グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチレビュー J3リーグ第5節 AC長野パルセイロ vs いわてグルージャ盛岡

 4月6日に行われたJ3第5節、長野パルセイロ戦に2-1で勝利したグルージャは、成績を3勝2敗として順位を5位まで上げました。

 

公式結果

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フォーメーション

 パルセイロは前節から2人交代。左WBを内田選手に代えて妹尾選手に、ボランチは山田陸選手と岩沼選手に、シャドウを木村選手に代えて東選手と三上選手にした3-4-2-1。

 グルージャはシャドウを薮内選手から谷口選手に代えた3-4-2-1。

 

試合内容

 試合開始。強い風向きはパルセイロが追い風。1分、相手陣内での有永選手のFKは菊池選手が頭で跳ね返し吉田選手が大きくクリア。

 4分、左サイドのは有永選手のクロスはファーで鈴木選手がヘディングクリア。

 4分、左サイドからの池田選手のロングスローはゴール前に落ちますが、内野選手が相手を引き倒してファウル。

 6分、左サイドからの池田選手のロングスローはゴール前の密集にこぼれますが、麦倉選手が大きくクリア。

 8分、左サイドからのスローインを菊池選手が頭で擦らして相手DF裏へ運ぶと、谷口選手が反応してヘディングしたところで池田選手と交錯。池田選手のファウルでグルージャFK獲得。

 10分、相手陣内左サイドからの麦倉選手のFKにファーの木下選手が頭を合わせると、ボールはGK小澤選手の横を抜けてゴール内へ転がりました。グルージャ先制で1-0。

 

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 11分、相手ロングボールをヘディングに行った深井選手を竹下選手が倒して竹下選手にイエローカード

 12分、左サイドの有永選手のクロスは吉田選手がヘディングクリア。

 13分、右サイドからの岩沼選手のCKはニアで菊池選手がクリア。

 16分、山田選手のヘディングを三上選手が相手DF裏へフリック。竹下選手が抜け出しGKと1対1でしたが、GK土井選手が前に出てブロックしシュートはさせず。鈴木選手が大きくクリア。

 18分、左サイドの妹尾選手がドリブルからクロスを入れるも土井選手がパンチでクリア。

 19分、右サイドからの岩沼選手のCKは池田選手が下がりながら頭を合わせに行ったボールが福田選手の肩に当たり枠内に飛びましたが、土井選手がジャンプしてセーブ。

 19分、左サイドからの岩沼選手のCKは福田選手がクリア。

 20分、左サイドからの岩沼選手のCKはやや後方の中央で池田選手がゴール方向へヘディング。浦上選手がゴールへ押し込もうとしますが触れず、福田選手がクリア。クリアボールを拾った谷口選手がドリブルでカウンター攻撃を仕掛けますが、池田選手が後ろから掴んで行かせず、池田選手へイエローカード

 23分、中央でボールを収めた菊池選手が左サイドの裏へパス。谷口選手が収めてペナ内左でシュートを打ちますが枠を捉えず。

 27分、左サイドで梅内選手からパスを受けた鈴木選手が左足でクロス。ファーで菊池選手がヘディングシュートしましたが、ボールはゴール外右に逸れました。

 29分、左サイドの妹尾選手がドリブルからシュートするもボールはゴール外右へ。

 30分、右サイドからの有永選手のCKは福田選手がヘディングクリア。

 31分、左サイドからの岩沼選手のCKは中央の池田選手がヘディングしましたが、バウンドしたボールを土井選手がキャッチ。

 33分、相手陣内右サイドからの麦倉選手のFKは一旦跳ね返されますが、ファーの谷口選手がこぼれを拾って左足からの速いクロス。ファーでまたも木下選手が頭をきれいに合わせゴールに突き刺しました。2-0。

 35分、右サイドからの有永選手のCKは中央で内野選手がきれいに頭を合わせましたが、ボールは僅かにゴールの左に逸れました。

 41分、ペナ内左で収めた谷口選手が大外から走り込んできた梅内選手へスルーパス。梅内選手がフリーでシュートしますが、GK小澤選手がファインセーブ。

 45+1分、右サイドからの岩沼選手のCKは中央で木下選手がクリア。

 前半終了。グルージャが少ないチャンスをモノにして2点リード。

 

 後半開始。47分、右サイドからの有永選手のCKは中央で木下選手がクリア。

 50分、右サイドの有永選手がドリブルからクロスを入れると、東選手がファーで落として中央に走り込んだ三上選手がシュートを狙いましたが空振り。こぼれを深井選手がクリアにいきますがボールは真上に上がり、土井選手が再びクリア。

