グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第22節 FC琉球 vs グルージャ盛岡

 J3第 22節FC琉球戦は結果、内容ともに完敗、グルージャの連続無敗の記録も10試合でストップしてしまいました。

   第2節ガンバ戦以来の4失点の大敗。良い流れで天皇杯3回戦に繋げたかったので、非常に残念ではありますが、反省しつつ切り替えて、天皇杯に臨みましょう。

   その前に、この試合をざっと振り返り。私は現地観戦していないので、スカパーハイライト映像で見た限りです。

 

f:id:zenbuddhist:20160919213505j:plain

f:id:zenbuddhist:20160921053120j:plain

f:id:zenbuddhist:20160919213536j:plain

 グルージャが、この試合から始まる連戦の初戦に、どういう布陣で臨むのかが注目でしたが、いわて国体を見据えてか谷村選手と井上選手を久々にスタメンに起用。CHの林選手、石井選手も第20節鳥取戦以来の先発出場。谷口選手が居ないのは、天皇杯に向けて休ませているのか、コンディションが悪いのか…。

 FC琉球は、ジェフ千葉から期限付き移籍してきたばかりの浦田選手を左SBに起用。

 16分、左サイドで井上選手からパスを受けた谷村選手がドリブルで上がり、クロス。ゴール前に飛び込んできた牛之濱選手が、左足できれいに合わせて先制。この攻撃パターンは、チームとしてかなり板に付いてきました。スコア1-0。

 22分、グルージャペナ付近でボールを受けた山内選手が右サイドから駆け上がってきた田中選手にパス。田中選手と競り合っていた井上選手が後ろから手をかけて倒してPK献上。やってしまいました。軽率なプレーと言えますが、元々対人守備面で不安のある井上選手に、現時点のJ3得点王である田中選手のマッチアップは厳しかったか。田中選手が難なくPKを決め1-1。

 34分、富樫選手から、中央を抜け出した知念選手にパスが通り。マークに付いていた畑本選手と競り合って知念選手が倒れ、畑本選手に一発レッド。決定機阻止に対するカードだったようですが、映像を見る限りかなり厳しい判定でした。グルージャは10人になり、井上選手に代えて益子選手を投入。フォーメーションを4-4-1にしたようです。

 45+2分、富所選手がハーフウェイライン付近から、グルージャ最終ライン裏を狙ったパス。藤澤選手が抜け出し、GKが前に出ているのを確認してループシュート。益子選手がぎりぎりでクリアしたかに見えましたが、ボールはゴールを割り得点。これで1-2。

 69分、左サイドのパクリキ選手から、中央を抜け出した富樫選手にパスが入り、パブロ選手に繋いでパブロ選手がゴール左に落ち着いて決めました。1-3。

 84分、中央のパブロ選手からバイタルに抜け出した上門選手に縦パスが入り、最後は左から走り込んできたパクリキ選手に繋いでシュート。ゴール右隅にきれいに決まって1-4。

 90+4分、安楽選手がバイタルでドリブル突破からのシュートでゴール。安楽選手はリーグ戦初得点を飾り一矢報いましたが、2-4で試合終了。完敗です。

 

   試合後のキム監督の談話を読むと、FC琉球は相当グルージャを研究してきたようです。この日は徹底してグルージャの最終ラインの裏にパスを通す作戦だったようですが、見事にハマりました。グルージャは10人になって、相手に圧力をかけられなくなり、いいようにやられてしまったようです。

   それに加え、これは全く言い訳にはなりませんが、雨によりぬかるんだピッチコンディション、カードを多く出す傾向の主審にも影響されてしまったようです。

   これもグルージャの実力でしょう。所詮グルージャは、まだまだJ 3の下位チームです。ベガルタに1度勝たせてもらった位で、勘違いしてはいけません。

   次節藤枝MYFC戦は、これまでの公式戦で完全出場だったDFの核である畑本選手抜きの試合という、新たな試練に立ち向かわねばなりませんが、その前に天皇杯3回戦Honda FC戦が待っています。

   土井キャプテンが言うように、反省しつつも10人で1点取ったことをポジティブに捉え、天皇杯に臨みたいと思います。

    天皇杯3回戦プレビューに続く…。