小泉勇人選手、期限付き移籍で新加入
既に発表から2週間以上経過してしまいましたが、グルージャの新しい仲間の紹介をしなければなりません。レビュー記事のどさくさに紛れ、しれっとアップしておきます。
【リリース】
— グルージャ盛岡【公式】 (@grulla_staff) 2018年6月26日
このたび、水戸ホーリーホック(J2)の小泉勇人選手が2018シーズンより育成型期限付き移籍での加入が決定しましたのでお知らせ致します。移籍期間は2018年6月26日~2019年1月31日までとなり、背番号は「32」となります。➡️ https://t.co/YPFDsHucen#グルージャ盛岡 #一岩 #繋 pic.twitter.com/1fpUfaUAQo
サッカー経歴
鹿島アントラーズのホームタウンである茨城県神栖市内のスポーツ少年団でサッカーを始めた小泉選手は、中学入学と同時に鹿島アントラーズJrユースに入団。
2011年には順調に鹿島ユースに昇格。小泉選手の名前を有名にしたのは2012年1月に開催されたU-17アルカス国際大会における活躍。この大会は世界各国のビッグクラブ(バルセロナ、アーセナル、ユベントスなど)のU-17チーム全10チームで争われる大会で、この年は日本からは鹿島アントラーズが出場したのですが、アントラーズはグループリーグでユベントスにまさかの勝利。小泉選手はこの試合で大活躍を見せ公式のMOMに選ばれました。
2012シーズンには高円宮杯U-18プレミアリーグに2試合の出場。高校3年次の2013年には高円宮杯プレミア18試合、クラブユース選手権3試合に出場し、鹿島アントラーズユースの主力選手として活躍しました。
2014年には順調に鹿島アントラーズトップチームに昇格し、晴れて地元クラブでJリーガーとなりました。2014シーズンはこの年に発足したJ3リーグのアンダー22選抜チームで1試合(第5節YS横浜戦)に出場。
しかしこれ以降3年間公式戦の出場は無く、2017シーズンの途中、小泉選手の水戸ホーリーホック(J2)への育成型期限付き移籍が発表され、2017シーズン終了後には水戸ホーリーホックへの完全移籍が発表されました。
しかし水戸ホーリーホック完全移籍後も小泉選手は公式戦出場機会を得られず、先月の26日にグルージャへの育成型期限付き移籍が発表されました。
スタイル・持ち味
小泉選手がプロになってからの4シーズンで公式戦出場は1試合のみで、そのプレーを確認することは出来ません。
日本人のGKとしては超大型選手と言えるので、ハイボール処理などリーチを生かしたプレーが持ち味なのだろうと予想は出来ます。因みにグルージャ在籍のGK選手のサイズは以下の通り。
土井康平 29歳(1988年12月24日) 182cm 76kg
中島宏海 24歳(1993年8月8日) 181cm 75kg
笠原淳 28歳(1989年7月21日) 188cm 80kg
関龍聖 17歳(2001年5月25日) 178cm 67kg
小泉勇人 22歳(1995年9月14日) 192cm 83kg
俊敏性やキャッチ・足元の技術などは実際に見てみないことには何とも…。
心配されるのはプロになって以降の公式戦経験の少なさ。最近の中島宏海選手の成長を見るにつけ、やはり選手は公式戦出場してナンボなのだと痛感させられます。
また鹿島アントラーズや水戸ホーリーホックの恵まれた環境でサッカーを続けてきた小泉選手にとっては、グルージャのようにあらゆる面で恵まれていない環境でサッカーを行うことによる怪我やモチベーション低下も心配されます。
茨城県内を離れて生活することも初めてでしょうから、生活面での自己管理力も今まで以上に必要となり、小泉選手の人間力が試されるシーズンとなるでしょう。
今回の小泉選手のグルージャへの移籍は、グルージャの第1GKであった土井康平選手がアキレス腱断裂の怪我を負い今季の試合出場が無くなったことから実現した移籍です。
土井選手の代わりに第11節藤枝戦から先発出場している中島宏海選手は、試合を追うごとに成長を見せ、最近のグルージャ躍進の原動力の一つともなっています。
小泉選手にとって中島選手は高い壁となるでしょう。小泉選手には実力で「グルージャの第1GK」の座を中島選手から奪い取って見せて欲しいと思います。
笠原選手も含めたGK陣には、高いレベルでのチーム内競争でグルージャのチーム力を上げて欲しいですね。
小泉選手、グルージャへようこそ。まずはJ3公式戦先発出場目指し、トレーニングに励んで下さい。くれぐれも怪我には気を付けて。