グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

いわて国体に向けて-トーナメント展望-

 10月2日に、J3第24節ブラウブリッツ秋田戦がアウェイで行われますが、その翌日からグルージャのいわて国体での戦いが始まります。私は恐らく観戦には行けませんし、開催期間中、毎日ブログに記事を書いている暇もないので、纏めた展望を書いておきます。

 まずは各都道府県代表の選手所属チーム名を記載したトーナメント表から。

 

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 一部調べきれませんでしたが、ほぼこれで合っていると思います(間違いがあったら、ごめんなさい)。

 Jリーグの参加チームはグルージャのみ。JFLからは単独チームとしては、アスルクラロ沼津ラインメール青森ソニー仙台FCが参加しています。トーナメント表だけ見ると、単独チームとして参加するこの4チームが有力な優勝候補に見えますが、まあトーナメントですから、全く分かりません。

 というか、グルージャに関しては相当厳しいと思います。天皇杯ベガルタ仙台に勝利するより、難しいミッションかもしれません。最初からネガティブで申し訳ありませんが、その理由は…。

 

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 出場する都道府県代表選手の所属チームのうち、1回戦の前日(10月2日)に公式戦を行うのは、グルージャ山梨学院大学のみ。他のチームの選手たちは、全て9月24日、25日で公式戦を済ませて、1週間は国体の準備期間に充てています。この差は非常に大きい。

 国体は試合時間が70分(前後半各35分)とはいえ(同点時は延長が20分(前後半各10分)プラス)、日曜日にブラウブリッツ秋田とJ3リーグ公式戦を行ってから、月・火・水・木曜日と4日間連続の試合を登録選手15人で勝ち続けなければならない、超ハードスケジュールな訳です。今のグルージャに果たしてそれが出来るか…。

 

 グルージャの登録選手15人はこちら。

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  恐らくこの15人のうち、8~10人位は10月2日のブラウブリッツ戦のスタメンとして、出場するのではないでしょうか。勝ち進んだとして、やはり5日間連続出場になる選手が多そうです。

 これほど無理なスケジュールで試合出場すると、選手が怪我をする可能性も高くなります。「そこまでしてJリーグのトップチームが、国体に出場しなきゃいけないの?」という素朴な疑問も浮かんでくるのですが、普段お世話になっている自治体側からの要請は断れないのでしょう。

 将来予想されるJ2昇格を見据えたスタジアム建設若しくは改修では、間違いなく自治体の援助が必要でしょうから、いわて国体でグルージャが好成績を収めて、自治体のメンツを保たせることも大切です。

 また国体での活躍により県民の目をグルージャに向けさせ、サポーターを増やしていくことも、もちろん重要なミッションです。

 地元国体で優勝し、「岩手にグルージャあり」を示せれば最高なんですけれどもね…。岩手日報とテレビ岩手以外の地元マスコミも、たくさんグルージャを取り上げてやって下さい。

 

 仮に岡山県選抜に勝利し初戦突破したとしても、2回戦が山でしょうね、恐らく勝ち上がってくるであろう宮城県代表=ソニー仙台FCは、先日天皇杯で対戦したHonda FCに負けず劣らずのJFLの雄ですから…(9月18日のJFL公式戦では、Hondaに勝利しています)。

 岩手日報によると、グルージャの今大会の目標は「3位以上」のようですが(いつの間にか目標下がっている…)、私は2回戦を突破出来たら、グルージャを褒め称えようと思っています。

 チームの組織力を維持させながら、いかに登録選手15人を使い回して疲労を蓄積させずにコンディションを維持させるか、前日のブラウブリッツ秋田戦も含めて、神川監督のマネージメント能力が問われます。

 グルージャの選手の皆さん、怪我には気を付けて練習の成果を発揮して下さい。