グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第30節 グルージャ盛岡 vs 栃木SC

 2016シーズンのJ3リーグが終了しました。

 優勝したのは大分トリニータ。第29節で、それまで1位だった栃木SCを追い抜いての逆転優勝。シーズン後半は、さすがJ1経験クラブだと思わざるを得ない、格の違いを見せつける戦いぶりでした。

 大分トリニータに関わる全ての皆さん、おめでとうございます。

 

 グルージャのシーズン最終戦の相手は、その大分と最後まで優勝を争った栃木SCでしたが、非常に見応えのある好ゲームとなり、結果は2-2のドロー。栃木SCのサポーターが恐らく1,000人ほど来場していたようですが、グルージャのホームスタジアムで、対戦相手の優勝セレモニーを見せられることはありませんでした。

 そしてこの試合は『ミスターグルージャ』松田賢太選手の現役最後の試合でもありました。松田選手は後半途中出場ながら10数分間、見事なプレーを見せ、現役生活に終止符を打ちました。

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  栃木SCは左SHに山本選手を起用。廣瀬選手をCFに持ってきました。

 グルージャはここ数試合、不動のスタメン。ベンチにはもちろん『ミスターグルージャ』も控えています。

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 試合開始から栃木は前への強い圧力で、グルージャを飲み込もうとしますが、グルージャがそれを凌ぐとペースは次第にグルージャに。

 4分、谷口選手がドリブルからミドルシュートするも、ボールはゴール左枠外へ。

 20分、相手陣内で奪ったボールを、畑本選手がドリブルで相手ペナ付近まで持ち込み、梅内選手とのワンツーを経てシュート。一旦、尾本選手にブロックされますが、こぼれ球は安楽選手、畑本選手を経由し、谷口選手がシュート。ボールは相手選手に当たって方向が変わり、ゴール右隅に突き刺さりました。

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 ゴールが決まった瞬間、グルージャの『8番』を両手でアピールしながら、ベンチに駆け寄る谷口選手。そしてミスターグルージャとの抱擁。

 このゴールについて特筆したいのが、畑本選手の攻撃参加。流れの中からCBの畑本選手が前線まで上がりシュートを撃ったからこそ、次のチャンスに繋がりました。今季初めての得点パターンだったのでは。

 23分、久保選手が自陣深くからロングフィード。左サイドの谷口選手が収めて安楽選手へパス。安楽選手はドリブルで上がり、中央にいたフリーの牛之濱選手へパス。牛之濱選手は尾本選手をかわし、更にGK吉満選手と西澤選手もかわしに行った所で交錯して倒れます。PKかと思いきや、主審は流しました。現地では「あれでPKじゃなかったらシミュレーションで牛之濱選手がイエローカードでは…」とも思いましたが、スローで映像を見ると確かに「流し」も有り得るかなというシーンでした。

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 30分、右サイドのショートCKから安楽選手がグラウンダーでゴール前に入れると、左から斜めに入ってきた八角選手がワンタッチして後ろへ流し、垣根選手が左足シュート。ゴール左上隅の枠内でしたが、吉満選手が横っ飛びで弾き、素晴らしいセーブを見せました。グルージャにとっては追加点を阻まれた残念なシーンではありましたが、栃木SCグルージャのショートCKに対しての警戒心を抱かせるのに成功し、後半のグルージャの2得点目に繋がるシーンとなりました。

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 37分、中盤で安楽選手が奪ったボールを谷口選手がミドルシュート。ゴール右枠内のコースに飛びましたが、またもGK吉満選手がナイスセーブ。

 39分、中盤の密集から谷口選手が栃木のDF裏を狙いパス。鈴木達選手が反応し、GKと1対1。ニアを狙い右足を振りぬきましたが、吉満選手がセーブ。

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 45+2分、廣瀬のスルーに宮崎選手がドリブル。右サイド奥から折り返したところに本間選手が飛び込みシュートも、ゴールの遥か上へ。

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 前半は完全にグルージャペース。あとは追加点だけでしたが…。

 後半開始と同時に栃木は2枚替え。西澤選手、山本選手に替えて菅選手、西谷選手を投入。西谷選手が左SH、島川選手がCH、菅選手が左SBに。牛之濱-鈴木達のグルージャ右サイドへの対策でしょう。

