グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブであるグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第24節 ザスパクサツ群馬 vs グルージャ盛岡

 遂に待望のグルージャの勝利。

 今季グルージャのリーグ戦では初の金曜日開催となったJ3リーグ第24節ザスパクサツ群馬戦でしたが、グルージャはスコア1-0で勝利。雨が降りしきるアウェイ、正田醤油スタジアム群馬で2ヶ月ぶりの勝利に酔いしれました。

 

 

公式結果

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フォーメーション

 ザスパは全員前節と同じスタメン。

 

 グルージャは前節から2人を入れ替え。前節でレッドカードを貰った田中憧選手が出場停止のため、最終ラインには稲森選手が入り、左から稲森選手、福田選手、久保選手の並び。そしてシャドーの先発を藤沼選手から梅内選手に変更。嫁阪選手は公式発表の通り怪我で少なくとも1か月間は離脱の予定ですが、菅本選手が1か月ぶりにベンチに復帰。

 

試合内容

 小雨が降る中のキックオフ。4分、右サイドで小谷選手から宮市選手に縦パス。ワンタッチで右に流して江頭選手がクロス。しかし舩津選手がクリア

 4分、右サイドからの白石選手のCKはGK松原選手がキャッチ。

 7分、右サイドの高橋選手からのパスを中央での小林選手が頭で右に流すと、拾った大島選手からクロス。ゴール前では小林選手が待っていましたが、ぎりぎり久保選手がクリア。意図した方向とは逆のクリアとなり、オウンゴールになりかねなかったぎりぎりのプレー。

 8分、左サイドからの風間選手のCKをに小柳選手がニアで頭を合わせましたが枠には飛ばず。

 12分、ペナ外右手前から風間選手のFKはファーに落としてきましたが、稲森選手がクリア。こぼれを拾った高橋選手が左サイドからクロスを入れるも江頭選手が頭でクリア。これを小柳選手が触るも稲森選手がクリア。更にこぼれを拾った流れから右サイドから久木田選手がクロス。しかしファーで久保選手がクリア。金城選手がミドルシュートを狙いましたが枠に飛ばず。

 16分、右サイドからの風間選手のFKに高橋選手が飛び込みますが合わず、こぼれを久保選手がクリア。

 19分、右サイドを白石選手がドリブル突破。クロスを上げるも舩津選手がクリア。

 25分、左ハーフスペースから大島選手が中央のDF裏へ落とすと、高橋選手がトラップからシュート。しかしボールは枠を捉えず。

 27分、福田選手の縦パスを収めた宮市選手が小谷選手へパス。小谷選手のアーリークロスに谷口選手が頭で狙いましたが、小柳選手がなんとか戻ってクリア。

 28分、風間選手から右サイドの大島選手にパス。大島選手のクロスに中央で高橋選手がボレーシュートを狙いましたがミートせず。

 35分、中央の高橋選手から貰った右サイドの星原選手がドリブルからクロスを狙いますが、鈴木選手が打たせずクリア。

 35分、右サイドの風間選手のCKにニアで金城選手が頭を合わせましたが、ボールは上に高く弾み小泉選手がキャッチ。

 39分、白石選手のロングボールを収めた宮市選手が右サイドをドリブル突破。クロスはブロックされましたが、こぼれを拾った小谷選手が左から上がってきた鈴木選手にパス。鈴木達選手がペナ内左からカーブを掛けたシュートを狙いますが、ボールは枠外右を通過。

 40分、グルージャ陣内中央からの風間選手のFKにファーで久木田選手が頭を合わせゴール前に落としますが、宮市選手がクリア。

 41分、左サイドの金城選手からのミドルシュートは梅内選手の足に当たってコースを逸れ、ゴールラインを割りました。

 41分、左サイドからの風間選手のCKは宮市選手がクリア。

 44分、江頭選手からスルーパスが谷口選手に出てGKとの1対1になりかけましたが、トラップミスしGK松原選手がキャッチ。

 45+1分、左ハーフスペースで風間選手、大島選手と繋いでペナ内左から金城選手がシュートするも白石選手がブロック。こぼれを小林選手が拾って再び金城選手がシュートするも小泉選手が正面でキャッチ。

 

 前半は0-0で終了。ポゼッションは明らかにザスパグルージャのシュートらしいシュートは39分の鈴木達選手のものくらい。しかしザスパの決定的チャンスも7分と25分くらいでそれほど多くは無い。グルージャの高いライン設定が功を奏しており、グルージャの選手の距離感も良い。後半どこまでこれを保てるか。

 

