マッチレビュー J3リーグ第7節 グルージャ盛岡 vs AC長野パルセイロ
ゴールデンウィーク最終日の7日に、ホームいわスタで行われたJ3第7節AC長野パルセイロ戦。試合結果はスコアレスドローに終わりました。
観客数は1,125人と下げ止まり、今季ホーム3試合では最高の数字。3ケタ観客数は避けられたものの、1試合あたり平均はまだ3ケタ(983人)。この試合で平均を4ケタに戻したかったのですが、現実はやはり甘くない。このまま少しづつでも増えていってくれれば…。
公式結果
フォーメーション
パルセイロはCFに勝又選手の代わりに小林選手をCFに据えた4-4-2。
グルージャはここ最近固定メンバーでの3-4-2-1。
試合内容
いわスタはこの日もメインから見て右から左への強風。コイントスでグルージャは風上スタートを選びました。
18分、パルセイロはグルージャ陣内絶好の位置でFK獲得。有永選手がゴール左下隅を狙ってキックしましたが、土井選手がファインセーブ。このプレーはまたもDAZN週間ベスト5セーブに選ばれました。土井選手がベストセーブに選ばれることが当たり前になってきたのは嬉しい限り。
明治安田生命 #J3 リーグ第7節#DAZN週間ベスト5セーブ!🙌
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年5月9日
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序盤からパルセイロのペースが続き、グルージャは攻撃らしい攻撃をさせて貰えませんでしたが、26分、ようやく谷口選手が左サイドからドリブルでペナ内に入りシュートを打つも、GK阿部選手キャッチ。
41分、松原選手が左サイドのドリブルからシュートするも久保選手ブロック。
66分、右サイドでボールを奪った佐藤選手の折り返しを三上選手が受け、反転して左足の強烈なシュート。これはクロスバー直撃でゴールに至らず。この場面はボールの奪われ方も悪かったですが、三上選手をペナ内の危険な位置でフリーにさせてしまいました。
70分、右サイドから途中交代した東選手が裏狙いのスルーパス。小林選手が走り込んでシュートするも、土井選手が触りポストに当たって跳ね返りました。
72分、CKのこぼれ球に三上選手が絶好のシュートチャンスでしたが、うまく右足でミート出来ず。この辺の時間帯は完全なパルセイロペースでしたが、グルージャにツキも味方しました。
81分、途中出場の菅本選手が右サイドをドリブルで運びクロス。しかしゴール前に飛び込んだ梅内選手には合わず。
83分、鈴木選手のクロスこぼれを、畑本選手がミドルシュートするも、ボールはクロスバーの上へ。
90分、CKのこぼれをペナ内で松原選手がシュートするもDFブロック。
90+1分、東選手のCKは土井選手がパンチングクリア。
0-0で試合終了。
選手の評価
やはりMOMは土井康平選手になってしまうでしょう。この日は強風の影響で、昨シーズンから目に見えて向上しているキックが安定しませんでしたが、セービングに関してはほぼ完璧。
DF陣は反省点はもちろんあるものの、粘り強く守ってくれました。シーズン開幕当初から比べれば、球際の寄せは速くなってきたように見えました。
年俸総額でグルージャの倍以上の選手層を誇るパルセイロ相手に、球際では互角でしたし、総じて及第点はあげて良い内容だったと思います。
総評
やはりパルセイロの守備は固かった、という印象。
どちらのチームがより勝利に近かったかと言えばパルセイロの方ですが、グルージャも何回か得点に至りそうな攻撃の形は見せていました。
グルージャは少しづつ強くなっているとは思いますが、相手があることですから、そう簡単には目に見えた結果は得られません。様々な見方が出来る微妙な試合内容でしたが、強いパルセイロ相手に勝ち点1を得られたということでこの日は満足すべきかな、というのが私の感想。
中盤で潰しあう時間帯が多く、普段あまりサッカー観戦をしない方には難解な試合になってしまったのが残念ではありました。あのじりじりした展開から、1点でも入れば会場は大爆発出来たのですが…。
そういえばこの日はグルージャのゴール裏の方々が、メインスタンド、バックスタンドを廻ってチャント集を配布していました。いつもお疲れ様です。こういう努力が少しづつでも集客へ結びついていけば良いですね。
次のホーム戦に期待しましょう。