 後半キックオフ。選手交替が功を奏したのか、左サイド(グルージャの右サイド)で栃木が押し返してきました。そしてグルージャに信じられないミスが…。

 48分、バックパスを受けたGK土井康選手に、廣瀬選手が猛然とプレス。こぼれたボールを大石選手が難なくゴールに放り込みました。栃木が追いつき1-1。

 この日の土井康選手は、全体的に出来が良くありませんでした。芝や風の影響もあったと思いますが、怪我をしたのではと思うほど。松田選手の引退試合ということで、力が入り過ぎてしまったのでしょうか。

 追いついたことで試合は栃木のペースになっていきます。

 60分、栃木のCK。宮崎選手のニアへのキックに、大石選手がゴールから離れる動きで頭を合わせ、ボールはゴールに吸い込まれました。キック、ヘディングとも非常に質の高いゴールでしたが、大石選手のマークについた八角選手は、もう少し大石選手にプレッシャーを掛けたかった…。これで1-2と勝ち越されました。

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 67分、土井康選手のロングフィードから牛之濱選手が収めて谷口選手へパス。谷口選手がワンタッチで梅内選手へパスし、梅内選手がシュート。しかしGK吉満選手がナイスセーブ。しかし、これぞグルージャという縦に速く繋ぐ見事な攻撃。

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 しかしこれで得たCKで、グルージャが見せてくれました。私はまたショートCKだろう、とゴール前全体を確認すべく一瞬カメラファインダーから目を離した隙に…石井選手、普通にCK蹴っちゃった!ファーに良い感じで飛んだボールに、畑本選手がバッチリ頭を合わせてくれました。ゴール!栃木のDF陣はショートCKを警戒して、ファーの畑本選手への対応が遅れました。技ありのセットプレーで、私も完全に騙されました。ということなので、写真は撮れていません(涙)。これで2-2。

 79分、ついに…梅内選手に替えて、松田賢太選手投入。松田選手が右SHに入り、牛之濱選手がCFに。この試合展開で松田選手を投入するとすれば、この形がベストでしょう。

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 試合終盤はオープンな展開となり、早いテンポでお互いにチャンスが来ます。

 83分、栃木の攻撃を跳ね返したこぼれを、牛之濱選手がワンタッチで松田選手へ。松田選手は自陣からドリブルで上がって、谷口選手へパス。前にはDF1人でしたが、谷口選手はシュートを枠に飛ばせませんでした。

 90分、谷口選手が右サイド奥へドリブルで持ち込み、粘って松田選手へパス。松田選手が素晴らしいターンを見せて左足でシュート。しかしGK正面でキャッチ。

 90+1分、右サイドをドリブルで上がった宮崎選手から山形選手へパス。山形選手のクロスにジャーンモーゼル選手がヘッドも、土井康選手が正面でキャッチ。

 90+4分、ハーフウェイライン付近からボールを奪うと、牛之濱がワンタッチで松田選手へ。松田選手は一旦、谷口選手にボールを預けてダッシュ。ボールは再度、松田選手に渡りドリブルから中に切れ込んで左足シュート。しかしまたもGK正面でキャッチ。ゴールには至りませんでしたが、素晴らしいシュートまでの流れでした。

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 ここで試合終了。2-2のドロー。

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 優勝争いをしていた栃木SC相手に、グルージャらしい攻撃は存分に見せてくれました。勝ちきれないところも、今季を象徴した試合だったと言えるでしょう。

 私が選ぶこの試合のマンオブマッチは谷口選手。攻撃、守備ともに獅子奮迅の大活躍。松田選手の引退試合に何としても勝つ、松田選手にゴールさせる、という気持ちが入ったプレー。1点目のゴール後の『8番』アピールには泣かされました…。

 

 これで今季の試合は全て終了。選手、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 

 試合後には松田選手の引退セレモニー。松田選手の挨拶では、土井康平キャプテンの目にも涙が…。

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 また、臼井社長の退任も発表されました。臼井社長、お疲れ様でした。

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 我々をJ3に連れて来てくれた松田選手には感謝しかありません。10年間、お疲れ様でした。ありがとうございました。

 松田選手が第二の人生でも、ご活躍されることを願っています。

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