 後半開始。52分、左サイドでボールを奪った白石選手がドリブルからクロス。谷口選手がニアで収めてシュートするも松原選手が正面でキャッチ。

 53分、右ハーフスペースの梅内選手から貰った小谷選手がミドルシュート。舩津選手にブロックされるもファーへのこぼれを鈴木選手がシュート。枠内のボールでしたが松原選手がファインセーブ。

 53分、右サイドからの白石選手のCKをファーで稲森選手がゴール前に落としますが風間選手がクリア。

 55分、中央の小谷選手からのスルーパスは宮市選手、谷口選手は触れず松原選手がキャッチ。

 56分、グルージャの選手交代。梅内選手に代わり藤沼選手投入。藤沼選手がそのままシャドーへ。

 60分、自陣でのクリアボールを拾った宮市選手が中央をドリブルで上がり藤沼選手にスルーパス。あわやGKと1対1でしたが、松原選手が先にキャッチ。

 62分、右サイドからの星原選手のクロスは江頭選手がクリア。

 63分、左サイドの小柳選手からのクロスは小泉選手が直接キャッチ。

 65分、右サイドの谷口選手が小柳選手のパスをインターセプトすると、ボールは藤沼選手が拾って中央をドリブル。碓井選手と競り合いながらもペナ内までたどり着き左足でシュート。GK松原選手がかろうじて左手で弾きましたが、詰めていた宮市選手が押し込んでゴール。前線3人によるカウンターでグルージャ先制。0-1。

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  66分、左サイドの小谷選手の裏へロングパスに反応した谷口選手が収め、ドリブルで中央まで運んでからシュート。しかしボールは枠を捉えず。 

 66分、ザスパの選手交代。小林選手に代えて山崎選手投入。

 67分、左サイドからの風間選手のFKにファーで小柳選手がヘディングシュートしましたが、小泉選手が正面でキャッチ。

 69分、風間選手から右サイドの裏へボールが落ちると収めた星原選手がクロス。ニアに走り込んだ山崎選手は触らず久保選手がクリア。しかし暗いボールが高橋選手に当たり高橋選手がシュートして枠内左に決まった…と思いきや、高橋選手のプレーがハンドリング判定。グルーじゅやにとっては危機一髪のシーン。

 73分、グルージャの選手交代。鈴木達選手に代わり菅本選手投入。菅本選手がそのまま左WBへ。

 73分、左サイドのスローインをペナ内で受けた大島選手が後ろの風間選手にパス。風間選手がシュートしますがボールは枠外右へ逸れました。

 76分、右サイドからの白石選手のFKのこぼれを久保選手がシュートしますがミートせず、大きく逸れてゴールラインを割りました。

 76分、ザスパの選手交代。大島選手に代えて鈴木崇選手。星原選手を右SBに下げ小柳選手が左SB、鈴木選手が右SH、山崎選手と高橋選手がCFの4-4-2にフォーメーション変更。

 80分、小谷選手からパスを受けた左サイドの菅本選手がドリブルからクロス。ペナ内中央で谷口選手がフリーで左足を合わせましたが、ボールはクロスバーに弾かれ手前に戻り風間選手がクリア。

 81分、金城選手に代えて大久保選手投入。高橋選手が左SHに入り大久保選手と山崎選手の2トップに。

 82分、右サイドの鈴木崇選手からのクロスに山崎選手が頭を合わせますが枠には飛ばず。

 84分、グルージャ陣内中央からの風間選手のFK。ファーで大久保選手が頭で落としたボールは一旦江頭選手がクリアしますが、右サイドで拾った星原選手がシュート。しかしGK小泉選手が左手でクリア。これを拾った高橋選手がクロスを入れファーに抜けたボールを舩津選手が右足でシュートしますが、小泉選手が体でブロック。

 86分、右サイドの鈴木崇選手から裏へのスルーパスに抜け出した山崎選手が追い付きクロス。しかし久保選手がクリアし大久保選手に触らせず。

 87分、右サイドで星原選手とのワンツーから風間選手が抜け出してペナ内にふわりとしたクロス。大久保選手がフリーで頭から飛び込みましたが、ボールはクロスバーの上へ。

 87分、大久保選手から裏へのスルーパスが出ると高橋選手がGKと1対1になりかけましたが、白石選手がぎりぎり追い付きクリア。

 88分、舩津選手の左サイドでのドリブル突破から小柳選手へパス。再び舩津選手に戻してドリブルからシュート。GK小泉選手が前に弾き大久保選手が詰めましたが、何とか小泉選手がキャッチ。この日の最大のピンチでした。

