マッチプレビュー J3リーグ第17節 セレッソ大阪U-23 vs グルージャ盛岡
本日はアウェイのキンチョウスタジアムで、Jリーグ第17節セレッソ大阪U-23戦が行われます。大雨により開催が危ぶまれていましたが、予定通り開催されるようです。現地まで行かれているサポーターの方々はお疲れ様です。無事に帰ってきてください。
過去対戦成績
なぜかグルージャはU-23チームには1勝しかあげていないのですが(ガンバ大阪、FC東京、セレッソ大阪のU23チームとの対戦全14試合中1勝)、その唯一の勝利が2016シーズンにセレッソからあげた勝利。アディショナルタイムに鈴木一朗選手(現いわきFC)のシュートのこぼれを梅内選手が詰めてゴールし、劇的な1勝を上げています。
直近公式戦試合結果
セレッソ大阪U-23(8位 5勝6分4敗 得点20 失点16 勝ち点21)
今季ここまではオーバーエージ枠を殆ど使わず若手選手のみで闘うセレッソU-23ですが、五分の戦績でこの順位は立派と言えます。特に若いDF陣だけで失点16は凄いと思います。
グルージャ盛岡(12位 5勝2分8敗 得点18 失点25 勝ち点17)
前節では優勝争いをしているFC琉球を相手に完敗し、チーム新記録となる4連勝はならず。勢いは一段落してしまいましたが、4連敗していた頃と比べれば格段にましな内容でした。今節で再び勢いを取り戻すことが出来るのか。
予想フォーメーション
(この記事は出場メンバー発表の7日17:00以降に書いています。)
セレッソは前節からCBを瀬古選手から石尾選手に、CFを中島選手から安藤選手に変更。その他は前節と変わらず。
注目選手はチーム内得点王(現在5点)の米澤選手。米澤選手にはここ2シーズン続けてゴールを決められているので、今回は無失点でいきたいものです。
グルージャは両WBを菅本選手、白石選手から太田選手、鈴木選手(左右逆かもしれません)に、シャドウの一人を谷村選手から藤沼選手に変更。その他は前節と変わらず。
そして先日、水戸ホーリーホックから期限付き移籍で加入したばかりの小泉選手がベンチ入り。
試合予想
(この記事は出場メンバー発表の7日17:00以降に書いています。)
まず両WBの先発を太田選手、鈴木選手にするという菊池監督にしては大胆な選手起用にびっくり。
「右WBの白石選手がカットインしてペナ内のハーフスペースに侵入し、シュートまたはクロス」というのはグルージャの武器として非常に大きなものなので、それが無い(白石選手は今節ベンチにも入らずお休み)この試合では攻撃をどう組み立てていくのか。
太田選手、鈴木選手ともにWBとしての先発は今季初めて。2人とも運動量は間違いないですが、ペナ近くでの危険なプレーは白石選手、菅本選手には及ばない印象。それなりに武器は仕込まれているものと思いたいですが…。この2人が白石選手、菅本選手を食ってしまうような活躍が出来るのか、両WBの働きはこの試合の重要なポイントです。
前節の試合を見る限り、今節でも間違いなくスピードスター安楽選手はジョーカーとして使われるはずですので、どのタイミングで安楽選手を出してくるのかにも注目です。
申し訳ありませんが、今季のセレッソの試合も殆ど見られていないので、セレッソがどんなサッカーをしてくるか分っていません。昨季までは割とシンプルなサッカー=それほど繋がず縦に速く入れてくるサッカーをしていたような気がします。
フォーメーションのかみ合わせで言えば(4-4-2vs3-4-2-1)、グルージャは中盤で数的優位を作りたいところですが、今日のピッチコンディション(雨でボールが転がらない?)も考慮して、長いパスが多くなりあまり中盤を使えない展開になるかもしれません。
濡れたピッチでキャッチが困難となるミドルシュートもこの試合の鍵となりそう。セレッソ攻撃陣にバイタルエリア内でフリーで前を向かせない守備が求められます。
また悪コンディションのピッチでは、球際がいつも以上に大事になることは言うまでもありません。
前節の大敗からグルージャが何を学んでどのように立て直してくるのか、両WBの先発を代えたグルージャはどんなサッカーを見せてくれるのか、非常に楽しみです。
現地組には申し訳ありませんが、私は家でじっくりDAZN観戦するつもりです。現地組の方々はくれぐれもご安全に。