マッチプレビュー Ｊ３リーグ第３２節 グルージャ盛岡 vs セレッソ大阪Ｕ－２３

  本日１１月１８日、グルージャ盛岡の今季ホーム最終戦がいわぎんスタジアムで行われます。若い力でクラブの歴史に新たな１ページを刻んだ２０１８シーズンのグルージャの姿を、悔いのないように目に焼き付けましょう。

  ホーム最終戦の相手は、シーズン終盤にきて絶好調のセレッソ大阪U-23です。

過去対戦成績

　過去３シーズンでセレッソU-23とは五分の戦績。前回の７月の対戦ではラッキーなＰＫでのゴールでグルージャが先制し、何とか逃げ切った試合でした。

直近公式戦試合結果

グルージャ盛岡（１３位　１０勝４分１６敗　勝ち点：３４　得点：３８

失点：５５）

　前節ＹＳ横浜戦をノーガードの殴り合いの展開で勝利したグルージャ。守備面の課題は改善されたとは言い難いですが、ようやく嫁阪選手がチームにフィットして新たな攻撃パターンが見られたことが光明。

セレッソ大阪Ｕ－２３（７位　１２勝７分１０敗　勝ち点：４３　得点：４４　　　　失点：３３）

　前節のセレッソは、優勝を決めターンオーバーのメンバーで臨んだＦＣ琉球に大勝。第２３節以降の８試合を６勝１分１敗と驚異的な戦績で、順位を７位にまであげてきました。ＣＦの米澤選手と中島選手は絶好調のようで、米澤選手はここ２試合で５得点と嘘のようなペースでゴールを稼いでいます。

予想フォーメーション

　グルージャは前節休んだ宮市選手をＣＦで予想。他は前節と同じスタメン予想。宮市選手が怪我で不可なら、CF藤沼選手、シャドー谷口選手or陳選手か。

　セレッソはＣＢの森下選手が累積警告で出場停止のため、ＣＢの片側は石尾選手のスタメンで予想。ほかは前節と同じスタメン予想。

試合予想

  ７月の対戦はグルージャのシュート総数が「５」だったことを考えれば、非常にラッキーな勝利だったと言えます。今Ｊ３で最も勢いがあるセレッソに対し前回のようには上手くいかないとは思いますが、失点数４位と守備が堅いセレッソにおけるＤFリーダーの森下選手の不在は、グルージャにとっては良いハンディを付けて貰った格好です。

　セレッソU-23はガンバU-23やFC東京U-23とは違い、パス数は少な目で比較的ロングボールを多用し、シンプルにゴールを目指してくるチーム。両ＳＨの山根選手や斧澤選手が深い位置でロングボールを収め、フリーでクロスを上げてくる場面が多くなると、グルージャにとってはきつい試合になるでしょう。

　映像を見る限りセレッソの選手はとにかくシュートが上手い印象。データは見てませんが「枠内シュート率」はリーグ１位なのではないでしょうか。米澤選手と中島選手にはゴール前、絶対にフリーで前を向かせてはいけません。前節のYS横浜戦では辻選手にしてやられたグルージャDFですが、今節はビシッと抑えてほしいですね。特に現役引退を表明し、この試合が最後のいわスタでの試合となる田中舜選手には、セレッソFW陣を黙らせる活躍を期待しています。

　泣いても笑っても今季はこの試合含め残り２試合。田中舜選手のほかにも、いわぎんスタジアムでの見納めとなる選手は何人も出てくるものと予想されます。

　感謝の気持ちを持ちつつ、いわスタでの最後の２０１８グルージャを見届けたいと思います。ＶＡＭＯＳ、グルージャ。