 89分、左サイドの高橋選手のクロスのこぼれをファーで拾った久木田選手が星原選手にパス。星原選手がドリブルからクロス。山崎選手が中央で右足を合わせましたが、小泉選手が正面でキャッチ。

 90+1分、グルージャの選手交代。谷口選手に代わり今関選手投入。今関選手がそのままシャドーに入りました。

 90+3分、風間選手からのロングボールを大久保選手が頭で落とし、山崎選手のワンタッチから鈴木崇選手がシュートするも枠を捉えず。

  試合終了。1-0でグルージャの勝利。

 

選手の評価

 MOMは決勝点の宮市選手、ではなく、途中交代での出場からその決勝点をお膳立てした藤沼選手。決勝点は宮市選手のゴールですが、実質的には9割は藤沼選手のゴールと言って良いもの。フェイントを何度かかけてから利き足ではない左足で「ここしかない」コースに打ったところに、非凡なセンスを感じさせました。

  もちろん宮市選手の献身的な走りがあったからこそのゴールでもあり、相手ボールをインターセプトして起点となった谷口選手を含めた攻撃陣3人の素晴らしいゴールでした。

 

 この試合のグルージャは選手全員の出来が素晴らしいものでしたが、やはり久々に失点ゼロに抑えたGK・DF陣を褒めない訳にはいきません。試合を通して高いラインを保ち、集中して守れていました。終盤では防戦一方になりましたが、ここ4試合と比べると相手選手に寄せる距離・タイミングが改善されていたからこその無失点だったように感じられます。試合後、4人(小泉選手、福田選手、稲森選手、久保選手)で抱き合って喜ぶシーンが印象的でした。

 

 ザスパの選手の中では、ゴールへの臭覚に優れた高橋選手、正確なキック力の風間選手は格の違いを感じさせる素晴らしいプレーだったと思います。

 

総評

 田中憧選手の出場停止や嫁阪選手の怪我での離脱など、グルージャのネガティブな情報には事欠かなかったので、試合前は大惨敗を覚悟していました。 たいへん失礼ながらグルージャが勝てる可能性はかなり低いと見ていました。

 

 この日の勝因は運や相手の拙攻に助けられた面もありますが、

  •  高いラインを維持し相手のオフサイドを誘発させ、自陣ゴール近くでの相手のプレー機会を少なくさせたこと。
  •  相手の攻撃時のマークの受け渡しやスペースを埋める判断がチームで統一されていたこと。
  •  後半の早いタイミングで藤沼選手を投入し、チーム全体がプレスを強める時間帯が作れたこと。

が上げられるでしょう。

 反省点を言えば、88分に舩津選手の左サイドの突破からのシュートを許したような、「相手選手へのマークの綻びが試合終盤にはどうしても露見してしまうこと」、でしょうか。そういう意味でも菊池監督には、3枚目の交代はもう少し早く行って欲しかった、とも言う感想も持ちました。

 

 といつものごとく小姑のような指摘をしつつ…「この日のグルージャは素晴らしかった」と声を大にして言いたい。

 試合終了のホイッスルが鳴ると同時に先発出場していた選手はほぼ全員、喜ぶより先にその場に倒れ込んでしまうくらい、選手たちは泥臭く走り回ってくれました。球際では五分(または若干ザスパに軍配)でも、運動量では明らかにグルージャが勝っていました。

 

 グルージャが久々に勝利を収めたことは非常に喜ばしいことだったのですが、試合後に立ち上がれないほど疲弊した選手の様子を眺めつつ、何とも複雑な感情が湧いてきました。「ここまでやらなければ勝てないのか…ここまでやっても勝てない可能性も十分にあったのか…」と。

 只でさえ薄い選手層に加え、1年を通して怪我人が頻発し毎試合選手のやりくりに苦労するグルージャに対し、途中交代で出場する選手でさえJ1・J2で実績のある選手が出てくるザスパ。今回はたまたま勝利出来ましたが地力の差は歴然。

 何が言いたいかというと、今のグルージャは実現不可能に見えるミッションに対し、物凄く健闘していると思うのですが、一般層には全く伝わっていないことが非常にもどかしい。

 

 第24節が終わってグルージャの順位は17チーム中12位(勝ち点27)。リーグ戦残りは9試合。当初の目標である「勝ち点40以上」を達成するには、4勝1分4敗又は3勝4分2敗以上以上の戦績にする必要があります。

 グルージャはどこまで順位を上げられるのか、どんなプレーを見せてくれるのか。残り9試合に括目しましょう。