2019シーズン いわてグルージャ盛岡 新加入選手【GK編】
1月15日には新加入選手記者会見、1月20日には新体制発表会、1月21日には2019シーズン始動が予定されている『新生』いわてグルージャ盛岡。
今季も例年通りトップチームから多くの選手が去って行き、多くの選手がやって来ました。Jリーグの中におけるグルージャというクラブの立ち位置上、この現象はある程度避けられないことではありますが、サポーターとしてこの時期はいつも複雑な気持ちにさせられます。
グルージャを去って行った選手に対しては、感謝の気持ちを持って送り出さなくてはなりません。同様に今オフに覚悟を持ってグルージャに来てくれた選手たちに対しては、このクラブで最大限に力を発揮できるように後押ししていかなくてはなりません。
『グルージャ戦記』は早速新たに加わった選手たちの顔と名前を一致させて、引き続きグルージャを応援していきます。
新加入選手の紹介、初回はゴールキーパー編です。
射庭康太朗選手
【リリース】
— いわてグルージャ盛岡【公式】 (@grulla_staff) 2018年12月22日
このたび、モンテディオ山形(J2)所属の射庭康太朗選手が2019シーズンより当クラブへ完全移籍での加入が決定しましたのでお知らせ致します。➡️ https://t.co/zVmcaF1d3u#グルージャ盛岡#一岩#繋 pic.twitter.com/gtlJSXkIwB
来歴
射庭康太朗選手は大阪府出身、大卒2年目のGK。
ガンバ大阪ジュニア、千里丘FCを経て高校時代はセレッソ大阪U-18に所属。セレッソU-18では丸岡満選手(セレッソ大阪)の同期にあたり、一学年上の南野拓実選手(ザルツブルク)とも一緒にプレーしています。
高校2年生時の2012シーズンに高円宮杯プレミアリーグWESTの7試合に先発出場して頭角を現し、この年にはセレッソ大阪トップチームの2種登録選手にもなりました(トップチームでの出場は無し)。
しかし翌2013シーズンのユース主要大会における出場試合はゼロ。セレッソ大阪のトップチームへ昇格することも出来なかったため、高校卒業後は京都産業大学でサッカーを続けることとなりました。
京産大では1年生時の2014シーズンから主力選手として活躍。このシーズンは正GKとして関西学生リーグの全ての試合(22試合)に先発出場しております。1年生の正GK奪取は快挙と言えます。
続く2015シーズンではリーグ戦17試合、2016シーズンではリーグ戦21試合、2017シーズンではリーグ戦全試合(22試合)に先発出場を果たし、大学時代の4年間は京産大の正GKの座を奪われることなく活躍を続けました。
京産大を卒業した2018年に、J2のモンテディオ山形にアマチュア契約で加入。しかし一年目は公式戦に一度もベンチ入りすることすらなく終了。2018年12月には、モンテディオを退団しグルージャへ完全移籍することが発表されました。
ポジション・選手特性
現時点では射庭選手のプレーを確認出来ないので、射庭選手がどんな選手なのかは分りません。2018シーズンの選手名鑑の自己評価には「自身の武器はシュートストップとコーチング」とありましたので、タイプ的には中島宏海選手に近いのでしょうか。
2018シーズンの№2又は№3GKであった中島宏海選手の動向が未だに発表されていませんが、今のところ2019シーズンのグルージャのGKは土井康平選手、笠原淳選手、射庭選手の3名体制。普通に考えれば1番手は土井選手。2番手を笠原選手と射庭選手が争う形になると予想されます。
土井選手を押しのけ公式戦に先発出場することは高いハードルであるため、まずはチーム内で2番手GKとして認められ、公式戦ベンチ入りを重ねることが射庭選手の直近の目標となります。
射庭選手、グルージャにようこそ。高いレベルのチーム内競争の末に射庭選手がプロ公式戦出場を果たし、グルージャの勝利に貢献してくれることを願っております。