グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

天皇杯岩手県代表決定戦決勝 グルージャ盛岡 vs 岩手大学 に向けて

 8月21日、岩手県営運動公園陸上競技場にて、天皇杯全日本サッカー選手権大会岩手県代表決定戦である、岩手県サッカー選手権大会の決勝が開催されます。決勝カードはグルージャ盛岡vs岩手大学

 今回は岩手大学(以下岩大)の情報が少ないので、通常のプレビューは無しです。

 さて、この試合に対する一般的な予想は、「岩大相手ならグルージャの楽勝でしょ」といったところでは無いでしょうか。

 

 私は、決して油断出来ないと思っています。サッカーは運がかなり勝敗を左右するスポーツです。内容では圧倒しても、ほんの少しのミスで番狂わせを食らってしまう試合は、サッカーにおいて日常茶飯事と言えます。もちろん実力はグルージャのほうが上でしょうが、楽勝と言えるだけの実力差は、無いと考えたほうが良いでしょう。

 先日も天皇杯栃木県代表決定戦準決勝で、J3で首位を走る栃木SCが、関東リーグ1部のヴェルフェたかはら那須に敗退するという大波乱がありました。

 栃木SCの場合は8月7日にJ3第20節を戦い、4日後の11日にヴェルフェと戦うというハードスケジュールだったため、普段J3に出場していない選手を多く使わざるを得なかった、という事情があったようです。

 しかし控えと言えども、昨季までJ2にいた栃木SCプロ選手ですから、アマチュアのヴェルフェ(今季は関東リーグ1部で5位)の選手とは、明らかな格の違いはあったはず。それでも格下のチームが一丸となって必死にプレーすれば、時々このような番狂わせは起きてしまいます。

 栃木SCのサポーターであるおさるさんが、興味深い観戦記を書いています。栃木SCと同様に、格下といえる相手との大一番に臨むグルージャにとって、とても参考になります。

 おさるの栃木SC応援ブログ : 栃木トヨタカップ準決勝 ヴェルフェたかはら那須戦

 

 私は岩大の選手のことは全く知りませんが、岩大の選手たちもヴェルフェの選手たちと同じような必死さで、グルージャに向かってくることでしょう。岩大の選手がJリーグクラブのトップチームと公式戦で対戦することは、めったに無いこと…どころか最初で最後の機会かもしれません。大学リーグ戦は秋まで続きますが、特に4年生は「グルージャ戦が、サッカー競技人生最後の試合で良い」くらいの意気込みなのでは無いでしょうか。

 グルージャの選手には、よもや岩大を舐めてかかっている選手は居ないと思いますが、プロフェッショナルのプライドを持って、相手に失礼の無いよう手を抜くこと無く、全力で叩き潰して欲しいと思います。「絶対に勝つ!」という気持ち、「これがプロだ!」というプレーを見せて欲しいです。

 

 …と、ここまで煽っておいて言い出しにくいのですが…私は今回は現地観戦はお休みします(結局見ないのかよ!)。グルージャ岩手県代表となることを信じて、28日の天皇杯本戦1回戦で、グルージャの選手たちの勇姿が見られることを、楽しみに待ちたいと思います。