グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第21節 グルージャ盛岡 vs ギラヴァンツ北九州

 ホームいわスタでの第21節ギラヴァンツ北九州戦は良いところなく、0-3の完敗。遂にJ3ではグルージャ初の6連敗。J3の連敗記録の「7」の更新も見えて来てしまいました。

 

公式結果f:id:zenbuddhist:20170910034558j:plain

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フォーメーション

 グルージャは前節から右SB:鈴木選手、左SB:久保選手、CH:垣根選手を入れ替えてきました。

 尚、梅内選手はこの試合がJ3通算100試合出場達成。おめでとうございます。

 ギラヴァンツは前節と同じスタメンとフォーメーション。

 

試合内容

 

 12分、畑本選手から右サイドの相手DF裏へのパス。菅本選手が収めてペナ内でクロスを試みるも加藤選手がスライディングでブロック。

 13分、右サイド差波選手のクロス、クリアのこぼれを久保選手がボレーシュートするもゴールサイドネットに当たりました。

 14分、林選手がギラヴァンツ陣内で加藤選手に突っかけ、こぼれたボールを菅本選手が収めドリブルからシュートしますが、加藤選手が何とか戻ってブロック。

 17分、右サイドで井上選手がドリブルで上がり、右から追い越した福森選手へパス。福森選手のクロスに安藤選手がヒールを合わせますが中島選手がキャッチ。

 19分、花井選手からフワッとしたパスがDF裏に落ちると、池元選手が福田選手、畑本選手を振り切りゴール右隅に難なく決めました。「オフサイドじゃないの?」と追い足を緩めた福田選手は頂けないプレー。0-1。

 24分、水永選手から左サイドのDF裏にボールが出ると、井上選手がグラウンダークロスを入れますが池元選手には合わずDFクリア。

 29分、右サイドでギラヴァンツの素早いFKのリスタートから安藤選手がクロス。畑本選手のクリアが福田選手に当たりこぼれたボールを、池元選手が拾って左足を振りぬきゴール。運も無かったがグルージャの切り替えの遅さが原因の失点。0-2。

 30分、右サイドから福森選手がドリブルで粘ってクロスを上げるも中島選手がキャッチ。

 32分、左サイドの石神選手のクロスから水永選手がヘディングシュートするも枠を捉えず。

 34分、左サイドからのCKにファーの石神選手がヘディングシュートするも枠を捉えず。

 37分、花井選手のミドルシュートはゴールの遥か上へ。

 前半は0-2で終了。球際と切り替えではことごとく負け委縮している印象のグルージャ

 前半開始。開始と共に林選手に代えて谷口選手投入。同時にフォーメーションも3-4-2-1に変更。その谷口選手が早速チャンスを作ります。46分、谷村選手が中央をドリブルから左に開いた谷口選手へパス。谷口選手はドリブルから左足シュート。しかし枠は捉えず。

 56分、安藤選手おミドルシュートは中島選手が正面でキャッチ。

 64分、垣根選手から右サイドDF裏にボールが落ちると途中出場の岩渕選手が収めてシュート。しかし枠は捉えず。

 73分、右サイドFKから川島選手のシュートしたDFブロックのこぼれを加藤選手がシュート。しかしこれもDFブロック。

 78分、加藤選手が自陣でボールを奪い、そのまま右サイドをドリブルで駆け上がりクロスを入れるも水永選手には合わず。ファーに川島選手が待っていましたが、差波選手が追いつきクリア。

 80分、左サイドの池元選手からDF裏へのスルーパス。川島選手が走り込んで右足を振り抜くと、中島選手の手をすり抜けゴール枠内左に決まりました。グルージャの足が止まってきた時間帯、ギラヴァンツがカウンターをきれいに決めました。0-3。

 81分、福田選手のロングパスを収めた岩渕選手がドリブルでペナ内に進みますがシュートは打てず。

 88分、菅本選手の左サイドドリブルからのクロスは相手DFがブロック。

 88分、差波選手の左サイドCKに谷口選手が頭で合わせますが枠に飛ばず。

 試合終了、0-3。

 

選手の評価

 MOMは2得点、1アシストを上げた池元選手。シュート精度はもちろん、ドリブル、球際の強さなどJ3では別格の素晴らしい選手です。

 3点目を上げた川島選手のシュートも見事。利き足では無い右であれだけのシュートを打てるのですから大したものです。

 グルージャの選手は評価無し。下手なら下手なりの意地、我武者羅さのようなものが見たかったのですが、私の目では確認出来ませんでした。

 

総評

  グルージャは最後までどうやって得点するつもりなのか、私にはよく分かりませんでした。ワンパターンでポンポン長めの球をDF裏に出してましたが、相手にとっては非常に守り易かったと思います。あれが本当に菊池監督の作戦だったのでしょうか。

 CFの谷口選手が先発出場しない弊害としてボールを前線で収められなかったため、パスを回すリズムが作れずDF裏への縦ポン一辺倒になってしまった、というのが実情でしょう。

  谷口選手の出場に関わらず、これまで積み上げたショートパス志向を最初から放棄してしまっては、何がやりたいのか分からないサッカーになるのは目に見えています。そこのバランスは選手、監督、コーチ間でよく話し合い、落としどころを探るべきものでしょう。この試合、チーム全員が同じサッカーを描いていたのか、私は疑問を持ちました。

 試合後の菊池監督のコメントも自分たちを見失っているかのように見え、サポーターの不安を煽るものでしかなかったのが非常に残念です。

 

 J3の連敗記録(2016シーズンのYS横浜による7連敗)を更新する可能性も濃厚になってきましたが、連敗記録などどうでも良いことです。

 「勝て」とは言いません。残り試合、サポーターが来季に向けて希望を持てるようなポジティブな何かを見せて下さい。菊池監督や選手たちに言いたいのはそれだけです。