梅内和磨選手の今季シュート成功率 -目指せ得点王-
今回のブログタイトルは冗談ではありません。いたって真面目です。
今回は、先日のガイナーレ鳥取戦において2得点をあげ、アウェイから勝ち点1を持ち帰る原動力となった梅内選手について取り上げます。
先日の2得点で、梅内選手はJ3得点ランキングで2位に順位を上げました。これはグルージャサポーターとして踊っておくチャンス。このタイミングでしか踊れませんからね…。
いつも通りスタッツは全てFootball LABからです。
シーズン別梅内選手の成績
昨季までの梅内選手の成績
今までこのブログでは、梅内選手に対して若干厳しいことを言ってきた気がしますが、梅内選手のことを評価していなかった訳ではありません。
梅内選手の持ち味は豊富な運動量に加え、シュートを一つでも多く打とうというストライカーとしての積極性、そして怪我やコンディションを落とすことが少ない体の丈夫さ、といったところになるでしょう。更にここ最近は、相方である谷口選手の影響もあるのか、ボールを収める能力が向上してきたように感じています。
しかしこれまでの梅内選手の最大の問題点は、シュート成功率が極めて低いことでした。昨季のグルージャの試合を観戦している方の中には、絶好のゴールチャンスに梅内選手がシュートを決めきれず、天を仰いだ経験がある方が少なくないのではないでしょうか。
実際数字の上でも、昨季、梅内選手はシュートを外しまくっていました。
昨季J3で最も多くシュートを打ったのは、ゴールランキング3位の田中恵太選手(FC琉球、現水戸ホーリーホック)ですが、梅内選手のシュート数88本はそれに次ぐ数字でした。しかし梅内選手のあげた得点は僅か5得点、シュート成功率は5.7%と、J3において出場時間が長かった攻撃的選手の中では、断トツに低いシュート成功率を記録してしまいました。
昨季ゴールを決めあぐねていた梅内選手が、それでも試合に出場し続けられていたのは、神川前監督が明治大学出身者を贔屓していた訳ではもちろん無く、ゴール以外の貢献度の高さも踏まえた起用だったということでしょう。
今季の梅内選手の成績
今季の梅内選手は第6節終了時点で早くも4得点を上げ、シュート成功率もまさかの28.6%。これは今季前半のグルージャにおける大事件と言えるでしょう。そればかりか得点王を狙える位置にもつけており、グルージャサポーターとしては、妄想を広げずにはいられません。
今季のグルージャは現時点のチームスタッツとして、シュート数:2位、30mライン進入回数:1位、攻撃回数(パス、ドリブル、クロスの合計):1位であり、昨季からの攻撃的なスタイルは継続しています。相手ゴール近くでプレーする機会が多いほど、梅内選手がシュートを打つ機会も増えるはず。
フィジカルに優れボールを収められる谷口選手、俊敏なファンタジスタ岩渕選手と、それぞれ異なった持ち味でチームの得点に貢献する攻撃的選手が近いポジションでプレーしていることも、梅内選手のゴールを増やすには好都合。
これはひょっとするとひょっとしてしまう…のでは…。
今季の得点王争いの行方
気が早いですが、今季試合数(32試合)と過去のゴールランキングから見て、得点王ラインは18点~22点くらいと予想します。得点王候補の最有力は、やはり昨季の得点王である藤本選手(鹿児島ユナイテッドFC)でしょう。
参考までに2014、2015シーズンのゴールランキングも張っておきます。改めて過去のスタッツを見ると、2015シーズンの岸田選手(レノファ山口)が如何にとんでもなかったかが分かります。
梅内選手が大きな怪我をせず今の調子を維持出来れば、今季20得点位は充分に射程圏内。計算上では、今季31~32試合に先発出場し、1試合につき約3本シュートを打ち、そのうちの4~5本に1本ゴールを決めれば良いことになります。
そんなに簡単にいく訳はありませんが、現時点での可能性がそれなりにあるのは間違いありません。
今季の梅内選手に大きな期待を寄せて、サポーターの皆さんで梅内選手を応援していきましょう。