グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第34節 福島ユナイテッドFC vs グルージャ盛岡

 グルージャは12月3日に行われたJ3最終戦、アウェイでの福島ユナイテッド戦を1-3で落とし、2017シーズンを有終の美で飾る事は出来ませんでした。

 この敗戦により2017シーズンJ3のグルージャの戦績は、7勝8分15敗で勝ち点29の15位となりました。

 

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公式結果f:id:zenbuddhist:20171206080619j:plain

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フォーメーション

 福島は前節、YS横浜戦と全く同じスタメン。

 グルージャは畑本選手がベンチに入り、福田選手、守田選手がCB、森選手、鈴木選手がSBの4バック。CFに入った金選手はグルージャの選手としては今季最終戦で今季初先発。

 

試合内容

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 4分、左サイドからの樋口選手のミドルシュートは枠の左に外れました。

 9分、右サイド奥から小牟田選手がクロスを蹴りますが、福田選手に当たってこぼれたボールを志知選手が後ろから飛び込みシュート。しかしボールは森選手に当たって、ゴール外左にアウト。

 11分、左サイド奥からの差波選手のクロスはGK内藤選手がキャッチ。

 14分、右サイドで志知選手から受けた小牟田選手がドリブルでペナ内に入りクロス。土井選手が飛び込みパンチでクリア。しかしそのボールを田村選手が直接ヘディングシュート。しかしボールは僅かにクロスバーの上を通過。

 16分、左サイドから垣根選手がふわりとペナ内の裏にボールを出すと、追いかけた菅本選手に対し田村選手が足をかけて倒してしまいPK判定。PKは谷口選手ではなく金選手が蹴り、枠内右に決めてゴール。金選手はグルージャ最後の試合で今季初得点。1-0。

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 19分、右サイドからの垣根選手のFKは後ろの差波選手にパスし、差波選手がミドルを打つも大きく枠を外れました。

 22分、川上選手の左サイドからのFKは土井選手がパンチでクリア。こぼれを星選手が後ろに戻して橋本選手がミドルシュートするも大きく枠の外。

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 25分、田村選手が左サイドをドリブル突破し、フリーになっていた中央の二ウド選手にグラウンダークロス。しかし絶好のシュートチャンスでしたが、二ウド選手がミート出来ず、ボールは右へこぼれました。

 29分、橋本選手の右サイドからのFKにペナ内の岡田選手が頭で合わせましたが、ボールに勢いなく土井選手がキャッチ。

 34分、左サイドの田村選手からペナ内で受けた小牟田選手が守田選手、差波選手をかわしてシュート。しかしボールは枠の上。

 36分、自陣でのFKのロングボールを小牟田選手が頭でペナ内に落とし、追いついた田村選手が速いクロス。樋口選手が右足を合わせましたが、ボールはクロスバーに当たり跳ね返ってしまいました。

 39分、差波選手のミドルシュートは枠の上に外れました。

 40分、鈴木選手のミドルシュートは枠の右上に外れました。

 41分、右サイドで谷口選手がルーズボールを頭で金選手に渡し、金選手、菅本選手とワンタッチで繋ぎ、谷口選手がシュート。強いシュートでしたたが内藤選手がきっちりブロック。

 43分、ロングボールを右サイドで菅本選手が収め後ろに戻して、差波選手がクロス。ゴール左奥で谷口選手が折り返し垣根選手がシュートするも相手選手がブロック。こぼれを拾った森選手が左サイドからクロスを上げますが誰も反応出来ず、ボールはそのまま右へ。

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 45+1分、右サイドからのCKを志知選手が蹴ると、中央の岡田選手が頭で完璧に合わせたボールは一旦クロスバーに当たり跳ね返りましたが、星選手が押し込んでゴール。1-1。

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 前半終了、1-1。出だしは完全に福島ペースでしたが、PKでの得点以降は徐々にオープンな展開に。前半終了間際の失点はまたもセットプレー。

 

