グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第25節 FC東京U-23 vs グルージャ盛岡

 10月1日に味の素フィールド西が丘で行われたJ3第25節、FC東京U-23戦は1-3の完敗に終わり、グルージャの連勝は「2」でストップしました。

 

公式結果

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フォーメーション

 FC東京はアンダー世代の代表招集により、久保建英選手、平川選手、原選手、品田選手が不在。その代わりオーバーエージ枠は大久保選手、吉本選手、米本選手、橋本選手と豪華なメンツをフルに揃えてきました。トップチームの主力である橋本選手は、J3出場は今季初。

 グルージャは前節と同じスタメン。

 

試合内容

 4分、差波選手の右サイドからのCKはニアでDFがクリア。その流れで橋本選手から右サイドに開いた米本選手へスルーパスタッチライン際で柳選手に繋いでクロス。ボールは福田選手に当たって左タッチラインへ。

 7分、岩渕選手のミドルシュートは枠外右に外れました。

 8分、差波選手の左サイドからのCKはニアでDFがクリア。

 13分、左サイドの谷村選手から林選手にパス。林選手は左サイド裏にスルーパスを出すと谷村選手が走り込んでグラウンダークロス。DFにクリアされますが、拾った谷口選手から谷村選手を経てペナ前中央の差波選手が左足でシュート。ゴール左を狙った良いシュートでしたが、大久保選手が手でクリア。

 14分、右サイドからの差波選手のCKはニアでDFクリア。

 23分、吉本選手から左サイドへロングフィード。小川選手が収めて上がってゴールライン際でクロスするも鈴木選手がスライディングでクリア。

 24分、左サイドからの小川選手CKに山田選手が頭を合わせますが土井選手がセーブ。もう一度左サイドの小川選手がクロスし橋本選手がボレーでシュートしますが枠の外。

 30分、岩渕選手のミドルシュートはゴール右枠内でしたが、大久保選手がブロックしキャッチ。

 31分、谷村選手のミドルシュートは大久保選手が正面でキャッチ。

 33分、相手のクリアボールを奪った林選手のミドルシュートは枠の外。

 35分、岩渕選手から右サイドの裏にスルーパス。菅本選手が追いついてシュートするもゴール上枠外。

 39分、中盤で奪ったボールを差波選手が相手DF裏へ落とす長いボールを入れると、岩渕選手がトラップ。GKとの距離が無い状況で右足でゴール右を狙いシュートしましたが、右ポストに当たって跳ね返り大久保選手がキャッチ。またも岩渕選手はゴールならず。

 42分、小川選手の右サイドからのCKにファーで柳選手が右足を合わせますが、ボールは枠外。

 43分、右サイドの柳選手のクロスにユ選手がシュートしますがミートせず、土井選手が正面でキャッチ。

 44分、米本選手から裏を狙ったロングボール。ユ選手が収めて右の柳選手へパス。柳選手がペナ前でシュート。福田選手がブロックしこぼれたボールを拾った内田選手がクロスしますが、鈴木選手が頭でクリア。

 45+1部、左サイドからの小川選手のCKにファーで吉本選手が頭を合わせますが、ゴール右枠外。

 前半終了、0-0。東京が押し気味ながらも、グルージャも攻撃の形は作れており、39分の岩渕選手のシュートはゴールしていておかしくないシーンでした。

 後半開始。48分、小川選手の右サイドのCKに、ファーでユ選手が頭を合わせてゴール。ユ選手のマークは鈴木選手でしたが、振り切られました。0-1。

 50分、左サイドから東京のカウンター。小川選手がドリブルからクロス。ファーのリッピ選手がフリーでボールを受けるとシュート。一旦弾かれたボールを橋本選手が押し込みゴール。ファーに二人フリーで余らせてしまいましたので、明らかな守備のポジションミス。0-2。

 52分、小川選手の右サイドのCKにニアに走り込んだ橋本選手がフリックで合わせましたがGK土井選手がジャンプしてブロック。

 52分、再び小川選手のCKはショート。リッピ選手が受けて小川選手に返すと小川選手がミドルシュート。しかしボールはゴール上枠外。

 54分、右サイドで柳選手がドリブルで久保選手をかわし、ペナ内でシュートするも福田選手がブロック。

 55分、右サイドの小川選手CKにニアで岡崎選手が足を当てますが、ゴール右枠外。

 56分、リッピ選手がドリブルからユ選手へパス。ユ選手がリッピ選手に返してペナ前からシュートするもボールは僅かにゴール上枠外。

 57分、米本選手から左サイドハーフウェイライン近くで貰ったユ選手が、そのままロングシュート。ドライブがかかったボールは土井選手の頭を超えゴールネットに吸い込まれました。土井選手の判断がに甘さがあったのかもしれませんが、ユ選手の素晴らしいシュート。0-3。

