マッチプレビュー J3リーグ第6節 ガイナーレ鳥取 vs グルージャ盛岡
先週の天皇杯1回戦ソニー仙台戦では、苦しい試合展開ながら勝利を掴み取り、2回戦浦和レッズ戦に辿り着いたグルージャ。
J3においては星を2勝1分2敗とし、順位も9位になりました。これから上位を目指して再始動といったところでしょうか。
今節の対戦相手はグルージャと勝ち点で並ぶ7位のガイナーレ鳥取です。
ガイナーレ鳥取との対戦成績
昨シーズンは1勝1分でグルージャの勝ち越し。しかし3年間でグルージャの勝利はその1つのみ。昨年8月のアウェイ戦は灼熱地獄の中、森選手の恩返しゴールもあり、引き分けに持ち込んだ大熱戦でした。
直近公式戦5試合結果
ガイナーレ鳥取(7位)
グルージャ盛岡(9位)
ガイナーレは連勝の後の連敗、グルージャは連敗の後の3連勝とチームの波は対照的。グルージャの試合内容はそれほど良いとは言えないのですが、勝負強さが出て来たと言えるでしょうか。
フォーメーション予想
ガイナーレは今シーズン、4-3-3と4-4-2を併用しています。J3前節秋田戦は4-3-3、天皇杯1回戦鹿児島戦は4-4-2だったようです。森岡監督はフォーメーションも選手起用も、毎試合変えてきているので、予想がつきません。とりあえず鹿児島戦と同じにしておきました。
グルージャは3バックで勝利が続いていること、4-4-2の際の左SHである安楽選手が手術で長期離脱したことから見て、3バック継続と読みました。
ガイナーレ鳥取は森英次郎選手が2009~2014年の6年間在籍したクラブ。ガイナーレのJFL 時代、J2時代を知る森選手にとって、ガイナーレとの対戦は特別なものでしょう。今季はまだ一度も公式戦に出場していない森選手ですが、鳥取の地で勇姿を見せてくれることも期待しています。
試合予想
鳥取は今シーズン森岡監督が指揮を執るようになり、繋ぐサッカーにシフトしているようです(前節終了時でパス数、ボール支配率は17チーム中1位)。
第5節ブラウブリッツ秋田戦はDAZNでざっと見ましたが、見事にブラウブリッツの術中に嵌まっていました。ボールを持つことは出来ても、ブラウブリッツの執拗なプレスに負けてカウンターを浴び、再三決定機を作られていたのは、既視感のある光景でした。
恐らくポゼッションはガイナーレが握ることになるでしょうが、グルージャがガイナーレに対し、ブラウブリッツのような強度と速さのプレスでカウンターに繋げられるかということがポイントの一つ。
またサイドの攻防をどちらが制するのか、グルージャがサイドの裏を攻撃された場合の守備(CH、CBのカバーリング)にも注目して観戦したいと思います。
グルージャの今季目標7位を実現するには、中位争いで確実に勝ち点をあげていかなければなりません。藤枝、ソニー仙台に連勝した力は本物か、を試される一戦になります。
昨年のアウェイ戦同様、今日も暑い一日なるようです。熱い闘いを期待しています。