  後半開始。49分、星選手が小牟田選手とのワンツーからペナ内中央の裏に抜けてGKとの1対1。GK土井選手を右にかわしてシュートしましたがボールは枠外右に。

 51分、鈴木選手の右サイド奥からのクロスは中の味方に合わず左に流れますが、森選手が大外からミドルシュート。しかしボールは大きくゴール右に逸れました。

 60分、差波選手のロングボールを収めて右サイドをドリブル突破した鈴木選手が奥から折り返し、菅本選手が合わせましたがGK内藤選手がキャッチ。

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  60分、田村選手から左サイド裏へ出したボールを小牟田選手が収め、守田選手をペナ内でかわして中にボールを入れると、樋口選手が飛び込みますが直前で差波選手がクリア。

 61分、志知選手の右サイドCKは一旦跳ね返されますが、こぼれを拾った小牟田選手がミドルシュート。良いシュートでしたが土井選手が横っ飛びでナイスセーブ。

 67分、守田選手が縦に長いパスを入れると金選手が胸で落とし、差波選手がワンタッチで送り菅本選手がシュート。しかしボールは枠の右。

 68分、ペナ前のFKを差波選手が壁の下を通るグラウンダーのシュートで蹴りましたが、GK内藤選手がナイスセーブ。

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  79分、左サイドから前田選手がクロスを上げるとペナ内中央のアレックス選手がきれいにヘディングで合わせ、ボールは土井選手の手の先を抜けてゴール内右に決まりました。アレックス選手には福田選手と守田選手がはさむ形にはなっていたのですが…。これで福島ユナイテッドが勝ち越し1-2。

 83分、差波選手から右サイド裏にボールが入ると、追いついた鈴木選手が速いグラウンダークロスを相手GKとDFの間に入れますが味方には合わず、川上選手クリア。

 87分、土井選手からのロングフィードを中央で収めた谷村選手が鈴木選手にスルーパス。鈴木選手はペナ内で左足からシュートしますが岡田選手が体を投げ出しブロック。

 87分、CKのこぼれを拾った守田選手がふわりとしたクロスを上げると、ファーの谷村選手が頭で折り返し、中央の金選手がヘディングシュートしましたが、内藤選手がビッグセーブ。

 88分、左サイドでアレックス選手からボールを受けた鴨志田選手がグルージャDFの裏に絶妙なスルーパスオフサイドぎりぎりで走り込んだ星選手がGKと1対1を作り、GK土井選手をかわしてゴールに流し込みゴール。福島ユナイテッド駄目押しの3点目で1-3。

 90+2分、差波選手からの右サイドへのロングボールを鈴木選手が頭で落とし、金選手がペナ内に走り込み触りますが、ボールは枠を捉えず。

 90+4分、左サイドからのFKにアレックスが頭を合わせましたが、枠を大きく外れました。。

 試合終了。1-3で敗戦。

 

選手の評価

 MOMは 2得点をあげた星選手。SBの選手ですが、積極的な攻撃参加でグルージャ守備陣を最後まで苦しめました。

 得点には絡みませんでしたが、空中戦でグルージャの選手を圧倒した小牟田選手も非常に良いプレーを見せたと思います。

 グルージャのユニフォームを着た最後の試合となった、守田選手、金選手、森選手も悪くはありませんでしたが、勝利には貢献できず。しかしPKによる金選手の初得点シーンを見られたことは救われた気分になりました。

 

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総評

 基本的には福島ユナイテッドペースの試合でした。完敗と言って良いでしょう。

 前半のラッキーなPKによる先制点をあげたところまでは良かったのですが、ボールを握られ、セットプレーから再三ゴール前での空中戦を挑まれる苦しい展開。前半終了間際、遂に耐え切れず失点。79分にもクロスからのヘディングで失点して相手の勝ち越しを許すと、捨て身の人数をかけた攻撃に出ましたが 、やはり決めきれずカウンターでダメ押しの3失点目。今季何度も見たような光景…。

 この日の選手起用には文句はありませんが、途中交代で試合に出たアレックス選手、鴨志田選手がグルージャ守備陣の脅威となり、きっちり得点に絡んだ福島ユナイテッドに対し、谷村選手はともかくその他の2人の交代選手はあまり試合自体に絡めていなかったグルージャ…というチームの総合力を見せつけられたような気がしました。

 シーズン最終戦が、今季のグルージャの典型的な負け方をなぞるような試合となってしまったことは非常に残念です。

 来季のグルージャがどのような体制になるのか分かりませんが、2017シーズンの苦い経験を生かし、グルージャの進歩を感じさせてくれるシーズンになることを祈りつつ2017シーズンを見送りたいと思います。