グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチプレビュー J3リーグ第16節 グルージャ盛岡 vs FC琉球

 本日、ホームいわぎんスタジアムにてJ3リーグ第16節、FC琉球戦が行われます。現在3連勝中のグルージャにとって、上位争いを行うFC琉球とどこまで勝負が出来るのか、非常に興味深く楽しみな試合です。

 

過去対戦成績

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 グルージャとはJ3下位争いのライバルだったことが嘘のような快進撃を今季は続けているFC琉球。しかし過去4シーズンの成績では星ひとつグルージャが勝ち越しています。

 

直近公式戦試合結果

グルージャ盛岡(12位 勝ち点:17 5勝2分7敗 得点:17 失点:21)

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 リーグ4連敗の後、福島戦のスコアレスドローを挟んでまさかの3連勝。何が起こるかは分らないものです。3連勝は下位チームからの勝利でしたので今季優勝を狙うFC琉球との試合は、今後のグルージャの試金石となるはずです。

 

FC琉球(2位 勝ち点:25 7勝4分3敗 得点:26 失点:18)

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 前節の沼津との上位争いに勝利を収め、首位獲得まであと少しのFC琉球。低予算でこの成績を収めているのは本当にあっぱれ。尚、26得点はJ3ではトップの得点数。

 

予想フォーメーション

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 (この記事は試合当日13:00のメンバー発表以降に書かれています。)

 グルージャFC琉球ともに前節との先発メンバー変更は無し。

 恐らくフォーメーションも前節通り、グルージャ3-4-2-1、琉球4-1-4-1と思われます。

 

試合予想

 今季のJ3リーグ全体の傾向として、ポゼッション志向からカウンター志向への流れがあるように見えるのですが、FC琉球は今季も変わらずにポゼッション志向で攻撃的なチームのようです。

 データを見ても、パス数1位(565本)、ボール支配率1位(55.6%)、ゴール数1位(1.9)、シュート数1位(15.0本)、枠内シュート数2位(5.0本)、30mライン侵入回数1位(50.1回)など、非常に分りやすい。

 

 カウンター志向に移行した現在のグルージャとは、真逆のスタイルがぶつかり合う試合となります。グルージャのプレスがハマるのか、琉球のビルドアップがグルージャのプレスを剥がしてチャンスを多く作るのか、がこの試合の大きな見所となります。

 

 ざっと映像を見る限り琉球の攻撃は、SHが中に入ってハーフスペースからシュートやラストパス、SBが大外で追い越してクロス、が基本の形のようです。

 その点から見るとWBの菅本選手、白石選手には激しい運動量を求められる試合になると思います。WBがCB、CHの選手と連携して、CB横のスペースをどう埋めていくのかが大きなポイント。ここ3試合では概ね上手く出来ていましたが、FC琉球の多彩なパスワークにもグルージャの守備が付いていけるのか、非常に興味があります。

 

 播戸選手、富所選手、富樫選手、枝本選手と決定力が高い選手が琉球には揃っているので、バイタルエリアにおいて彼らにフリーで前を向かせることは避けなければいけません。前節同様、粘り強い守備を期待しています。

 

 グルージャにとって一番の敵は、試合開始時刻(15:00)にはピッチ内の気温は30℃を超えているであろう天候だと思います。

 現在のグルージャのスタイルは「ピッチに居る全選手が相手選手より多く走ってナンボ」のハイプレス、カウンタースタイル。今日予想されている猛暑の天候では、3連勝したここまでの試合(ギラヴァンツ北九州戦、長野パルセイロ戦、カターレ富山戦)のようには運動量を稼ぐことは出来ません。ましてや今日の相手は暑さに慣れているであろうFC琉球

 「行く」ところ「行かない」ところをはっきりさせ、90分トータルでのスタミナ配分の計算が求められます。交代選手の起用を含め、菊池監督の采配にも注目したいと思います。

 

 「優勝候補」のFC琉球に対しグルージャがどこまで立ち向かえるのか。前節のカターレ富山戦を観戦した私としては楽しみしかありません。

 今日の試合も、前節カターレ富山戦同様、試合終了のホイッスルと同時に選手が倒れ込んでしまうような、出し切る試合を期待しています。でも怪我だけは気を付けて下さい。

 日本代表にも負けない、見る者を感動させる試合を。今のグルージャなら出来る。