グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

今さら2015シーズン総括

 今さらですが2015シーズンの総括を少し。コアサポにとっては当然のことしか書きませんが、私の備忘録ですので悪しからず。

 まずは成績から。

               順位  勝点     勝  分     負   得点  失点  得失点差

2014   5/12        45   12         9        12         43        39            4  

2015    11/13        35          8        11       17         36        47          -11

 

 言わずもがなですが、攻撃も守備も昨年と比べて格段に落ちております。内容的には、2014シーズンではぎりぎりで勝ち若しくは引き分けにしていた試合を、2015シーズンはぎりぎりで引き分け若しくは負けにしていた印象があります。すぐに思いつく原因としては、

①開幕前の良いキャンプが張れず(練習場、宿泊先ともにプロの使用レベルに非ず)、スタートダッシュのためのコンディショニングが出来なかった。

②2014シーズンに活躍した主力選手が移籍し、それを埋める補強が出来なかった。  特に土井良太、富井、土井康平の穴は大きく、高瀬の前半戦欠場も痛かった。

③リーグと並行して行う国体出場に伴い、登録選手を増やしなるべく多くの選手に出場機会を与えたが、戦術が浸透せずチームとしてのまとまりに欠けた。

等が挙げられるかと思います。①、②、③ともにフロントや鳴尾前監督の総括を聞いてみたいところではあります。

 2014シーズンのグルージャの躍進要因は一言でいえば、メンバーをある程度固定させて堅守速攻を実行したことでした。岡田、小林、田中、守田の最終ライン、攻撃面では土井良太の高さ、富井のキックの正確性、高瀬のスピードを活かし、地域決勝優勝の勢いをそのままに駆け抜けました。

 より上位を狙うために戦い方の幅を広げること自体は、間違っていなかったと思います(因みにボール支配率は2014の39.9%から2015シーズンの45.0%まで上昇しております)。それを実行するための準備が、あらゆる面で出来ていなかった、また準備が出来ていない段階でフォーメーションを弄り回してもどうにもならないことが解ったシーズンといえるのでは無いでしょうか。

 最後に断っておきますが、鳴尾前監督は感謝しかありません。彼がいなければ今こうしてJ3リーグを楽しむことが出来なかったのですから。今後はフロント入りとのことですが、違った形でグルージャを盛り上げてくれることを期待しています。

 今日はこの辺で。