 65分、左サイドの小川選手のドリブルからのクロスにユ選手が頭で合わせますがゴール右枠外。

 69分、差波選手から右サイドの菅本選手へふわりとしたパス。菅本選手が収めてシュート。大久保選手が飛び込んで手で弾きましたが、詰めた梅内選手が頭で押し込んでゴール。1-3。

 71分、左サイドからユ選手がドリブルでペナ内に入り、リッピ選手にクロス。リッピ選手は直接シュートしますが、ボールはぎりぎりゴール左枠外。

 73分、リッピ選手の裏へのスルーパスに内田選手が走り込み、GKと1対1。土井選手がボールにいったところを内田選手にかわされ、接触してファール=PK判定。内田選手がそのままPKを蹴りましたが、ボールは右ポスト直撃で跳ね返りゴールならず。

 79分、左サイド谷村選手からペナ内の守田選手へパス。守田選手から大外から左サイドに上がってきた畑本選手へパス。畑本選手のクロスに梅内選手が飛び込んでシュートしますが、相手DFがブロック。

 79分、差波選手の左サイドからのCKは金選手の頭に当たらず。梅内選手も足を延ばしますがミートせず上がったボールを大久保選手がキャッチ。

 80分、谷口選手のミドルシュートはゴール上枠外。

 89分、左サイドのジャキット選手から内田選手へパス。更に後ろから走り込んだ長谷瀬川選手にボールが渡りシュートするも畑本選手がブロック。

 90分、小川選手の左サイドからのCKに長谷川選手がフリーでヘディングシュートしますが、ボールは右に流れました。

 90+3分、左サイドに開きユ選手からボールを受けた米本選手がふわりとしたクロス。ファーで待っていたジャキット選手がボレーシュートしますが、土井選手がキャッチ。

 試合終了、1-3。

 

選手の評価

  MOMは2得点のユ選手。スピードが持ち味の選手ですが、この日は2点目となったロングシュートでも魅せてくれました。

 この日の東京U-23は今季一番と言って良い位の豪華布陣でしたが、やはりボランチ2枚(橋本選手、米本選手)がJ1クオリティだと、チームは落ち着きます。東京の選手の質はそれぞれ高かったのですが、急造チームであそこまで落ち着いたプレーが出来るのは、ボランチ2人の貢献度が大きかったと思います。

 

 梅内選手が古巣(梅内選手はFC東京U-18出身)へ恩返しゴールを決め、プロになって最高の6得点目をマーク出来たことは素直に称えましょう。

 同じFC東京U-18出身でも岩渕選手の方はまたしても惜しい得点チャンスを逃してしまい、ついてないというか何というか…。お祓いしてもらった方が良いのではないでしょうか。これにめげずに残り試合も走り回りシュートを打ちまくって欲しいです。

 

総評

 文句なしのグルージャの完敗。FC東京にはPK含めた決定機がかなりありましたので、仮に39分の岩渕選手のシュートが入っていたとしても、グルージャが勝つのは相当難しかったでしょう。

 後半開始早々、ギヤを上げてきた東京に対し、跳ね返して反撃出来ないのが今のグルージャの実力。

 私が思うに一番反省すべきシーンは2失点目。先制されたことで浮足立ってしまったのか、ポジションも前に行きすぎ、ボールが奪われてからの切り替えも遅く、逆サイドががら空き状態。残り時間が少なかったなら、リスク背負って全員攻撃もわかりますが、40分間残した1点差であれはあり得ません。あれをやっているうちは先制された試合は敗北確定でしょう。いい加減何とかして欲しいところではあります。

 1失点目、3失点目に関しては個人能力の差なので仕方ないかな、というのが私の印象。

 

 39分の岩渕選手のシュートや69分の梅内選手のゴールなど、良い形の攻撃が出来ていたところもあったので、全て悲観すべき内容の試合でも無かったと思います。反省すべきところは反省し、次節に臨んでほしいです。