グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第22節 グルージャ盛岡 vs ブラウブリッツ秋田

 9月10日に行われたJ3第22節ブラウブリッツ秋田戦において、グルージャはスコア1-3で敗れ連敗を止めることは出来ませんでした。

 

公式結果f:id:zenbuddhist:20170912054722j:plain

 

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フォーメーション

  グルージャは、眼窩底骨折で戦列を離れていた土井康平選手が復帰。また岩渕選手が第14節福島戦以来の先発出場。そして久々の4-4-2を採用、と連敗を止めるべくいろいろ変えてきたグルージャ

 ブラウブリッツは前節からCHのみ山田尚選手から藤山選手に替えてきました。

 

試合内容

 1分、左サイドから藤山選手がファーにクロスを上げると古田選手がダイレクトボレー。ボールは枠を逸れますが、左サイドから山田樹選手がフリーで飛び込んでシュート。ブラウブリッツの得点は間違いないようなシーンでしたが、ボールはポストに当たって枠外へ。このシーン、グルージャは相手ボール保持者を全てフリーにさせる酷い守備。開始1分でグルージャに暗雲が立ち込めます。

 3分、久保選手のミドルシュートはゴールの遥か上を通過。

 6分、左サイド中盤でボールを奪った梅内選手から相手DF裏に落とすパスが出ると、谷口選手と菅本選手が反応。二人でペナ内まで持って行きますが、山田選手のタックルでシュートまでは持ち込めず。

 13分、相手DFが跳ね返したボールを谷口選手が収め岩渕選手に渡すと、ワンタッチで後ろの差波選手に戻し、差波選手がループ気味のミドルシュート。しかしボールは僅かにゴールの枠の上へ。

 15分、藤山選手から右サイドDF裏へスルーパス。久富選手が追いつきドリブルからペナ内でシュートするもDFブロック。

 16分、右サイドの裏にの落ちたボールを拾った久富選手。久富選手はドリブルでペナ内に持ち込み田中選手とのワンツーからドリブルでグルージャCBの間を掻い潜り左足シュート。久富選手の素晴らしいゴールでしたが、グルージャDFは相変わらずの緩さを露呈。スピードが無い福田選手には酷かもしれませんが、田中選手にパスが出た後も福田選手が久富選手のマークに付いていくべきだったでしょう。0-1。

 17分、差波選手のミドルシュートは枠を捉えず。

 20分、差波選手のDF裏へのスルーパスに追いついた岩渕選手がペナ内右で滑り込みシュートしますがミートせず、GK松本選手キャッチ。

 28分、左サイドをドリブルで上がった梅内選手からスルーパスが谷口選手へ通り、角度が無い位置ながらGKと1対1となりますが、谷口選手のシュートはGK松本選手がブロック。

 32分、差波選手からDF裏へふわりと落ちるロングボール。岩渕選手が合わせて裏に走り込みますが、有薗選手にヘディングで跳ね返されます。しかしそのボールをワントラップから垣根選手が思い切ったミドルシュート。シュート回転がかかったボールはゴール枠内右に突き刺さりました。ゴラッソ!垣根選手は今季初ゴール。1-1。

 35分、右サイド前山選手から久富選手へスルーパス。久富選手はドリブルで久保選手を振り切りラインぎりぎりからふわっとしたクロスを上げると、ファーに走り込んだ山田樹選手がダイビングヘッドでゴール。山田樹選手には菅本選手がマークに付いていましたが、山田選手のシュートを許してしまいました。久保選手の久富選手へのマークが遅れたことも悔やまれます。1-2。

 42分、バックパスを受けた深井選手に菅本選手が猛然とプレス。ボールを奪うとそのままドリブルでペナ内右まで進みクロス。谷口選手のシュートは有薗選手がブロック。ファーにこぼれたボールを更に岩渕選手が左足でシュート。しかしボールは惜しくもゴールポストに跳ね返されました。

 43分、鈴木選手のミドルシュートは枠を捉えず。

 前半は1-2で終了。グルージャは前節からの相手DF裏へのロングボールを多用した戦術を採用。チャンスは作れていますが、シュート精度の差が点差となっています。

 

