グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第5節 グルージャ盛岡 vs 藤枝MYFC

 グルージャは16日にホームいわスタ行われたJ3第5節藤枝MYFC戦において、今季2勝目となる勝利を収め、星を2勝1分2敗の勝率5割に戻しました。

 今季のホーム初勝利はもちろん、初クリーンシート、初先制点と、1週間後の天皇杯1回戦に向けて、明るい材料が揃った結果となりました。

 

公式結果

f:id:zenbuddhist:20170416162929j:plain

f:id:zenbuddhist:20170416164752j:plain

f:id:zenbuddhist:20170416162951j:plain

 

フォーメーション

 藤枝は予想通りの選手起用、フォーメーションでしたが、グルージャは予想に反して3-4-2-1のミラーゲームを挑んできました。グルージャが3-4-2-1を使うのは、第2節琉球戦に続きこれが2回目。

 

試合内容

 試合開始早々、岩渕選手の右サイドからのドリブルへのファウルで得たFKからグルージャが先制点。林選手がグラウンダーの早いボールをニアに入れると、梅内選手の右足が反応(シュートというより『反応』な感じ)。ボールは相手GKの手をすり抜けゴールに入りました。

 この1点を守りきりグルージャが勝利した訳ですが、あわや失点のシーンもありました。

 27分に三好選手が左サイドドリブルから、クロスバー直撃シュート。ボールが右に流れると越智選手がクロスを入れ、枝本選手がどフリーでヘディングシュート。幸運にもシュートはゴール左に逸れましたが、失点しておかしくない場面でした。三好選手のバー直撃弾を見て、グルージャ守備陣が一瞬ボールウォッチャーになってしまい、左サイドにフリーの相手選手を生む大失態でした。この手のシーンは見慣れた感がありますが、今後上の順位を狙っていくなら、撲滅していかなければなりません。

 

選手の評価

 MOMはもちろん唯一の得点者である梅内選手。梅内選手は得点以外にもGKにナイスセーブされたシュート、クロスバー直撃シュートもありましたし、谷口選手、岩渕選手とともに攻守に動き回り、相手への脅威となっていました。

 これで梅内選手はチーム内トップの2点目。第5節終了時で2ゴールですから、このペースでゴールを量産し、今季こそは必ず2桁得点をお願いします。昨季シュートを外しまくった分も、今季入れて頂いて構いませんので…得点王も夢じゃない…。

 

総評

 素晴らしいグルージャの勝利でしたが、藤枝MYFCはカターレ富山ブラウブリッツ秋田と比べると、一つ一つのプレー精度が劣る相手だったことは差し引いて評価すべきでしょう。

 しかし最近の中では、最も球際で負けていなかった試合だったと思いますし(切り替えはまだまだ遅いと感じますが…)、選手たちの気持ちは伝わってくる試合でした。

 フォーメーションに関しては、相手チームとの噛み合わせもありますが、このまま3-4-2-1で良いのでは無いでしょうか。この試合はミラーゲームだったこともあり、マークのずれは比較的少なく感じられ(まだまだですが…)、守備バランスは良かったと思います。

 但し3-4-2-1にすると、4-4-2におけるSHが適性ポジションである安楽選手や菅本選手の居場所が無くなる、というジレンマがあり(2人ともこの試合ではベンチにも入っていません)、菊池監督が今後どういう布陣を使うのか注目していきたいです。

 

 さて来週はいよいよ天皇杯1回戦。JFLの盟主、ソニー仙台FCが待っています。グルージャにとっては、昨年のいわて国体準々決勝での雪辱を晴らす絶好の機会です。この日の勝利を良いきっかけにして、天皇杯1回戦突破を果たして欲しいと思います。