グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第31節 グルージャ盛岡 vs SC相模原

 12日のホームいわスタで行われたJ3第31節SC相模原戦はスコア0-2で敗戦。第30節鹿児島ユナイテッド戦に続く連敗を喫してしまいました。

 

公式結果f:id:zenbuddhist:20171112211622j:plainf:id:zenbuddhist:20171112212244j:plain

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フォーメーション 

 グルージャはいつものメンバーの3-4-2-1。

 相模原は好調だったCFガブリエルが怪我のため欠場。CFには久保選手と岩田選手。岩田選手は3か月ぶりの先発。左SBには予想通り出場停止明けの保崎選手が入り、4-4-2の布陣。

 

試合内容

  試合開始。3分、グルージャ陣内右サイドからの辻尾選手のFKにニアで梅井選手が頭を合わせますが、枠内には飛ばず。

 5分、菅本選手の左サイドからのミドルシュートは枠に飛ばず。

 11分、岩田選手の左サイドからのクロスに辻尾選手がヘディングシュートするも正面で土井選手がキャッチ。

 13分、FKのこぼれからアウベス選手がミドルシュートを放つも枠に飛ばず。

 14分、垣根選手の左サイド裏へのパスに梅内選手が追いつきクロスを上げますが、グルージャの選手は触れず、保崎選手が胸で落として川口選手がキャッチ。

 14分、谷口選手のミドルシュートは川口選手がキャッチ。

 17分、垣根選手のミドルシュートはミートせず、ゴール手前右に逸れました。

 18分、右サイド奥から辻尾選手からのクロスにファーで岩田選手が頭を合わせましたが枠には飛ばず。

  25分、菅本選手が右サイドで長い距離をドリブルで上がりクロス。谷村選手が中央で待っていましたが、川口選手がキャッチ。

 30分、岩田選手の左サイド角度の無い位置からのミドルボレーシュートはゴール右脇に逸れました。

 32分、工藤選手の速いミドルシュートは岩田選手に当たりリフレクションしましたが、土井選手がしっかりキャッチ。

 36分、中央の谷村選手からの縦パスにペナ内に走り込んだ梅内選手がトラップからシュート。ボールはゴール枠内右隅にきれいに決まりゴール!と思いきやオフサイド判定。非常に微妙な判定でしたが、梅内選手らしからぬ素晴らしいトラップからのシュートだったので、グルージャサポーターとしては温情判定して欲しいシーンでした。

 40分、左サイドで菅本選手から受けた守田選手がクロスを入れると、ペナ内中央で梅内選手がヘディングシュート。ボールは山なりの軌道でゴール枠内右上隅に飛びましたが、川口選手がパンチングでクリア。

 43分、保崎選手のペナ内左サイドからのクロスは鈴木選手がクリア。

 44分、新井選手の左サイドからのCKは土井選手がパンチングでクリア。

 45分、谷村選手のドリブルの上がりから、ペナ内へアーリークロス。左サイドから走り込んだ垣根選手がヘディングでゴール前に落とすも谷口選手は触れず、川口選手がキャッチ。そのまま垣根選手がヘディングシュートで良かったと思いますが(谷口選手はGKクリアのこぼれを狙っていた)…。

 45+1分、左サイドでドリブルで鈴木選手を抜いた新井選手がペナ内から速いシュート性のクロスを入れますが、土井選手がクリア。

 前半終了。0-0。全体的なペースは相模原だったので前半を失点ゼロで終えたことは評価できますが、めったに見られない梅内選手の素晴らしいシュートで得点出来なかったことは「フラグが立った」感あり…。

 

