グルージャ戦記

Jリーグのフットボールクラブである、いわてグルージャ盛岡について妄想を垂れ流すブログ(非公式)

マッチプレビュー 天皇杯2回戦 柏レイソル vs いわてグルージャ盛岡

 本日、7月3日は天皇杯2回戦が全国各地で行われます。

 グルージャも1回戦を何とか勝ち抜けたので、三協フロンテア柏スタジアムにて、普段のリーグ戦では戦うことの出来ないビッグクラブである柏レイソルと、2回戦を戦います。

 

  『思い出で終わる気はない。』

http://grulla-morioka.jp/tab01_game/190629news『思い出で終わる気はない。』_002/

 非常に良いキャッチコピーだと思います。決して状態が良いとは言えない現在のグルージャではありますが、選手にはこの言葉をピッチ上で表現してもらい、ぜひともジャイアントキリングを達成して欲しいものです。

 

過去対戦成績

 グルージャ柏レイソルは初対戦。非公式のトレーニングマッチにおいても、これまで一度も対戦は無かったのではないでしょうか。

 度々紹介していますがグルージャ鈴木達也選手、麦倉捺木選手は柏レイソルユース出身者。

 またレイソルネルシーニョ監督は、グルージャ菊池利三監督が最も影響を受けた監督(ヴェルディ時代の師弟関係)と公言する存在でもあります。

 

柏レイソル(J2リーグ:5位 9勝7分4敗 勝ち点:34 得点:18 失点:12)

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 リーグ戦2連勝でようやく沈滞ムードを吹き飛ばし、J1昇格に向けJ2上位チームをロックオンしたレイソル。J3の下位チームなぞ軽く吹き飛ばし、次節のJ2上位対決(ヴァンフォーレ甲府戦)に繋げたいところでしょう。

 失点12はリーグ最少失点ですが、得点18はJ1昇格を狙うチームとしては物足りない数字。

 

いわてグルージャ盛岡(J3リーグ:14位 5勝1分7敗 勝ち点:16 得点:15 失点:19)

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 リーグ戦2連敗かつ大量失点が続き、なかなか浮上のきっかけが掴めないグルージャ。リーグ順位も14位まで落ち、最下位との勝ち点差は3と「いつもの場所」に収まりつつあります。

 天皇杯がリーグ戦浮上のきっかけとなってくれれば良いのですが。

 

予想フォーメーション

 この試合の最大のポイントは、レイソルがどこまで「本気」のメンバーを組んでくるか、にあります。

 レイソルの試合日程を見ると、

 6月29日(土) J2第20節 vs モンテディオ山形 アウェイ

 7月3日(水)  天皇杯2回戦 vs いわてグルージャ盛岡 ホーム

 7月7日(日)  J2第21節 vs ヴァンフォーレ甲府 ホーム

天皇杯2回戦の前後のリーグ戦はJ2上位との直接対決が組まれており、レイソルとしては出来ればグルージャとの試合はターンオーバーさせたいところなのですが…。

 レイソルは代表招集と出場停止と怪我人が重なり、実質1.5~2軍メンバーと言える選手で戦ったJ2第17節愛媛FC戦(6月9日)を惨憺たる内容で敗北しており(スコア:1-3)、この時のトラウマによりグルージャ戦はそれほどメンバーを落としてこないのでは、との予想も成り立ちます。

 ということで、若干の希望的観測も入ったグルージャ戦記の先発予想がこちら。

 

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 レイソルにはこれくらい落としたメンバーで来てくれないと、グルージャは勝負にならないでしょう。レイソルの4バックはまず間違いないでしょうが、どこまで主力を投入するかは全く分かりません。本来なら攻撃陣の主力である瀬川選手、江坂選手、クリスチアーノ選手は休ませたいところでしょうが。

 尚、レイソルの怪獣系CF、オルンガ選手はアフリカネイションズカップへ出場中(ケニア代表)のため、グルージャ戦には出場出来ません。これだけでもグルージャにとってはラッキーではあります。

 

 グルージャのフォーメーションはいつもの3-4-2-1。先発は29日のギラヴァンツ北九州戦から、右CBを米原選手から木下選手に、CHを石井選手から吉田選手に、右WBを廣田選手から鈴木選手に、左WBを麦倉選手から菅本選手に入れ替えて予想してみました。

 グルージャは左WBの先発に麦倉選手を起用しにくいでしょう。麦倉選手のCK・FKはグルージャの貴重な得点源ではある(アシスト数はJ3トップの「6」)のですが…。レイソルの右サイドにクリスティアーノ選手、小池選手で来られると、守備の弱い麦倉選手が大量失点の原因となりそうで非常に悩ましいところ。

 

試合予想

 レイソルのフォーメーションはシーズン前半戦は3バックも多用していましたが、ここに来て4-4-2に落ち着きました。

 高い確率でボールを収められるクリスティアーノ選手に通してクロス、若しくは自身が切れ込んでシュートのサイド攻撃の印象が強いですが、センターからも細かく繋ぐ攻撃が出来、オールラウンドに何でもやってくるレイソルグルージャは少なくとも2失点は覚悟しなければならないでしょう。

 グルージャが勝つとすれば、セットプレーからの得点とオープンでぐちゃぐちゃな展開の殴り合いに持っていくこと、プラス運でしょうか。谷口選手や鈴木選手、菅本選手のスピードに期待しましょう。

 前節のギラヴァンツ北九州戦で散見された不用意なファウル(イエローカード含む)を慎みたいのは言うまでもありません。

 

 前々節のヴァンラーレ八戸戦、先日のギラヴァンツ北九州戦を見る限り、非常に申し訳ないのですがグルージャが勝利するイメージが湧いてきません。

 まあ仮に完敗したとしても、今後のリーグ戦における浮上のきっかけとなる何かを持ち帰ってきて欲しいと思います。

 繰り返しになりますがグルージャの選手たちには

  『思い出で終わる気はない。』

 をピッチ上で思い切り表現して欲しいと思います。

 失うものは何もない!VAMOS、グルージャ