グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第14節 グルージャ盛岡 vs AC長野パルセイロ

 遂にグルージャが今季初の連勝。しかも連続完封勝利。1か月前の悲惨な状況を思うと夢のようです。

 6月16日にホームいわぎんスタジアムで行われたJ3リーグ第14節AC長野パルセイロ戦、グルージャはスコア3-0で勝利を収めリーグ順位は12位となりました。

 

公式結果

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フォーメーション

 グルージャはCHを小谷選手から 山田選手に変更。小谷選手は怪我のようでベンチにも入らず。フォーメーションはここ3試合同様、3-4-2-1。

 

 パルセイロは前節終了後、監督が阪倉監督に代わりましたがフォーメーションは変わらず4-4-2。

 先発は前節から6人変更。GKが第7節以来の先発となる小澤選手になり、今季まだ1試合しか出場していない前田選手がCHに抜擢されています。

 

試合内容

 試合開始。1分、左サイドのスローインから収めた山田選手が菅本選手にパス。ボールは福田選手に渡りクロスを入れるも相手DFが左サイドにクリア。拾った菅本選手がファーにクロスを入れましたが谷口選手は触れずDFクリア。更にこぼれを拾った流れで右サイドから白石選手のシュート気味のクロス。ゴール前の宮市選手が右足を合わせましたがボールはゴール枠外。怒涛の攻撃でグルージャが幸先良いスタート。

 3分、右サイドの谷村選手から受けた河津選手がミドルシュート。しかしGK小澤選手がパンチでクリア。

 4分、自陣FKで田中憧選手のロングフィード。相手ペナ内中央で宮市選手が頭で落として菅本選手が収め再び宮市選手へ戻して左足シュート。しかしボールはクロスバーの上へ。

 6分、グルージャ陣内左サイドでの岩沼選手のFK。ニアに飛んだボールは寺岡選手が頭で触りますが、ボールは上に弾んで中島選手がキャッチ。

 13分、右サイドの都並選手からのファーへのクロスは中島選手がキャッチ。

 20分、中盤で田中憧選手からボールを受けた山田選手が引っかけられ、更にこぼれたボールを福田選手がクリアし損ね、津田選手に奪われるとペナ内右からクロス。しかし中央に走り込んだ宇野沢選手にはギリギリ合わずボールは左へ流れました。

 22分、相手のCBへのバックパスにプレスをかけ奪った菅本選手がペナ内からシュート。しかしGK小澤選手が正面でキャッチ。

 24分、相手陣内右サイドでの相手スローインを奪った谷口選手がペナ内右からシュート。しかし小澤選手が倒れ込んで右手でセーブ。

 26分、白石選手の左サイドからのCK。ショートコーナーで再び白石選手がふわりとしたクロスをファーに上げると福田選手が頭で落とし、中央から飛び込んだ河津選手が地面に叩きつけるヘディングでゴールにねじ込みました。河津選手はこれがJ3初ゴール(昨季アスルクラロ沼津在籍時に天皇杯では1ゴール上げています)。1-0。

 27分、宇野沢選手の左サイドからのCKはニアに低いボール。パルセイロの選手が足で擦らせて中央で三上選手がシュートを狙いましたが、寸前で田中憧選手がクリア。

 28分、中盤でボールを奪った流れで中央から河合選手がミドルシュートを放ちましたが、ボールはゴール左に外れました。

 29分、寺岡選手の裏へのロングボールを畑本選手が頭で跳ね返すと、右サイドの谷口選手がワンタッチで相手DF裏へスルーパス。宮市選手が反応しGKとの1対1を作りシュートを放ちますが、小澤選手が前進して至近距離でキャッチ。

 30分、左サイドで菅本選手、福田選手、山田選手と繋ぎ山田選手からペナ内に入った菅本選手へラストパス。菅本選手が枠内左にシュートを放ちましたが、小澤選手がキャッチ。