 後半開始。46分、菅本選手のミドルシュートは枠に飛ばず。

 48分、辻尾選手の右サイドからのCKにファーで岡根選手がヘディングシュート。しかし土井選手がブロックし梅内選手がクリア。

 49分、辻尾選手の右サイドからのCKにファーで久保選手が頭で合わせましたがゴール外左に逸れました。

 51分、左サイドのCKに辻尾選手はショートを選択。保崎選手がクロスを入れ中央で久保選手が頭を合わせるとボールはゴール枠内右隅へ決まりました。相模原先制で0-1。

 58分、差波選手がドリブルからミドルシュートするも途中出場のGK藤吉選手がクリア。

 62分、守田選手の縦パスが菅本選手に入り谷村選手、谷口選手とペナ内でのパス交換を経て差波選手が中央でシュートを放つも大きく枠の外。

 68分、岩田選手が右サイドをドリブルで上がりクロス。鈴木選手が頭で跳ね返したこぼれを久保選手がミドルシュート。グラウンダーのシュートは枠内右隅に決まってゴール。0-2。1点負けている状況とはいえ、右サイドの岩田選手にボールが渡った時点でグルージャはあり得ない陣形(岩田選手に対して福田選手が前に出てマンツー、畑本選手、守田選手は上がったまま戻っておらず、後ろの中央に鈴木選手のみが残っている状態)になっており、シュートが素晴らしかったのを差し引いてもDF陣は大いに反省しなければならないシーンでした。

 75分、左サイドの辻尾選手のCKは土井選手がパンチングでクリア。

 84分、右サイド深い位置での垣根選手と谷村選手のワンツーから、最後は垣根選手が角度が無いシュートを打つも枠外。

 86分、菊岡選手のパスから左サイド裏を取った普光院選手がクロス。久保選手がゴール前にスライディングして足で触りましたがボールは枠を捉えず。

 90分、福田選手の縦パスを貰った金選手がミドルシュートするも枠外。

 90+2分、相模原陣内中央からの差波選手のFK。ふわりと浮かせたボールはペナ内中央へ。福田選手が頭で落として金選手がシュートするも左ゴールポストに当たって跳ね返り、こぼれを井上選手が再びシュートするもクロスバーに当たって跳ね返りました。しかしその前のプレーで金選手がオフサイドの判定。

 試合終了。0-2。

 

選手の評価

 MOMは当然2得点をあげた久保選手。2得点とも技術の高さを見せ、怪我で欠場したガブリエル選手の代役をきっちり果たしました。

 相模原の勝利のもう一人の立役者は岩田選手。前線で動き回り攻撃を活性化させていました。2点目の何割かは岩田選手の得点と言っても良いでしょう。

 グルージャの選手では梅内選手が調子良さそうだったので、オフサイドとなった36分のシーンが本当に残念でした。あの得点が認められていれば試合展開は全く違うものになっていたでしょう。

 最近多少は安心して見ていられるようになったグルージャDF陣ですが、2失点目はチームとしての約束事が徹底されているのかが怪しくなるような失点の仕方で、非常に残念でした。

 

総評

 選手のクオリティの差がそのまま出たような内容。少ないながらも何回かグルージャの得点チャンスはありましたが決めきれず。相手に体格を生かされセットプレーで失点。あせって前がかりになったところをカウンターで失点。「負けるならこんな展開では」という予想をなぞるようなゲームでした。

 個々の選手の能力を見る限り、セットプレーの1失点はある程度仕方ないかと思いました。反省すべきは2失点目の守備と、攻撃時に足元に意識が行きがちなところかな、と。

 屈強なDF陣を要する相模原にしっかり守られると、こじ開けるのが至難になるのは予想出来ていたこと。よって攻撃はDF裏への意識、ワンタッチの早いパス回しが必要だったはずですが、どうしても大事に足元にいきたがる意識を払拭出来ず攻撃を停滞させてしまった気がします。試合後の菊池監督のコメントの苛立ちもその辺りにあったように思えます。

 

 絶望するほどの試合内容ではないのですが、なかなか勝ち点を取ることが出来ません。今季の残りはあと3試合。現メンバーでもう一度壁を乗り越えて欲しいと思います。