マッチレビュー J3リーグ第27節 AC長野パルセイロ vs グルージャ盛岡
週末ブログ更新が恒例となってしまいました。今日は第28節福島戦がある日ですが、写真を多めに前節の振り返りを。
第27節アウェイの長野パルセイロ戦はスコアレスドローに終わりましたが、グルージャとしては非常にポジティブに捉えられる結果だったのではないでしょうか。スコア2-4で完敗した第26節大分戦の影響が、良い意味で出た試合だったと思います。この日も危ないシーンはありましたが、CB2人を中心に集中を切らせない守備が出来ていました。
パルセイロはCFとしてコンハード選手が初スタメン。グルージャは谷口選手が第24節秋田戦以来のスタメン。
2分、石井選手のCKに畑本選手がヘディングを試みますが当たらず。
4分、菅野選手が右サイドからのドリブルでペナ内に入りシュート。ボールはポストに弾かれました。
10分、梅内選手がバイタルで受けてシュートするも、ボールはゴール右上に外れます。
11分、安楽選手が左サイドでドリブルからクロスを入れるも谷口選手に合わず。
13分、左サイドから夛田選手がドリブルからコンハード選手へパス。コンバート選手は一旦受け、旋回してゴールを狙いますが、畑本選手がカバーして自由にさせません。
16分、垣根選手がペナ内でシュート。枠内でしたがGKレオーニ選手がブロック。
17分、CKは谷口選手に合わず。レオーニ選手がパンチ。
21分、松原選手のロングスローからの攻撃。垣根選手のヘディング空振りに合わせて(?)菅野選手もシュート空振り。グルージャにとっては1失点ものの大ピンチでした。
21分、橋本選手のCK。GK土井康選手パンチでクリア。
27分、右サイドからの佐藤選手のクロスに畑本選手が有永選手と競ってクリア。
27分、菅野選手のクロスを石井選手が頭で跳ね返しますが、そのこぼれを佐藤選手がシュート。コンハード選手がトラップしてシュートするもミートせず。土井選手がキャッチ。
35分、菅野選手が右サイドからペナ内に入りクロス。垣根選手が弾きますが、コンハード選手側に転がり一瞬ヒヤッとしたシーン。コンハード選手はボールを捕まえられず、石井選手がクリア。
39分、グルージャが細かく繋いで垣根選手のクロスから谷口選手がシュート。ゴール右上にふかしてしまいしたがオフサイド判定。
44分、菅野選手が左サイドからドリブル突破。中に入れたボールは一旦弾かれますが、こぼれを松原選手がシュート。谷口選手に当たってゴールの外へ。
45分、橋本選手のCKのこぼれを有永選手がシュート。複数の選手に当たって枠外へ。
前半終了、0-0。ポゼッションはグルージャですが、決定機はパルセイロが多く、パルセイロペースと言えるでしょうか。中盤で潰しあう場面が多い試合。
後半開始。46分、菅野選手が左サイドでドリブルからクロス。佐藤選手が絶好のタイミングでヘディングを合わせますが、土井選手がブロック。こぼれを佐藤選手が再度中に入れますが、鈴木選手がクリア。
52分、佐藤選手がペナ内で収めて右サイドの天野選手にパス。天野選手のクロスに、畑本選手がコンハード選手と競り合いクリア。
54分、コンハード選手がペナ内までドリブルしてシュートするも、ボールは枠外。
62分、牛之濱選手が右サイドから相手DFラインとGKの間にクロス。安楽選手が飛び込みますが、わずかに届かずレオーニ選手がキャッチ。グルージャにとって、この日一番のチャンスでした。
69分、有永選手のクロスに夛田選手が鈴木選手と空中戦で競いますが、枠には飛ばず。
79分、梅内選手が左サイドからドリブルしてシュートするも枠に飛ばず。牛之濱選手へのパスでも良かった気が…。
80分、石井選手のCKに谷口選手がワンタッチで繋ぎますが、味方に合わず。
86分、ロングスローをペナ内で久保選手クリア。
88分、橋本選手のCKは土井選手がパンチでクリア。
89分、グルージャペナ内で高く弾んだボールに、勝又選手と安楽選手が足で競い合い、安楽選手の足が勝又選手に接触し勝又選手が倒れます。パルセイロはPKを主張するも、主審はPKを取らず。際どいシーンでした。必要以上に勝又選手が痛がって見せたのは、主審には逆効果だった模様。相変わらず安楽選手は守備面ではたまに軽いプレーが出てしまいます。
90+2分、八角選手がドリブルからシュートも枠を捉えず。
90+3分、CKに松原選手が久保選手と競り合い。ボールはミートせずゴールラインへ。
90+4分、夛田選手のドリブル突破からのクロスは、途中出場の高橋選手がスライディングで阻止。
試合終了。0-0。
以下、言っておきたいことを何点か。
この日のDF陣は◎。畑本選手、久保選手ともに粘り強く守り、危険なコンハード選手、菅野選手、佐藤選手に仕事をさせませんでした。この日のグルージャは、カードがゼロだったことも素晴らしい。今後はこの日の守備レベルがグルージャの基準になって欲しいですね。
いつの間にか全てのCKを蹴るようになっていた石井選手。この日は守備、攻撃ともに素晴らしい出来。7月にグルージャに加入してから、一段階上に行ったと思わせる安定感でした。今後が大いに期待出来ます。
谷口選手はここ2試合スタメンを外れていたので、怪我なのだと思っていたのですが、全くそうは感じさせない走りぶり。この日は残念ながらシュートの機会は多くなかったですが、攻撃のタメを作る役割やプレスを掛けまくる姿は健在。やはり今のグルージャは、谷口選手がいるといないでは大違いです。
南長野運動公園総合球技場は素晴らしいスタジアムでした。試合開始直前のスプリンクラーには大感動(ところでこの日の試合内容では、直前に水を撒くことはグルージャに有利だったのでは…)。いつの日かグルージャもこんなホームスタジアムを持てたら…という夢を想わせてくれました。
今季残り3試合。昇格も降格も関係なく、目標の7位には程遠い位置にいるグルージャですが、選手たちは残り3試合を単なる消化試合にさせない筈です。最後まで進化し続けるグルージャを見せてほしいと思います。