はCFのポジションだったせいか、終始積極的なプレーで今季一番出来が良かったのではないでしょうか。谷口選手がコンディション不良のせいか、珍しく走れていなかったため、余計にそう感じました。

 

 それから必ず取り上げなければいけないのが、こちらの暑苦…いや、熱いお方。

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 私が今季観戦した限り、神川監督は今季で一番気合いが入っていましたね。

 (谷口選手に向かって)「バックパスに逃げるな!」、(足が攣った安楽選手に向かって)「早くどっちか(プレー出来るかか、出来ないか)はっきりしろ!」、(途中出場の準備をする一朗選手に)お前は早く行け!」、(相手コーナーキックの際に)「ここ集中しろ、絶対入れさせるなよ!絶対入れさせるなよ!」…などなど、あの甲高い声で終始叫びまくってました。三連勝したら、会社から特別ボーナスでも出る予定があったのでしょうか…。

 神川監督にしては珍しく、線審が明らかな誤審をした際、コーチングボックスを離れて抗議しに行く場面までありました。

 思わず笑ってしまったのが、神川監督が梅内選手に喝を入れた際、梅内選手が何か反論したため、

 監督「だったら〇×△%?#&…すれば良いだろ!」

 梅内「無理っすよ~、〇×△%?#&ですよ!」

 監督「〇×△%?#&〇×△%?#&-」

などと本番中に意見交換会を始めた場面。多くのグルージャサポーターは心の中で、「おいおい、今それをやるのかよ。あんまり『一岩』じゃないぞ…。」という突っ込みを入れていたはずです。

 

 まあ3連勝出来て何よりでした。これでリーグ順位も12位まで浮上しました。土館選手の怪我の状態が心配ですが、新加入の一朗選手、石井選手もまずまずのプレーを見せ、今季目標のリーグ7位、国体優勝に向け、体制は着々と整っているように見えます。次はグルージャ史上初となる、J3での4連勝がかかるYS横浜戦に向け、選手たちには引き続き良い準備をして頂きたいです。

 

 あとの問題は、ホーム戦の集客ですね。これだけ選手たちが頑張って、素晴らしい試合を作り出しているのに、岩手の世間一般に伝わっていかないのが、何とももどかしい。どうすりゃスタジアムに来て頂けますかねぇ。チームの調子が良いうちに、何か有効策を打っていきたいところですが…。