グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第18節 Y.S.C.C.横浜 vs グルージャ盛岡

 グルージャ4連勝ならず。

 残念ながらJ3第18節YSCC横浜戦はスコアレスドローに終わり、グルージャの連勝記録更新は成りませんでした。

 試合内容を見れば、グルージャが勝つべき試合だったと言えます。こういう試合できっちり勝ち点3をものに出来なければ、今後上位は狙えません。しかし、アウェイで負けなかったことも事実。今季序盤までのグルージャであれば、セットプレー1発で負けていておかしくない展開でした。グルージャのこれまでの成果と、引き続く課題が混ざり合った試合だったと言えるでしょう。

 

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 YSはフォーメーションは前節通りですが、左SBを西山選手、CFを宮尾選手に替えてきました。

 グルージャはCHに石井選手を初先発で起用。石井選手は神奈川県出身でジュニアから横浜FC育ちですから、ご家族やご友人も多数観戦に来ていたのではないでしょうか。昨季J2で4試合出場(4試合先発)しているので今更なのかもしれませんが、良かったですね。

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 YSは序盤から激しい球際で、グルージャに主導権を握らせませんでした。

 2分、宮尾選手がドリブルからペナに侵入してファーストシュートするも、GK土井康選手正面。

 14分、梅内選手がドリブルで相手ペナまで辿り着きますが、シュート直前で中西選手にうまく寄せられ、シュートさせて貰えず。

 17分、右から牛之濱選手がドリブルで相手ペナ前まで運び、谷口選手へパス。しかし谷口選手は、シュートをうまくミート出来ず。 

 31分、牛之濱選手がドリブルから谷口選手にスルーパス。谷口選手はペナ内1対1の状況で、思い切りシュートを撃ちましたが、GK守山選手がナイスセーブ。

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 32分、YSの攻撃。渡邉選手の右からのクロスに、吉田選手がヘディングシュートするも、枠は捉えられません。

 34分、中央から安楽選手がドリブルで抜け出し、シュート。これは決まったと思いきや、ボールは僅かにゴールの左外へ…無念。

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 36分、CKのこぼれ球を安楽選手がダイレクトボレーで撃ちましたが、枠内には収まらず。

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 40分、YSのCKを土井康選手が宗近選手と競りあいますが、パンチングして相手のヘディングを許しませんでした。

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 42分、YSのペナ近くからのFKを、大泉選手が裏に抜け出してヘディングシュートしましたが、枠には飛ばず。この場面は大いに失点の可能性がありました。この試合のグルージャ守備面での反省点だと思います。

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 45分、森選手がペナ外からシュート、GKキャッチ。

 前半は0-0で終了。ピンチらしいピンチは42分のFKからの大泉選手のヘディングのみでしたが、YSの激しい球際になかなかペースが掴めない前半でした。ちなみにこの試合も、神川監督の「球際逃げるな!」の声が再三ピッチ内に響いておりました。31分の谷口選手、34分の安楽選手の決定機は決めておきたかった。

 

 後半、48分、YSの攻撃。CKのこぼれ球をペナ内左から中西選手がシュートするも、森選手が足でブロック。

 56分、鈴木達選手がドリブルで持ち込みミドルシュートするも、枠に収まらず。

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 65分、途中出場の北原選手が右サイドからドリブル突破してクロスを上げますが、大泉選手のシュートはホームラン。

 67分、林選手からのパスを受けた谷口選手がペナ内でシュートもGK正面。比較的余裕がある状況だっただけに、もったいない…。

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 68分、鈴木達選手が右サイドをドリブル突破しクロスを入れますが、中央の谷口選手には合いません。

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 75分、牛之濱選手の右サイドからのクロスに梅内選手がうまく合わせましたが、GK守山選手のナイスセーブ。

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 84分、左からのCKに途中出場の垣根選手がヘディングするも、ボールはゴールに届かずクリアされます。

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 86分、右サイドでの鈴木達選手と牛之濱選手のパス交換から、牛之濱選手が突破してクロス。垣根選手がきれいに合わせますが、シュートはバー直撃。この後のこぼれ球の混戦からの安楽選手のシュートも宗近選手の必死のクリアに逢い、ゴールを割ることが出来ません。ここがこの試合の最大のヤマ場でした(すいません、写真うまく撮れてませんでした)。

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 87分、林選手のCKに守山選手がパンチングクリア、グルージャの選手は誰も触れず。

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 90+3分、右サイドから鈴木達選手がドリブル突破しクロス。牛之濱選手がワンタッチしたボールを垣根選手が左足ボレーシュートするも、ボールはゴール右に逸れました。

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 スコアレスドローで試合終了。後半も67分の谷口選手、75分の梅内選手、86分の垣根選手、安楽選手と決定機はあっただけに、ドローの結果には不満が残ります。

 どこかで1点でも決めていれば勝てた試合。攻撃陣には猛省して欲しいです。ここ数試合、谷口選手が少しお疲れモードに見えるのが、気になっています。安楽選手は好調を維持しているので、シュートさえ決めてくれればこの試合のMOMでしたが…。

 2試合連続無失点とした守備はまずまずでしたが、42分の相手FKからのピンチは、相手が上位チームであれば確実に決められてしまった場面だったと思います。こちらも反省しつつ、堅守のレベルを引き上げていって欲しいです。

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 この試合は石井選手だけでなく神川監督の地元での開催でもありましたし、明治大学関係者が多数来場していたようで、アウェイ側の応援はかなりの人数でした。

 前半は特にYSのプレスがきつく、なかなかチャンスを作れないストレスが溜まる展開でしたが、試合終盤は何回も決定機を作り会場を沸かせてくれました。エンターテインメントの面から見ても、グルージャは最低限の仕事はしてくれたように思います。

 

 しかし、心に引っ掛かることがどうしても一つ…。毎回毎回くどいのですが、言わせて下さい。この試合もグルージャの控え選手は5名(GK:笠原選手、DF:鈴木一選手、八角選手、MF:益子選手、垣根選手)でしたが、私の見る限り攻撃的と言える選手はゼロ。この日のように、なかなか相手守備を崩せないときこそ、攻撃面でリズムを変えられる齋藤選手や谷村選手が必要だったのでは無いでしょうか。7名枠フルに選手を連れてきているなら、彼らが居なくても諦めがつきますが、ベンチ枠が余っている以上、どうしても愚痴は言いたくなってしまいます。もっとも、私は最近のつなぎグラウンドの練習は見てませんし、「この日連れてきた選手が、勝利に最も近づける選択だった」と監督に言われれば、返す言葉は全くありません。

 結局のところ…、齋藤選手、谷村選手が、つなぎグラウンドで監督、コーチに有無を言わせぬ実力を見せつけて、試合に出てくればいいんです。早く這い上がってきて、試合でその勇姿をサポーターに見せて下さい。

 

 今節は勝てませんでしたが、アウェイで勝ち点1を持ち帰り、4試合負けなしということで、ポジティブに捉えていきましょう。次節の相手は今季最も酷い負け方をした、ガンバ大阪U-23です。ホームではきっちりあの時の借りを返し、悪夢を払拭しましょう。