 51分、左サイドからの岩沼選手のCKは鈴木選手がクリア。

 51分、左サイドの岩沼選手のクロスにニアで竹下選手が右足を合わせましたが枠を捉えず。

 55分、相手陣内からの麦倉選手のFKはファーで内野選手がヘディングクリア。

 56分、左サイドからの麦倉選手のCKはこぼれを東選手がクリア。

 57分、右サイドの有永選手の裏へのスルーパスを妹尾選手が収めてクロス。木下選手が一旦ブロックしましたが、こぼれをペナ内右から三上選手がシュートしてゴール。これはサイドに釣り出されてスペースを作ってしまったグルージャにとっては反省すべき失点。パルセイロが1点返して2-1。

 62分、中央からの東選手のミドルシュートは枠を捉えず。

 66分、相手陣内左サイドからのFKは有永選手がグラウンダーで横に繋げて、中央から東選手がシュート。しかし嫁阪選手がブロック。

 69分、グルージャの選手交代。梅内選手に代えて櫛田選手投入。櫛田選手がボランチに入り、嫁阪選手がシャドウへ。

 70分、嫁阪選手がドリブル突破を試みるもペナ内で池田選手がスライディングクリア。

 71分、右サイドからの麦倉選手のCKをファーで嫁阪選手が折り返しますが味方選手には合わず。

 75分、山田選手の裏へのスルーパスが左サイドの東選手に通り、クロスを放つも福田選手がブロック。

 76分、左サイドの岩沼選手のアーリークロスは木下選手がヘディングクリア。

 76分、左サイドの妹尾選手のクロスは福田選手がヘディングクリア。

 78分、相手陣内左サイドからの岩沼選手のFKは木下選手がクリア。こぼれを拾った流れから左サイドの岩沼選手がクロス。ゴール前中央に飛び込んだ池田選手がヘディングシュートしましたが、ボールはゴール外右に逸れました。

 79分、左サイド裏への妹尾選手のロングパスにラインぎりぎりで追いついた東選手がクロスを入れるも、土井選手が直接キャッチ。

 80分、岩沼選手のミドルシュートは枠を捉えず。

 80分、パルセイロの選手交代。浦上選手に代えて遠藤選手、竹下選手に代えて大城選手の2枚代え。遠藤選手が右CB、内野選手が中央CB、大城選手がCFに。

 81分、グルージャの選手交代。麦倉選手に代えて菅本選手投入。菅本選手がそのまま左WBへ。

 84分、グルージャの選手交代。嫁阪選手に代えて宮市選手投入。宮市選手がそのままシャドウへ。

 84分、右サイドの有永選手のクロスはファーで鈴木選手がヘディングクリア。

 87分、左サイドからの岩沼選手のCKはファーで内野選手が頭で落としましたが、大城選手のハンド判定。

 88分、左サイドから東選手がドリブルで吉田選手と鈴木選手をかわしてシュート。ボールはクロスバーにあたりファーへ跳ね返りました。

 89分、右サイドからの岩沼選手のCKをファーで内野選手が頭を合わせましたが、相手選手に当たりこぼれます。拾った流れから再び岩沼選手がクロスを入れるも、木下選手がクリア。

 90分、右サイドの吉田選手のクロスは有永選手がヘディングクリア。

  試合終了。2-1でグルージャの勝利。

選手の評価

 MOMは当然、ヘディングで2得点を上げた木下選手。木下選手はプロキャリアの7年間での得点は2014シーズン、J3リーグにおけるU-22選抜チームであげた2ゴールのみだったので、この1試合だけで同じ数の得点をあげてしまいました。開幕後やや不安定だった守備面でも試合を重ねて安定感が出てきましたし、今後も活躍が期待出来そうです。

 

 この試合でもパルセイロのの高い壁となった土井選手。失点はGKにとってノーチャンスだったので、ほぼノーミスの内容言って良いでしょう。16分、18分、19分のセービングはさすがでした。好調なセービング以外で今季目につくのが、風が強い状況での低い弾道のフィードの正確性が増したことです。ベテランと呼ばれる年齢(30歳)となっても進化を続ける土井選手には脱帽です。

 

 パルセイロで印象に残ったのは山田陸選手。クレバーかつ正確な球さばきに加え、グルージャ在籍時の昨季より力強さが増したプレーぶりは感慨深いものがありました。

 

総評

 試合はグルージャが勝利しましたが、今季5戦した中で最も反省点の多い試合では無かったでしょうか。

 失点は1に抑えたものの今季初めてきれいに崩されて相手に与えた失点でしたし、特に後半はボールを相手に持たせ過ぎで、いつアクシデント的な失点を喫しても仕方がない内容だったと思います。

 苦しい時間帯でのプレスに行くところ・リトトリートするところの判断や、選手間の距離感、サイドに釣り出された場合のカバーリングなど、もう一度チーム内での意思統一を図り、次節に臨んで欲しいです。

 

 何はともあれ、この勝利で3勝2敗と勝ち越して順位も5位となりました。今季のグルージャは、良くない内容でも勝ちきれる大人のチームになりつつあります。

 このままのペースなら目標の「勝ち点50」は難なく到達出来そうですが、そう簡単にはいかないでしょう。

 勝利に胡坐をかかず更に精進して、過去最高のグルージャを見せてくれることを願っています。