 後半開始。51分、右サイド奥でボールを奪った鈴木選手から菅本選手、岩渕選手と渡り、谷口選手がシュート。しかしGK松本選手が正面でキャッチ。

 56分、差波選手からDF裏へのロングボール。GK松本選手がワンバウンドの目測を誤り後ろにそらすと、岩渕選手がゴール左の角度が無い場所でぎりぎり追いつき、無人のゴールにシュートしますが枠に飛ばず。

 61分、ペナ内から弾かれたボールを拾った岩渕選手がペナ内右からシュートするも、松本選手がパンチでブロック。

 64分、グルージャ陣内から前山選手のFKに田中選手がファーで合わせに行きますが、谷口選手が競り勝って跳ね返しました。

 66分、右サイドから鈴木選手がシュート性のクロスを放つも、誰も触れず。

 75分、右サイドからの前山選手のCKにファーで有薗選手が頭を合わせあっさりゴール。マークは福田選手でしたが、もう一人ファーで相手が余っていたので、畑本選手のポジションミスもあったように見えました。1-3。

 77分、岩渕選手のミドルシュートは枠を捉えず。

 79分、右サイド日高選手のクロスから青島選手がシュートするも味方に当たり枠に飛ばず。

 81分、田中選手のミドルシュートはゴールの左に逸れました。

 82分、前山選手のクロスに田中選手がフリーでボレーシュートを打ちましたが、ボールは僅かにゴール枠外右へ。

 87分、谷村選手が左サイドからペナ内に入れ、谷口選手が左に落としたところを金選手がシュートするも相手DFがブロック。

 90+1分、土館選手の右サイドからのクロスをファーで谷口選手が落とすと谷村選手が回収。谷村選手がドリブルからシュートするもGK松本選手がブロック。

 試合終了。1-3。

 

選手の評価

 MOMは1ゴール1アシストの久富選手。この試合、久富選手と前山選手の上手さが非常に光っていました。グルージャゴール前での彼らのプレーは極めて質が高く、さすが首位のチームと唸らされるものでした。

 グルージャの選手は前節よりは球際も強く、チーム内の意思統一も出来、勝利への執念のようなものが感じられたことは評価して良いと思います。

 垣根選手のゴールはお見事。同じシチュエーションで10回打っても、1回でも枠に飛ぶのか怪しい位、素晴らしいものでした(笑)。そう言われないよう、今後もミドルは積極的に打って今季あと何回かは決めてほしいです。

 岩渕選手は何回かあったチャンスは決めたかったですね。久富選手や前山選手に同じシチュエーションが与えられたなら、1回は決めていることでしょう。

 

総評

 やはり首位チームの壁はかなり厚かったという印象です。グルージャも新しいやり方で、やれるだけのことはやったと思いますが、守備、攻撃ともにグルージャブラウブリッツの残酷なまでの選手の質の違いが勝敗、点差となって表れました。 

 この試合、前節ギラヴァンツ北九州戦に続き、グルージャはショートパスで繋げることを控え、相手DFの裏にロングボールを蹴っていく策を取りました。

 前節は選手の意思が統一されておらず、誰も走り込まない場所に何となく蹴っている場面が多かったのですが、この試合では選手間の距離も良く、連動した攻撃でチャンスは多く作れていたように思います。 この試合はグルージャの完敗ではありましたが、前節と比べると一定の手応えはあったことから、今季残り試合、菊池監督はこのスタイルを選択して戦うものと予想されます。

 私個人的にはこのグルージャの戦術の転換に対しては、今季終了後の選手、スタッフの人事面、ひいては中長期的なグルージャのサッカースタイルの構築という面を考えると、少々複雑な想いがあります。しかし菊池監督がこのスタイルでいくと決めたのであれば、選手たちはよく咀嚼して新しいやり方を遂行しきって欲しいと思います。私も菊池監督を支持し応援していきます。

 

 今季はこれで3分の2が終了。この日の敗戦でグルージャの連敗は「7」となり、J3の最多連敗記録に並んでしまいました。そしてJ3最下位。グルージャは未だ長いトンネルの中。光は見えてきません。

 しかし今季はまだ11試合残っています。サポーターに笑顔を届けられるよう、選手たちには菊池監督のもと一丸となり、勝利を目指して戦って欲しいと思います。