グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第12節 グルージャ盛岡 vs 栃木SC

 6月11日にホームいわスタで行われたJ3第12節栃木SC戦は、スコア1-2の敗戦に終わり、第5節藤枝戦以来の白星はまたも持越しとなりました。

 これでグルージャは2か月間リーグ戦勝利無し。そろそろ勝った時はどんなふうに喜べば良いのかを忘れてしまいそうですが、挫けずにグルージャの応援は続けていきます。

 

公式結果

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フォーメーション

 栃木は前節出場が無かった牛之濱選手がシャドウに復帰の3-4-2-1。

 グルージャは前節ベンチ外だった林選手が復帰し、森選手が前節同様左CBに入った3-4-2-1。林選手の復帰にはとりあえず一安心。

 

試合内容

 試合は開始早々に動きました。4分、西谷選手が左サイドから中に入るドリブルから夛田選手、牛之濱選手とワンタッチで繋ぎ、フィニッシュは西谷選手。西谷選手のシュートはグルージャDFの隙間からゴール右隅に決まりました。DFの寄せも甘いところはあったのでしょうが、狭いシュートコースを打ち抜いた西谷選手を褒めるべきでしょう。素晴らしい栃木SCの攻撃でした。0-1。

 14分、また左サイドからの攻撃。夛田選手からDF裏へのパスに西谷選手がうまく体を入れて収め畑本選手が並走。競ってペナ内で西谷選手が転倒しますが畑本選手のファールは無し。

 23分、畑本選手からペナ前中央の岩渕選手に縦パスが入り、岩渕選手が左足でミドルシュートするもボールは枠の上。

  28分、右サイド奥、垣根選手のスローインからペナ内の谷口選手が返して再度垣根選手が速いグラウンダーでペナ内に入れますが、オフサイド

 34分、左サイドからのグルージャの攻撃。垣根選手の縦パスを岩渕選手がワンタッチで後ろへ流し、林選手がシュートするもGK正面でキャッチ。

 40分、グルージャ陣内での仙石選手のFKに広瀬選手がバックヘッドで合わせましたが、山なりボールになって土井選手がキャッチ。

 45+2分、栃木の左サイドからの攻撃のクリアボールを仙石選手がミドルシュートするもボールは枠の上。

 0-1で前半終了。両チームとも左サイドを起点とした攻撃で試合を作っています。グルージャもチャンスはありますが、個人スキルの精度の差が出たスコアかと。

 後半開始。52分、後半から牛之濱選手に代わって出場の宮崎選手が左サイドから中央ペナ内までまでドリブルで入ってシュートするも、ボールは枠の左へ。

  58分、遂にグルージャに待望のゴール。左サイドからショートパスを繰り返し、林選手から谷口選手、また林選手と繋ぎ、ペナ内左奥から林選手がクロスを入れると、右から走り込んだ梅内選手がシュート。GKレオー二選手が弾きますが、こぼれたボールを岩渕選手がGKと交錯しながらシュート。これも弾かれますが更に鈴木選手が押し込んでゴール!速いテンポでパスを繋いだグルージャの素晴らしい攻撃。下手なシュートも数打ちゃ、いつかは入ります。鈴木選手は今季初得点。これでスコア1-1。

 ここからしばらくは完全なグルージャペース。60分、左サイド八角選手のクロスに梅内選手が頭で落とし、岩渕選手が返して梅内選手がシュート。しかしレオーニ選手が飛び込んで左手でなんとかクリア。惜しい!

  68分、森選手から谷口選手へ縦パス。森選手に返して左足ミドルシュート。ボールはDFに当たってコースが変わりゴール内右上隅に入りかけますが、またもレオーニ選手のナイスセーブ。

 72分、西谷選手のドリブル中央突破から上形選手へスルーパス。上形選手はペナ内フリーでシュートを放ち、ボールはゴール内の左サイドネットに突き刺さりました。畑本選手の西谷選手へのマーク、森選手の上形選手へのマークはもう少しタイトにして欲しかったのですが、西谷選手、上形選手のプレーは格の違いを感じさせるものでした。これでスコア1-2。

 80分、ペナ左で谷口選手がキープして八角選手へパス。八角選手は中央の岩渕選手に入れ岩渕選手が切り返して左足シュート。しかしGK正面でキャッチ。

  90+4分、栃木のクリアボールを菅本選手がダイレクトにペナ内に入れ、梅内選手がはたいて菅本選手がシュート。しかしGKレオーニ選手が正面でクリア。

 試合終了。1-2で敗戦。

 

選手の評価

 この試合は選手の質の違いが、はっきりと結果に出た印象を持ちました。

 MOMはもちろん、1ゴール1アシストの西谷選手。攻守ともに素晴らしい働きだったと思います。夛田選手、上形選手も質の高いプレーを見せました。怪我のため前半で交代した牛之濱選手が少し心配ですが、牛之濱選手はやはり敵に回すと嫌な選手でした。

 グルージャは前節YS横浜戦に比べれば、各選手かなりアグレッシブにプレー出来ていたと思います。

 この試合の反省点は守備面よりむしろ、60分台、終了間際のグルージャペースの展開でゴールを奪えなかった攻撃面でしょう。やはりここぞという時のプレーの質が、栃木SCと比べると見劣りしてました。

 

総評

 この試合は前節の試合に比べれば、グルージャにとって同じ敗戦、勝ち点ゼロの試合とは言え、遥かに価値がある、今後に希望が持てる内容の試合だったと思います。

 とにかくホームで得点出来たのが良かった。しかも泥臭く人数をかけて、どうにかやっと取ったゴールというのも、今のグルージャらしくて私は好感が持てました。

 あと僅かのフィニッシュ精度と運があれば、引き分けには持ち込めた試合でした。

 この試合の反省点を糧に次節アウェイのガンバ大阪U-23戦では、ぜひとも勝ち点3を持って帰ってきて欲しいと思います。