いわきキャンプ トレーニングマッチ いわきFC vs グルージャ盛岡
本日はグルージャにとって今季初の対外試合となったいわきFCとのトレーニングマッチが、いわきFCフィールドで行われました。
その様子は、昨季行われたいわきFCとのトレーニングマッチ同様に有明放送局様によってLIVE配信され、私も自宅に居ながらにしてその恩恵に与らせていただきました。いわきFC様、有明放送局様、誠にありがとうございました。
本日はこの試合のざっくりとした印象だけ触れてみます。
【中継のお知らせ📢】
— 有明放送局 (@ariake_tv) 2018年2月2日
1/28(日)12:00 kick off#いわきFC vs #グルージャ盛岡
いわきFCフィールドよりライブ中継!
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14:00より「2018 いわきFC新体制発表」もライブ中継!
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試合結果(30分×3本)
フォーメーション
一本目
二本目
三本目
※選手の背番号はこの試合だけのものであり、2018シーズンの背番号ではありません。
<今季グルージャの印象>
この試合を見た印象としては、2016シーズンを彷彿させる縦に速く「繋ぐ」サッカー色が強くなったことが真っ先にあげられます(フォーメーションもこの日は全て4-4-2でしたし)。
グルージャの後ろからの「繋ぎ」に対し、いわきFCからはそこそこ厳しいプレスを掛けられていましたが、うまく剥がしてチャンスを作れた場面もあれば、非常に危なっかしい失点寸前の場面もありました。
試合の主導権はグルージャが握っている時間が多かったのですが、J3のチーム相手にこれがそのまま出来るのかは微妙なところでしょう。しかし足元の技術が高い若い選手が加入した2018シーズンのグルージャにおいて、このサッカーが今後どう発展していくのか期待感を持たせてくれる内容ではありました。
<選手の印象>
この試合で気になった選手をあげておきます。
山田陸選手
最も気になった選手は1得点をあげた山田選手。昨季の大宮アルディージャにおいて殆ど公式戦の出場が無かったこの19歳の選手のことを、私は正直、「才能はあるのだろうけれども、試合に出るまでには少なくとも半年位かかるのでは…」というイメージを持っていました。しかし…「大宮アルディージャユース史上最高の選手」とも言われている選手だけのことはありました。本日の試合を見た限りボールを持って前を向かせれば、パス、ドリブル、シュート万遍なく良い仕事を遂行する選手でした。もっとプレーを見てみたいと思わせた選手です。
嫁阪翔太選手
私の「CH起用では?」の予想に反し、嫁阪選手は左SBとして出場しました。やはり足元の技術の確かさは相変わらず。この試合では機を見て積極的に前に出て攻撃参加していました。
グルージャがここまで足元が上手い選手を左SBに置いたことは無いと思いますので、グルージャの左サイドからはこれまで見たことが無いような攻撃展開が生まれる予感がします。SB、CHどちらの起用となっても、今季のグルージャにとって嫁阪選手の活躍が不可欠であるという私の考えは変わりません。
太田賢吾選手
私にとってこの試合での一番の収穫は、上述した山田陸選手と太田賢吾選手が即戦力として使えそうだという期待を持たせてくれたことでした。合計50分足らずのプレー時間ではありましたがプロ初の対外試合において、一列前の谷村選手とも上手く連携を取り右SBとしての役割を手堅くこなしました。
パス技術があり体格が良く(181cm、72kg)運動量もあるとなると、昨季までの右SBの第一選択肢=鈴木達也選手のスタメンを奪いとる可能性も充分出てきたのではないでしょうか。鈴木選手とは高いレベルのポジション争いでお互いを高め合って欲しいと思います。
不出場選手
この日の試合に出場しなかったグルージャの選手は、福田選手、安楽選手、高柳選手、今関選手、藤沼選手の5名。
高柳選手は明らかにおかしな歩き方で移動し、別メニューでストレッチを行う姿が映されていたので、試合に出場出来るまでには少し時間がかかるでしょう。
他のメンバーの状況は分りませんが、もし怪我や病気であれば焦らず確実に治療してから復帰して頂きたいです。
まだキャンプも序盤ですし、ここからまた選手もチームも変化していくでしょう。
トレーニングマッチはその勝敗で一喜一憂する類のものではありませんが、とりあえずはグルージャがポジティブな印象を残す試合をしてくれたことに一安心し、今季に向けたモチベーションが湧いてきました。J3開幕までに一度は生の2018シーズンのグルージャを現地で確認してこようと思います。