 34分、パルセイロゴール前でのパス交換から山田選手がペナ前右からシュートするも、相手DFがブロック。

 38分、岩沼選手の右サイドからのCKにニアで寺岡選手が頭を合わせましたが、ボールは枠を捉えず。

 39分、パルセイロが左サイドからカウンター。津田選手、宇野沢選手と繋ぎペナ内中央で三上選手がシュートを狙いましたが、福田選手がクリア。

 42分、パルセイロ陣内でのボールの奪い合いから谷村選手がペナ内左からシュート。しかしボールは枠を捉えず。

 43分、グルージャ陣内中央での岩沼選手のFKに都並選手が頭を合わせましたが、ボールは枠を捉えず。

 45+1分、谷村選手の右サイドからのCKをニアで白石選手が頭で擦らましたが、ファーの宮市選手には合わず、相手DFがクリア。

 前半は1-0で終了。

 

 後半開始。52分、中盤でボールを奪ったグルージャのカウンター。谷口選手がドリブルからから左サイドの菅本選手へパス。菅本選手がハーフスペースからシュート気味のクロスを入れますが、前田選手がブロック。再び菅本選手が拾って後ろに返し、福田選手がゴール前にボールを入れると、山田選手が後ろ向きからボレ―シュート。しかしボールは相手選手に当たって枠外へ。

 53分、田中憧選手からのロングボールを谷口選手がペナ内から直接シュートするも枠を捉えず。

 55分、グルージャ陣内でのFK。宇野沢選手のキックをファーで内野選手が折り返しましたが味方選手には合わずグルージャがクリア。

 57分、右サイドの白石選手からの速いクロスは小澤選手がキャッチ。

 59分、右サイドの都並選手からのクロスに中央で萬代選手が叩きつけるヘディングシュート。しかし中島選手が正面でキャッチ。

 60分、左サイドで萬代選手からDF裏へスルーパス。抜け出した河合選手がドリブルでペナ内に侵入しシュート。ボールはブロックにいった河津選手の体に当たりゴール前の三上選手の方に転がりますが、三上選手は反応出来ず触るだけ。こぼれを中島選手がキャッチ。

 60分、パルセイロ陣内左サイドで都並選手からボールを奪った宮市選手がハーフスペースから折り返し。ペナ内中央で谷口選手が右足インサイドでゴール枠内右に蹴り込みゴール。谷口選手は2戦連続のゴール。

 61分、グルージャ選手交代。谷口選手に代わり藤沼選手。

 61分、GKへのバックパスに藤沼選手がプレス。藤沼選手はGK小澤選手と交錯しながらボールを奪いかけますが、ボールはパルセイロ側に渡りました。

 66分、谷村選手の右サイドからのCKは相手選手がクリア。

 66分、中央の前田選手から左サイドの河合選手にパス。河合選手からペナ内ハーフスペースに入った岩沼選手にパス。岩沼選手がシュートを放ちますが田中憧選手がブロック。

 68分、谷村選手が右サイド奥からハーフスペースの藤沼選手へパス。ワンタッチで白石選手に渡して白石選手がクロス。中央に走り込んだ宮市選手は右足を振りぬきましたが空振りし、ボールはパルセイロ側へ。

 73分、左サイドに流れた明神選手のグラウンダークロスは田中憧選手がクリア。

 73分、岩沼選手の右サイドからのCKを中央の萬代選手が完璧に頭で合わせましたが、中島選手が左手でビッグセーブ。ボールは中島選手の手に当たってからクロスバーに当たって前へ跳ね返り、宮市選手がクリア。

