グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチプレビュー 天皇杯1回戦 グルージャ盛岡 vs 早稲田大学-ユアスタへの道-

   明日28日は天皇杯1回戦、グルージャ盛岡vs早稲田大学の試合が、岩手県営運動公園陸上競技場で開催されます。 

   先日、当ブログでも取り上げた通り、天皇杯において岩手県代表は過去20年間で2勝しかしておらず、2010年の1回戦突破を最後に連敗中、且つ無得点も5年間継続中です。今年こそグルージャが、岩手県サッカー界の負の歴史を止めなければいけません。

   今年の1回戦の相手は、東京都代表の早稲田大学

 

   早稲田大学ア式蹴球部は、言わずと知れた大学サッカー界の名門。主なタイトルだけでも、関東大学リーグ1部優勝26回、全日本大学選手権(インカレ)優勝12回、総理大臣杯優勝2回、天皇杯優勝4回と圧巻の歴史を歩んでいます。

   輩出した歴代選手も凄い。以下、敬称略で。

   八重樫茂生(故人、元日本代表選手)、川淵三郎Jリーグ初代チェアマン、現日本バスケットボール協会会長)、釜本邦茂(元日本代表選手)、西野朗(元ガンバ大阪監督、元ヴィッセル神戸監督、元名古屋グランパス監督)、岡田武史(元日本代表監督、現FC今治代表)、原博実(元FC東京監督、現日本プロサッカーリーグ副理事長兼日本サッカー協会常務理事)、城福浩(元ヴァンフォーレ甲府監督、元FC東京監督)、関塚隆(元川崎フロンターレ監督、元U-23日本代表監督、元ジュビロ磐田監督、元ジェフ千葉監督)、大榎克己(元早稲田大学ア式蹴球部監督、元清水エスパルス監督)、曺貴裁(湘南ベルマーレ監督)、大倉智(元湘南ベルマーレ代表取締役、現いわきスポーツクラブ代表取締役)、相馬直樹(元川崎フロンターレ監督、現FC町田ゼルビア監督)、徳永悠平FC東京)、矢島卓郎京都サンガFC)、兵藤慎剛(横浜F•マリノス)、山本修斗鹿島アントラーズ)、渡邉千真ヴィッセル神戸)、三竿雄斗湘南ベルマーレ)、…。

   …疲れた。有名どころのみをピックアップしただけでもこの量。指導者やフロントとして活躍される方が多い印象なのは、さすが早稲田。

   近年では早稲田大学は2部リーグ落ちも経験するなど、過去の栄光と比べると今一つの戦績でしたが、昨季は19年ぶりに関東大学リーグ1部優勝を果たしています。ちなみにグルージャ八角選手は、その当時の主力選手でした。

   今季のリーグでは現在12チーム中9位と低迷中。先日の総理大臣杯も3回戦敗退(ベスト8)に終わりました。よって天皇杯にかける意気込みは、かなりのものがあると推測されます。

    少し気になるのは、今週25日に主力選手がソウルで高麗大学との定期戦を行っていること。韓国は近いので時差ボケは無いでしょうが、コンディション調整は大変そうです。

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   グルージャ、早稲田ともに予選決勝と同じスタメン予想。

   そういえば、林選手は予選決勝の岩手大学戦では控えにも入っていませんでしたが、怪我なのでしょうか。林選手が使えないとすると、グルージャとしては少し痛い。

   早稲田の戦い方については前回の記事で紹介したので、ここではあまり触れません。両チームともサイド攻撃にこだわりがあるので、サイドの攻防は見ものです。

   グルージャが気を付けたいのは、試合の入り。早稲田は若い勢いで序盤からガツガツ来るでしょうから、そこで飲まれないように。この試合において、三原則(運動量、球際、切り替え)で負けることは許されません。プロの矜恃を持って挑んで欲しいです。

   また飯泉選手や熊本選手は空中戦が非常に強いので、セットプレーには要注意。彼らを完封出来れば、グルージャの守備力向上の証明になるでしょう。

 

   早稲田大学ア式蹴球部は名門中の名門であり、今季のチームも強いとは言え、明日の試合にJ1の徳永悠平選手や渡邉千真選手が出てくる訳ではありません。もちろん早稲田に良い選手はいますが、私が東京都サッカートーナメント準決勝、決勝を見た限り、グルージャが個で圧倒されそうな選手はいませんでした。過剰なリスペクトは必要無いでしょう。

   グルージャが今季何度も痛い目に逢いながらも、少しずつ醸成してきたグルージャ式超攻撃的パスサッカーを、早稲田大学という最高の相手にぜひとも披露して欲しいです。

   明日は素晴らしい試合になる予感がします。グルージャ早稲田大学どちらの応援でも、 運動公園陸上競技場には、多くの方に来場頂き観戦して欲しいと思います。