グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

7月2日サポーターズカンファレンス議事録を読んだ感想

 7月2日に行われたサポーターズカンファレンスの議事録が、先日公開されました。

 私はサポカンには参加していないので、この議事録で初めてその内容を知ることになりました。この時期にサポカンが開催されたのは、主に「盛岡市以外へのホームタウンの拡大」と「北上総合運動公園北上陸上競技場でのJ3ホーム公式戦開催」に関する説明のためだったようです。

 それ以外についても、クラブフロント側から多くの興味深い回答がありました。以下に私が個人的に気になった点をあげておきます。

 

1.ホームタウン

 岩手県全域にホームタウンを拡大する。2017年中にホームタウン追加、2018年から実質的に、2019年から名実ともに岩手県全域のクラブとして始動する。チーム名・エンブレムの変更も予定している。ホームスタジアムはいわスタのまま。クラブ発祥の地である盛岡にはこだわる。

 

2.北上陸上競技場での公式戦開催

 8月20日のガンバ大阪U-23戦を北上陸上競技場で開催する理由は、①県南サポーターのアクセス、②隣接施設含めた大型施設の活用、③スタジアム内オーロラビジョンの3つ。今後もホーム戦の20%以内(1~3試合)を北上含めたいわスタ以外での開催を検討していく。

 

3.今季のトップチーム強化

 現時点で今季中の強化の予定は無し。現メンバーで戦う。

 

4.スポンサー数・契約金額

 昨シーズンの約110社、7,200万円から、今シーズンは現時点で約320社、1億1,000万円を突破。

 

5.ユニフォーム・グッズ

 来季ユニやレプリカ、グッズの計画は進行中。来季ユニフォームはシーズン開幕前の販売を目指す。

 

6.ポスター掲出

 昨シーズンの1,500枚から5,000枚に増やし、県全土に掲出済み。盛岡駅内の掲出もJR、盛岡市と交渉中。岩手ビッグブルズとも連携して掲出を検討する。

 

7.キックオフ前の『I'm forever blowing bubbles』合唱

 JASRACの問題があり、無条件にカラオケを流すのは困難。合法的な方法を検討する。

 

 

 1、2項については、既にある程度発表していたもので目新しい情報ではありませんが、「ホームタウンを県全域化しても、スタジアムは盛岡にこだわる」という言葉を直接フロントから聞けたのは良かったと思います。

 3項のトップチーム強化の予定が無いことについてだけは、がっかり…。本当に現メンバーで今季を乗り切れるだろうか…。まあ緊縮財政下では仕方ないことではあります。

 4項のスポンサー数・契約金額アップについては、前フロントがサボっていたのかもしれませんが、現フロントは賞賛されて然るべき、驚くべき上昇幅です。何はともあれ良かった。スポンサー様には感謝。フロントスタッフにはもう一頑張りして頂き、更なるスポンサー数と契約金額の増を期待します。

 5項以降は今後を注視、といったところでしょう。

 他にも『のん』さんとのコラボ交渉や、選手によるさんさ「踊り」への参加など、フットワークの軽いところを見せた現フロントスタッフには、非常に好印象を持ったサポカン議事録でした。

 

 明るい話題に乏しいグルージャですが、これまでのところフロントスタッフによる今季のクラブ立て直しの活動は、キズールの件も含めて順調のように見えます。

 単なる一サポーターの我々は、スタジアムでの応援や、グッズの購買や、ブログでの空騒ぎくらいしかクラブを応援する術はありませんが、地元にJリーグクラブがある幸福を継続させるため、現フロントスタッフを信じて応援していきたいと思います。

 最後になりましたが、クラブの重要事項決定についての報告のため、筋を通してサポカンを開催して頂いたフロント首脳陣には感謝申し上げます。ぜひ今後も折を見てサポーターとの対話の機会を持って頂くことを希望します。