マッチレビュー J3リーグ第26節 大分トリニータ vs グルージャ盛岡
遅ればせながらひっそりと前節のダイジェストレビュー。
第26節は、グルージャの公式戦としては最多観客数(7,680人)だったと思われるアウェイ大分戦でしたが、J3優勝と昇格を狙っている大分トリニータとの実力差を見せつけられた試合となったようです。以下スカパーダイジェストのまとめ。
大分は今季初めて試合開始から3バックを採用。1トップには伊佐選手を起用。
グルージャはいつもの4-4-2ですが、CFには前節に続き垣根選手を起用。
3分、右サイドで石井選手、鈴木達選手、梅内選手、垣根選手とショートパスを素早く繋ぎ、石井選手が左足でミドルシュート。これはGK修行選手が正面でキャッチ。
16分、中盤でボールを奪った姫野選手が伊佐選手へパス。伊佐選手がドリブルで上がり再度、姫野選手へ。姫野選手はワンタッチで左サイドを駆け上がった山口選手へはたくと、山口選手がクロス。これを久保選手がゴール前でスライディングでクリアしようとしましたが、ボールはゴールへ転がってしまいます。不運ではありましたが、久保選手の位置取りが松本昌選手の後ろになってしまい良くなかった。0-1。
34分、中央の後藤選手から左の山口選手へミドルパス。山口選手のドリブルから斜め前へクロスを上げると、ボールはゴール前に走り込んだ伊佐選手の膝に当たってゴールへ吸い込まれました。山口選手の絶妙なクロスでしたが、畑本選手はクリアしたかった…。0-2。
45+2分、GK土井康選手のクリアキックが短くなり、ダニエル選手がヘディングで長く跳ね返すと、これに後藤選手が反応。ドリブルで駆け上がり、マイナスのクロスにまたしても伊佐選手が飛び込んでゴール。グルージャの守備人数は足りていたのですが、切り替えが遅く大分のスピードに付いていけず。これが実力差か。0-3。
62分、福森選手の長めのパスに対し、グルージャ最終ラインはオフサイドトラップを仕掛けましたが失敗(残っていたのは畑本選手か)。後藤選手が裏に抜け出し、GKとの1対1を制して左隅にゴール。グルージャ最終ラインの緩さが出ました。この手のミスはシーズン序盤で打ち止めにして欲しかったのですが…。0-4。
68分、ようやくグルージャが反撃。右サイド奥からの鈴木達選手のスローインから谷口選手が一度タメを作ってから牛之濱選手へパス。牛之濱選手はドリブルで相手DFを交わし、ゴール前で待っていた梅内選手へラストパス。梅内選手が押し込みゴール。アシストした牛之濱選手のドリブルが光ったゴール。1-4。
80分、石井選手→垣根選手→牛之濱選手→石井選手→安楽選手→牛之濱選手→安楽選手と細かく繋ぎ、最後はペナ外から石井選手が前節に続く豪快なミドルシュート。前節同様、アウト回転がかかったボールはゴール右隅に決まりました。最近の石井選手は効果的な攻撃参加が出来るようになり、非常によろしい。2-4。
試合終了、2-4の敗戦。
実力と言ってしまえばそれまでですが、ダイジェスト映像で見る限り失点は4つとも防ぐことが出来たようなものに見えました。シーズン終盤でこのような失点シーンを見るのはキツイものがあります。畑本選手、久保選手にとっては非常に痛い試合。また学習して次頑張りましょう。
但し、選手たちは0-4にされてからも貪欲にゴールは狙っていき、良い形で2点は取れた訳ですし、グルージャの選手たちは最低限の仕事はしてくれたようです。
今季はあと4試合。そういえば残りのホーム戦の第28節福島ユナイテッド戦(11月5日)、第30節栃木SC戦(11月20日)は、それぞれ盛岡市民DAY、岩手県民DAYということで、盛岡市民、岩手県民は無料で入場出来るそうです。盛岡市民、岩手県民の皆さんはぜひ多数お誘いあわせの上、いわスタにお越し下さい。ぜひとも今季最大の観衆で埋まったいわスタで、選手たちにプレーしてもらいましょう。
さて次節のアウェイ、長野パルセイロ戦は久々に私も参戦します。という訳で、プレビュー記事に続く。