 74分、萬代選手がペナ内左からクロスを入れますが味方選手には合わず。

 74分、左サイドの菅本選手から谷村選手へロングパス。収めた谷村選手がドリブルからペナ内でシュート。しかし寺岡選手がブロック。

 75分、白石選手の左サイドからのCKは小澤選手がパンチでクリア。こぼれを田中憧選手がミドルシュートするも枠を捉えず。

 76分、グルージャ選手交代。谷村選手に代わり梅内選手投入。

 83分、中盤で相手のパスをインターセプトした白石選手がそのままドリブルで上がり、ペナ内でクロスを入れましたがミートせず小澤選手がキャッチ。

 84分、右サイドの三上選手から裏へのパス。拾った松村選手がクロスを入れるとニアで萬代選手がヘディングシュートを狙いましたが、競った田中憧選手がクリア。

 85分、左サイドに流れた津田選手のクロスを中央で三上選手がシュートするも梅内選手がブロック。

 87分、中盤でのボールの奪い合いから河津選手が藤沼選手へ縦パス。収めた藤沼選手はドリブルで上がり、落ち着いて寺岡選手と岩沼選手をかわしてシュート。ボールは飛び込んだGK小澤選手の手の先を抜け、ゴール枠内右隅に決まりました。3-0。

 90分、グルージャの選手交代。宮市選手に代わり江頭選手。江頭選手がシャドウに入り藤沼選手1トップに。

 90分、パルセイロ陣内でのFK。こぼれを拾った河津選手がシュートするも大きく枠外へ。

 90+1分、山田選手が相手ボールを奪いに行った際、足を痛めて担架で退場。グルージャは交代枠を使い切っていたため10人でプレー続行。江頭選手がCHへポジション変更。

 試合終了。3-0でグルージャが2試合連続の完封勝利。ホームでの長野パルセイロからの勝利は初。

 

選手の評価

 この試合も出場した殆どのグルージャの選手が素晴らしかったので、MOMを1人選ぶのは難しいのですが、私が選ぶMOMは1ゴール1アシストの河津選手。この試合の先制点となったゴールがJ3リーグでは河津選手の初ゴールであり、河津選手にとって記念すべき試合となりました。

 

 準MOMは2点目のアシストをマークした宮市選手。コンディションは絶好調のようで途中交代するまで走りまくってグルージャの攻撃のスイッチとなり、相手GK、DFの脅威であり続けました。惜しむらくはゴールを決めて欲しかったのですが…。この日のようなプレーをしていればグルージャでの初ゴールの日は近いと思います。

 

 2点目、3点目を上げた谷口海斗選手、藤沼選手も素晴らしい出来だったと思います。特に藤沼選手の落ち着いたプレーには唸りました。シュート時のあの落ち着きを某選手にも分けてあげたいのですが…。

 

 試合を追うごとに磨きがかかる田中憧のロングフィードの正確さには驚かされています。河津選手の先制点を生んだCKを獲得したプレーは、田中憧選手のロングフィードだったことは評価されて然るべき。

 

 試合を追うごとに良くなるといえば中島選手。73分の左手一本のビッグセーブには痺れました。土井康平選手の大怪我は非常に残念な出来事でしたが、今や中島選手のリアルタイムの成長がグルージャの試合の見所の一つとなっています。

 

総評

 この日のグルージャも、出場した選手全員が走りまくりました。運動量、球際、切り替えで相手を上回ったが故の勝利であったと言えます。

 この1ヶ月間、早いペースで新たなグルージャのカウンターサッカーが醸成されてきており、ショートパスが多かった以前のグルージャとは違う感覚が見ていて新鮮。1年間以上グルージャの試合を見ていなかった人が久々にグルージャの試合を見たら驚くでしょうね。

 「シーズン最初から『これ』をやっていれば…」という感想が頭に浮かびますが、怪我明けだった選手のコンディションが上がり使える選手が揃ってきたのと同時に、個々の選手の意識も変化してきて、練習でやってきたことがようやく試合で出せるようになってきた、ということなのでしょう。

 ところでグルージャは5月20日の藤枝MYFC戦での敗戦以降、J3リーグでの失点はゼロ。あの大惨敗が良い薬になり、うまく切り替えられたということになりますが、そう考えると谷口堅三選手のハットトリックは文字通りの『恩返しゴール』だったのかもしれません。何がどう転ぶのかは誰にも分かりません。

 

 ここ2試合は見ていてワクワクするようなグルージャを見ることが出来ました。今季の残り試合、1試合でも多くのグルージャの『ワクワクする試合』を見たいですね。今後のグルージャに期待しましょう。